人間科学研究科 人間科学専攻 修士課程(2020年度入学生)
目的
人間科学研究科は、「人間科学」という広い枠組みのなかで、臨床心理、臨床死生学、教育、家庭、社会、子ども、発育発達、看護、介護、生命倫理、障害といったさまざまなテーマを学ぶことができます。人間が教育を通して育つ存在であること、人間が生や死を通して存在を確立すること、その根本的な視点に立ち返りながら、現代社会に資する知見を身につけることができます。それにより、教育、医療、社会福祉、幼稚園・保育園等の職業領域において今日の諸問題に対応できる高度専門職業人の育成を目的としています。
カリキュラムの特徴
- 人間科学領域は、社会・社会福祉学や宗教学の科目を取り入れた教育学と死生学の2分野に再編。死生学分野では、臨床死生学として生命倫理学、死生観、ターミナルケア、グリーフケア、スピリチュアルケア等の研究教育実践活動を死生学研究所と共に行っている。臨床心理学領域は、2年間を通して外部施設での実習を行い、公認心理師及び臨床心理士を養成する。幼児教育コースと発育・発達学を統合させた幼児教育・発達臨床学領域は、保育者養成に長い歴史を持つ東洋英和女学院のキリスト教精神を基盤とする「幼児教育の理論と実践研究」と現代的問題としての「子どもの発達臨床的問題の探求」の二本柱から構成されている。本大学院は共学で、臨床心理学領域の一部を除き、土曜・平日夜間開講や長期履修制度の体制も整っている。
- 人間科学領域各分野における教育と研究
- 臨床心理学領域における教育と研究
- 幼児教育・発達臨床学領域における教育と研究
募集対象
人間科学研究科は、大学を卒業後、医療、社会福祉、教育、宗教、臨床心理職、幼稚園、保育園その他の職業に従事している社会人及び大学新卒者を主な対象者としています。短大卒等、大学を卒業していない方も事前の出願資格審査で、受験資格を得られる制度があります。詳しくは、大学院事務室にお問い合わせください。
修了後の進路
社会人学生の大部分は、人間科学研究科修了後、高度の専門的学際的知識と問題解決能力をもって各自の職場で活躍しています。学部卒業後入学した学生は、修了後、医療機関、社会福祉施設、教育機関、公的機関、幼稚園、保育園等の現場で働くことが期待されます。