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人間科学研究科(人間科学専攻 修士課程)

匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2024年3月修了生)

 10年近く人事の仕事をしている中で、うつ病や双極性障害を発症する社員が増えてきており、なぜ発症するのか、どう対処したら良いのかを正しく学びたいと思ったのがきっかけでした。その後、自社で制作している番組の出演者が急逝したことがあり、その際に心理士の先生のグリーフケアで関係者全員が日常生活に戻れた様子を間近で見、受験を決意しました。月曜日から金曜日まで、正社員として会社に勤務しながら大学院にも通っていました。M1の頃は平日は会社で勤務した後(8時〜9時始業・18時終業)、18時半から21時半まで大学院で授業。土曜日の夕方まで授業を受けた後、土曜日の夜と日曜日で課題に取り掛かりました。M1後期からは木曜日のみ川崎病院の実習にも参加。M2になってからは授業は受講せず、実習、ゼミ、修論がメイン。月曜日に第二実習先の築地サイトウクリニック、木曜日に引き続き川崎病院の実習に参加。実習後は仕事へ戻っていました。授業がなくなったため、平日は大体8時・9時頃から21時・22時頃まで仕事をしていました。土日で実習記録ノートや修論に取り組みました。
 研究テーマは「成人後期から中年前期における生きがい・働きがいに関する研究」でした。自身が研究対象の年齢であり、かつ、身近でも働き方や生き方を再検討する人が多くいたためです。何よりも、先生方が熱心にご指導してくださったり、同級生はじめ学生も人格があり魅力的な人が多かったことがとても良かったです。また、実習先が豊富であること、実習先の先生も医師としてもとても優秀で尊敬できる方ばかりで、本当に多くのことを学ばせていただきました。該当年齢のクライエントさんにお会いした際、クライエントさんへの見立ての知見を深めるために生かしたいと思います。大学院生活は想像以上にハードでしたが、この2年間で臨床の知見や見立て力など多くのことを身につけることができました。実習をはじめ、カリキュラムも充実しており、臨床領域を学ぶにはとても良い大学院だと思います。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2024年3月修了生)

 心理学部を卒業後、サービス業に就きました。いろいろなお客様と出会い、悩みなど相談をうけることが多々ありました。知識をもってこころに寄り添っていきたいと思い、社会人で他分野からも受けることが可能なことを知り、受験したいと思いました。M1では、平日は午前中に課題をおこない、夜から授業がありました。土曜日は午前~夕方まで授業がありました。後期から週1で外部実習がありました。M2では、平日の午前中に課題や修士論文研究をおこない、夜から授業がありました。M2になると週2で外部実習があり、また複数、学内実習としてケース担当をもちました。
 大学院ではレジリエンスの研究をおこないました。選んだ理由は、辛い場面が起きたときに人によって回復速度や求める声かけが異なることを感じ、その人にあわせた対応が必要ではないかと考えるようになり、レジリエンスに関心を抱くようになりました。
 社会人の方がいたので、困ったときに相談したり、話しやすい環境でした。また入学後は時間が経つにつれて、年齢関係なく、様々な年齢の方や他領域の方と話せるようになり、いろいろな方に出会えたことがとても良かった点だと思います。久しぶりの学生生活で心理系の領域とは異なる仕事をしていたので、初めは緊張だったり、授業についていけるか不安が強かったのですが、沢山の方々にサポート頂いたお陰で、様々な経験を通し、自分を振り返ったり、物事について自分なりに考えることができ、充実した生活を送れました。今後はその人なりのレジリエンスを大切に、支援していけたらと思います。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2024年3月修了生)

 数年、会社勤めをしたが、心理職への志向が消えなかったため。また、学費のめどがついたため受験を決意しました。学費が比較的抑えられる点、社会人にとっては教育訓練給付金が対象となる点が大きかったです。また、立地も良く通いやすいことから、授業がない日でもこまめに通学できました。親子関係に興味があったため、青年期の居場所と親子関係について研究しました。学問的にも、さまざまな臨床家の先生がいることで安心して臨床の実習を行えることがありがたかったです。警備員さんをはじめ、職員のみなさんが温かかったです。
 公認心理師・臨床心理士資格取得のためアルバイトは週1~2。外部SVの費用を捻出するために行っていました。学外実習は週2で1日8時間、学内実習は週1~2で1回1時間弱ですが、その後に記録作成があります。授業はM2の時はゼミを含めて週2。土日のまとまった時間で修論を進めていました。 日々の仕事で活かしていきたいと思います。入学するまでも、入学してからも、しんどいことはたくさんありましたが、楽しくて充実した2年間でした。皆様に良いご縁が訪れるように応援しています。

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匿名(人間科学研究科幼児教育・発達臨床学領域 2024年3月修了生)

 幼児教育の場に身をおいてだいぶ時間が立つ中で、改めて自身の実践を振り返り、新たな学びの機会を得たいと思いました。また、職場の実践で行っていることを、理論的に学び直し、実践の観察記録から新たな知見を得たいと思い、大学院進学を決意しました。素晴らしい先生方や、志を同じくする同期の院生仲間との出会いが1番の宝物となりました。コロナの自粛の残る期間に入学しましたので、当初からオンライン授業のオプションもあることを期待していました。また、入学直後に家族の病気が分かり、看病と介護で研究が続けられないかも、と考えた時期がありました。その際、入学当初の半期は対面授業のみだったので、仕事や生活の調整で苦心しました。平日は仕事が終わり次第、電車に乗り週2日ないしは3日通学し、発表などがある日は早めに大学院に向かい、準備等を行いました。論文指導で、指導教授からズームにてご指導いただく時間として平日の夕方を使うこともありました。土曜日はほぼ2限の授業があったため、ほぼ終日大学院で過ごしていました。日曜日は課題や読書に使ったり、修論提出前は、終日執筆等に費やしました。
 修了後は大学院で得た知見を現場への実践に活かしていきたいです。また縦断的に観察研究をしていきたい思いもありますので、現在の職場に勤めながら、なんらかの形で研究を続けられたらと思っています。
 お仕事やご家庭との両立は確かに大変な時期もあるので、受験を戸惑われることもあるかもしれません。しかし、社会人であることを理解してくださる先生方や事務室の皆様があたたかく支援してくださったので、私は修論を仕上げ卒業を迎えることができました。また、同じ領域で働く仲間との出会いは、何よりも貴重なものでした。普段は見聞きすることができない、他の職場の様子等をシェアし合うことでお互いに刺激を受けることができました。そして、一つの研究という形に仕上げることができたことは、社会人として、学生だけの頃とはまた違う達成感と喜びを得ることができました。英和のお仲間と先生方との出会いは素晴らしいものですので、ぜひ、1人でも多くの方に大学院の扉を叩いていただきたいと思います。

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匿名(人間科学研究科幼児教育・発達臨床学領域 2024年3月修了生)

 社会人養成型の大学院で仕事との両立が可能と判断したこと、学びたい分野が設置されていたこと、立地面などを鑑みて受験を決意しました。現職においての知識のアップデートを図るとともに、実践に活かすことができる分野であったため本大学院を選びました。
 平日は仕事と、週に数回の夜間授業と土曜日の授業を組んでいました。休みの日に、課題や研究を進めていくことが多かったです。教授や仲間などの人との出会い、奥深い学問との出会いなどはかけがえのないものだったと感謝しております。また、事務室の迅速な対応もあり学院全体の雰囲気がとても心地が良かったです。
 入学する前は仕事との両立は不安でしたが、何とかなると思います。研究は大変でしたが、充実した有意義な日々を送れたと実感しています。

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匿名(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2024年3月修了生)

 実父を自宅で看取ったことを機会に、かねてから関心のあった死生学を学びたい、学ぶなら今だと思い大学院進学を決意しました。10年以上前に、上智大学でデーケン神父の講義を参加し、死についての捉え方がこうも変わるのだと驚き、ワクワクしました。死生学を学べる大学院を探した際、現職が保育士でもあるため、幼児教育と死生学の両方の講義を受講できる、本学の人間科学研究科を選びました。特に、入学前に期待していたとおり、研究領域の死生学以外に、本職の保育と教育についても語り合える仲間に出会えたことは本当に楽しかったです。大学院修了後は、現職の保育現場以外に、介護や高齢者コミュニティーの現場に参加し、研究した「死についての対話」を広めていくことにチャレンジしたいなと考えています。
 正規職員で勤務をパートタイムに切り替えました。M1の前期は、毎日講義を受講したため、午前中のみ仕事をし、午後は課題を取り組んだり、家族の夕食の準備等をしたりした後17時頃から登校。21時から22時30分頃に帰宅。日曜は発表のための課題に取り組む日にあてていました。M2になってからは、授業は土曜日のみになりましたが、研究調査(インタビューやフィールドワーク)のため、平日の昼間や夜間は不定期で予定が入り、勤務も不規則になりました。7,8月中は、調査の分析のため、週に3回程は大学院の研究室に通い論文作成に時間を費やしました。
 研究と論文作成は、想像していた以上に苦しみました。先輩や同級生も同様に話していました。仕事で10年間以上の間に経験してきた苦しみや辛さとは、またずいぶんと異なるプレッシャーとストレスでした。でも、私の場合、2年間毎日毎日同じテーマで考え続け、自分なりの解に出会えた瞬間の喜びと爽快感が、それまでの辛さを吹き飛ばしてくれました。とことん付き合って下さる教授陣や利害関係のない院生同士との互いの研究についての対話は、他では味わえない刺激的な楽しさです。ぜひ、「自分なりの"問い"を持ち、考え抜く日々」にチャレンジしてみてください。

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匿名(人間科学研究科幼児教育・発達臨床学領域 2023年3月修了生)

 高校生の頃に友人から悩みを打ち明けられることがあり、その時はどのように声をかけてあげるのがよいかわからずただただ話を聞いているだけでした。ですが、その頃から「悩みなどの話を聴くときの正しい方法はないのか」ということを考えるようになり、自分は将来どのようなことをしたいのかと考えていたときに心理職について知る機会がありました。心理職になるには資格を取得する必要があること、またその資格を取得するには指定大学院を卒業する必要があることを知り、大学院受験を決意しました。1年生では、基本的に授業や課題作成をしていました。後期には学外実習も始まるため、実習記録の作成も加わり、少し忙しいような感じです。 (前期)月~金曜日:6,7限の授業及び課題の作成、土曜日:2~4限の授業及び課題の作成 (後期)月~金曜日:授業及び課題の作成、学外実習(週に1日)、(人によってはケースを担当することもあります) 2年生では、授業数は減りますが、その分もう一つの学外実習先も加わったり、ケース担当(相談業務)や修士論文作成なども同時並行で行わなければならないため、1年生ほどではないかもしれませんが忙しいかもしれません。様子を見つつアルバイトをするのもありかと思います。 (前期)月曜:7限、火曜:学外実習、6,7限、水曜:アルバイト、木曜4~7限、金曜:学外実習、7限、土曜:2限 (後期)火曜:学外実習、水曜:ケース担当、木曜:4~7限、金曜:学外実習、ケース担当、土曜:6限、アルバイト

 1年半の学外実習やケース担当など、十分に実習を経験させて頂くことができた点です。他の大学院では大体2ヶ月の実習であることが多く、長く実習をさせて頂けたことで心理職における重要なことをより理解することができたのではないかと感じています。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2023年3月修了生)

 家庭や仕事の状況が、以前から興味を持っていた分野の勉強をできる環境になってきたと感じたから大学院進学を決意しました。大学院では、授業までの時間、平日は実習がない日に家事や仕事、授業の課題をやり、土日に授業、相談室のケース、課題をやっていました。

 社会人も通える大学院ですが、家庭や仕事との両立はかなり大変です。しかし、熱心にご指導くださる先生方や仲間と過ごした時間は貴重で、その後の自分にとって支えとなると思います。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2023年3月修了生)

 社会のために貢献できる知識や技術を学びたいと思っていました。臨床心理学領域は、自分が最も興味関心を持っている分野であり、また困難な状況にあり辛い思いをしている人の役に立つことが出来る分野であると考えたからです。

 M1は、月~土曜、大学院授業出席。後期から、週1日学外実習。隔週でSV。検査レポート作成や検査SV。それ以外の時間は、授業レポートの作成、実習記録ノート作成。ゼミレポート作成。

  M2は、週2日、大学院授業出席。週2日、終日学外実習。大学院内こころの相談室担当ケース。隔週でSV×2h。それ以外の時間は、授業レポート作成。実習記録ノート作成。ケース記録作成。ゼミレポート作成、ゼミカンファ資料作成。修論に関する勉強。週1日、アルバイト。 2年間、ほぼお休みの日は、ありませんでした。

 本大学院では、心理学に関する、あらゆる分野の勉強を学ぶことができ、色々な知識を知る事がとても楽しかったです。また、年齢に関係なく、同級生のお仲間ができました。受験勉強は大変だと思いますが、頑張ってください。きっと、良いお仲間ができる大学院だと思います。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2023年3月修了生)

 臨床心理学領域では、風景構成法の余白について研究しました。学部生のときの授業で、風景構成法の奥深さに触れて、もっと知りたいと思い、選びました。修士1年は、平日の昼間は課題と実習、夜は授業、土曜日は1日授業と実習でした。2年になると、授業や授業の課題が減り、その分実習や修士論文、実習の記録に時間を割きました。アルバイトも不定期で短時間やっていましたが、ほとんど課題や論文、実習に時間を費やしました。

 実習では、様々な経験ができました。一つの実習先で長期間実習を行うため、要支援者についても、その機関についても、自分についても、考える機会がありました。

 大学院では、自分で学ぶ姿勢が身につけられたと思いますし、今後は教わる機会が少なくなり、自分から動くことが求められると思うので、その厳しさを痛感しました。

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匿名(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2023年3月修了生)

 長年に渡り持ち続けていた疑問を文献や書籍からも見つけられず、自分がその研究をやるしかないと思い大学院進学を決意いたしました。月曜から金曜は仕事をしておりました。平日は講義も取れないため、毎週土曜日に院の講義や論文指導を受け、日曜日は論文や学会発表準備や論文投稿に加え、日常の家事や育児を行っておりました。修了後は、身体と心・魂という両端にあることを一つに纏める身に対して行うリハビリテーションという概念で臨床家として患者に還元していこうと思います。死生学は「生きるための学問」です。

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匿名(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2023年3月修了生)

 訪問看護師として働いている中で、在宅での看取りを経験しました。その経験の中で、訪問看護師の死生観について疑問に思い、歴史ある東洋英和の大学院で死生学を学びたいと思い受験しました。

 死生という医療の現場では当たり前のようにあることが、実際には学問として学ぶ機会がほとんどない現状にあると感じました。タブー視されてきた死を医療者がもう一度向き合う必要性を感じ人間科学領域死生学分野を選びました。

 仕事もフルタイムで子育てもあったので長期履修の制度を使いました。そのため平日は週2日、土曜日は朝から晩まで講義というスケジュールでした。

 研究テーマは、在宅療養生活を送る非がん高齢者の死にと訪問看護師の死生観ー二人称と三人称の間での揺らぎー です。非がん高齢者が死を迎えるまでの身体的変化は予測がつきづらいと言われています。意思疎通が困難な方もいらっしゃるので、療養者本人の辛さ、苦しさは言葉で拾い上げることが難しいです。その中で訪問看護師と死へむかう療養者の関係性の中で葛藤とは言えない現象があるのではないかと考えテーマを選択しました。

 本大学院は利便性が高く、非常に通いやすかったです。あとは死生学を幅広く学べることが何より魅力的でした。

 少しでも挑戦したい気持ちがあればやってみることをお勧めします。時間は有限なので 頑張ってもらえたらいいなと思います。

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匿名(人間科学研究科幼児教育・発達臨床学領域 2023年3月修了生)

 体験授業で西洋子教授の授業を見学し、感銘を受けたため。また、社会人に対応してる時間割で、働きながらも通えることがわかったため、東洋英和女学院大学大学院に進学することを決めました。大学院では、幼稚園の子どもたちが、音楽的活動に取り組む時にどんなことが起きているのかを明らかにしたいと思い、子どもと保育者と音楽の関係性について研究しました。本大学院は、先生方や事務の方、図書館の方、守衛さん、皆さんが温かくサポートしてくださいます。最初は通い続けることに不安もありましたが、たくさんの方に支えていただき、充実した2年間を過ごすことができました。本当に東洋英和の大学院に通って良かったと思います。困ったことがあったら、ぜひ先生方や事務の方にご相談されると良いと思います。きっと、良い方向に導いてくださると思います。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2022年3月修了生)

心理学部を卒業後、社会人になり、もう一度心理学を学び直し、臨床心理士資格を取得したいと思い大学院に入学しました。大学院では、マインドフルネスヨーガとフォーカシングの体験過程について、身体感覚の気づきの視点から研究を行いました。これまでとは異なる生活様式を強いられている今、セルフケアの重要性を感じたため、この研究を選びました。午前中に課題やアルバイトを行い、夕方から授業に出席する生活でした。2年生では、2か所の実習と、大学院附属相談室で複数のケースを担当していました。修了後は、精神疾患の予防を目的としたセルフケアの普及啓発などに生かしていきたいと思います。受験することを一度でも迷われたのであれば、後悔のないよう、ぜひチャレンジしてください。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2022年3月修了生)

大学院での研究内容は、子育て中の母親の抱える育児の悩みと援助要請スタイルおよび援助要請方法の関連についてでした。1年生の前期は月曜から土曜日まで毎日授業がありました。平日は、木曜日を除いて2コマ授業(18:30~21:40)が入っていました。木曜日のゼミと全体カンファレンス(17:00~20:00)以外は、授業ごとに毎回の感想や課題レポートが出る授業が多く、日々、提出物に追われていました。コロナ禍で全てオンライン授業だったので、配信授業の場合には、自分の都合で授業動画を視聴することもありました。課題が多かったのは、オンライン授業だったことも影響しているかもしれません。平日1日、アルバイトをしていました。 1年生の後期は、前期に比べて授業数は少し減りましたが、学外実習が始まったため、授業と実習の両立の生活に慣れるのが大変でした。できるだけ必須の授業を1年生で履修しようと詰め込んだこともあったかもしれません。 2年生もほとんどがオンライン授業だったので、授業形態には慣れていましたが、学外実習が2か所と学内の相談室ケース担当が増えたので、実習メインの生活でした。2年生の前期はゼミとカンファレンスを除くと平日2日、1コマずつの履修でした。仕事を週2日していました。2年生の後期は、ゼミとカンファレンス以外は土曜日18:00からの必修授業のみでした。しかし修士論文の執筆もあり、一番ハードなスケジュールだったと思います。月曜日は仕事、火曜・水曜は学外実習、木曜日はゼミとカンファレンス、金曜日は仕事と学内ケース、土曜日は学内ケースと授業というように、月曜日から土曜日は埋まっていました。夜間大学院のため、仕事との両立を考えやすかったです。交通のアクセスも良いため、通学しやすいと思います。書籍も充実しており、貸し出し期間が長い点もありがたかったです。教授の先生方はお忙しいですが、まめにメールでやりとりをさせていただき、いつでも相談にのっていただくことができたのは、安心でした。臨床心理学領域は実習も多いため、授業その他との両立は大変だと感じることが多いかもしれません。でもその分、振り返ると充実した学生生活だったと感じています。社会人経験者の学生も多いため、幅広い年齢の方と知り合えることも、魅力だと思います。あっという間の2年間ですが、自分の興味があることに注力できるありがたい時間だと思います。何歳になっても、学ぶことは楽しいです!!ぜひ、みなさんが素敵な仲間と出会える場所になることを願っています。

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匿名(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2022年3月修了生)

自身の病気の経験から、生や死を考えるようになったことが、一番大きなきっかけでした。ただ不安や不確実な将来を感情面だけにとらわれるだけではなく、ある意味の機会だと考えて、生と死を体系的に学問として学びたくなり大学院受験をしました。見学に行った時間にたまたま授業見学があり、死生学分野(生命倫理)講義を拝聴できまして、死生学分野を選びました。大学院では、平日は週3日仕事をし、週末のみに科目講義を受けていました。主婦業もこなしていました。大学院では、仕事や考え方も含めいろいろな背景を持っていらっしゃる社会人大学院生とお会い出来て、刺激や仲間を得られたことが良かったです。先生方や事務室や図書室や受付の方をはじめ皆様が、温かく親身になってくださり、東洋英和女学院大学大学院は良かったという言葉以上に幸せでしたという気持ちです。ともかく東洋英和女学院大学大学院に来てください。人生変わります。いいですよ。

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吉野さん(人間科学研究科臨床心理学領域 2021年3月修了生)

Ⅿ1では、夜間大学院のため、まずは生活に慣れるようにしていました。午前中に課題、夜は授業を受けていました。M2では、平日は実習とアルバイト。土曜日は授業、日曜日は課題や研究をしていました。自分が学びたい研究ができたことが良かったですが、一番は人との出会いです。同じ学年の友人だけでなく、先輩、後輩、先生方、こころの相談室の先生方、大学院事務室や図書室の方々、守衛さんなど、皆さん優しく、「周りの人に恵まれた」「ここに入学できて良かった」と感じています。大学院生活は、辛くて苦しいこともありましたが、とても楽しいものでした。「人生で一番充実していた2年間」でした。かけがいのない2年間になると思います。頑張ってください。

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A(人間科学研究科臨床心理学領域 2021年3月修了生)

大学時代から母子関係について興味があり、将来は引きこもり支援に携わりたいと思っていました。引きこもりと母子関係を絡めて、職業選択と母子関係という研究をしました。大学院は、東洋英和女学院特有の温かい雰囲気で、同じ目標を持つ仲間たちと共に研究ができて幸せでした。お互いに助け合い、励ましあえたことは、私の人生にとって何よりの宝です。

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小林彩子さん(人間科学研究科臨床心理学領域 2021年3月修了生)

福祉領域での仕事をしており、サービス利用者への心理支援として「生きがい」が重要であることを体験したことから、大学院で「生きがい」を研究テーマにしました。大学院では、先生方、同期、後輩に出会え、実習先ではこれまで知らなかったことや新しい学びができました。東洋英和女学院は、安心して落ち着いた空気の中で学べる大学院だと感じています。先生方は、学ぶ姿勢に応え、支えてくれる安心感があります。2年間、あっという間ですが、大学院や実習先での出会いと学びを大切にしてください。

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Y(人間科学研究科臨床心理学領域 2021年3月修了生)

大学時代、精神医学の講義で「グリーフケア」を行う臨床心理士という仕事があることを知りました。生と死をテーマに心のケアを行う必要性が求められており、「心のケア」の専門職になりたかったため、大学院に進学しました。勉強する環境が整った素晴らしい大学院です。大学院図書室も大変有難かったです。

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匿名(人間科学研究科臨床心理学領域 2021年3月修了生)

大学で心理学を学ぶうちに、臨床現場における心理士の働きや支援について興味が生まれ、大学院進学を決めました。M1では毎日の課題や実習に時間を費やしていました。M2はほとんど修士論文執筆にあてていました。研究は、実習先で担当していたケースの事例研究を行いました。投影法検査を実施し、結果を伝えて経過を見つつ、それによる治療的効果の考察を行いました。

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R.K(人間科学研究科臨床心理学領域 2021年3月修了生)

職場でこころの病と診断され、復職できず退職していった同僚たちを見て、支援や予防について学び、活かしたいと思い、大学院に入学しました。大学院では、たくさんの知識やスキルを学ぶことができましたが、こころの相談室や実習先で多くの実践を経験できました。東洋英和女学院は、守衛さんや事務室の方が親切で、温かみのある大学院です。チャレンジしたいと思ったら、その思いを大事に頑張ってほしいと思います。

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山田恵さん(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2021年3月修了生)

遠隔地に居住しており、平日はフルタイムで勤務していたため、土曜日に集中的に授業を受けていました。大学院は社会人の方が多く、様々な視点からの気づきは大変貴重でした。先生方の親身の指導、院生同士の励まし、事務室・図書室の方々の気遣いや配慮に支えられ、研究を進めることができました。東洋英和女学院は、落ち着いた印象で、建物の佇まいや雰囲気がとても好きでした。大学院の研究活動は、知れば知るほど知らないことが増えていき、さらに知りたくなります。この繰り返しと過程がとても刺激的です。

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N.T(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2021年3月修了生)

 仕事上「死生学」を学ぶ必要があり、仕事の質的向上を目指し、大学院に入学しました。今まで抱いていた東洋英和女学院に対する印象とは少し違い、大学院は様々な年齢、職種でいろいろな考え方を持っている方が集まっていました。この温かく、アットホームな雰囲気はこの女学院特有のものであり、ずっと憧れてきた私にとっては忘れ得ぬものとなりました。何となく進学してしまうと仕事も学びも中途半端になってしまいます。何をやりたいのか、なぜ学びたいのか、どう人生に活かしていくかを深く考えることです。仕事との両立はかなりの覚悟が必要であることを踏まえた上で、ぜひ大学院にチャレンジしていただきたいと思います。

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飯村節子さん(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2021年3月修了生)

 高校生が関係する雪崩事故があり、それをきっかけにグリーフケアや人間としての生き方を学ぼうと思っていました。本大学院の修了生からの勧めもあり、入学を決めました。研究内容は、がん患者遺族に見られる心的外傷後成長を選びました。この大学院では、人生100年時代によりよい生き方を学ぶことができます。自分が「生かされている」ことの意味を再認識し、「生かされている」自分が社会に対して何ができるかを考えさせてくれる大学院です。

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阿部真理さん(人間科学研究科 人間科学領域発育・発達学関連分野 2020年3月修了生)

 保育士の仕事を通して学びたい事柄があり、仕事のペースを緩めて学びを深めたいと思いました。仕事はパート雇用に切り替え、週1~3日、大学院へ通いました。大学院で修得した知識を保育現場で育児支援のひとつとして役立てたいと思っています。 社会人生活に研究が加わり、バランスを取ることの難しさを感じる時期もありましたが、達成感があり、いくつになっても学ぶことは大切だと感じました。社会に出た経験がより学びを深めてくれると思います。

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アーサー亜美さん(人間科学研究科 幼児教育コース 2020年3月修了生)

 フルタイム勤務で、残業も多い中で調整しながら授業を受け、あっという間に1週間が過ぎていきました。現在は金融機関に勤務していますが、将来は新しい幼児教育を創っていきたいと思っています。先生方との出会いは非常に貴重でした。院生も皆、志高く、とてもいい方ばかりでした。東洋英和女学院大学大学院は、学びたい、研究を深めたいと自ら願い動く人に多くのチャンスと専門的知識を与えてくれます。一修了生として、とても薦めたい大学院です。

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尾形 由貴さん(人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野 2019年9月修了生)

 音楽療法士として関わっていた方が看取りとなり、その際、自分の実践に対して問いが生まれ、研究を通してその問いを明らかにしたかったため、大学院に進学しました。1年次は平日夜間2日、土曜日は3コマ受講していました。2年目は修士論文執筆に多くの時間を割きました。大学院では、知識豊富な先生方に知識だけでなく、研究者としての姿勢を学びました。真の友人を得ることもできました。「研究したい!」という意気込みよりも「自分の中の小さな問いに向き合っていく」ようなスタンスのほうが、長く研究を続けていくことができると思います。

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田中 芳美さん(人間科学研究科幼児教育コース 2019年9月修了生)

 大学院では、2歳児のコミュニティが研究テーマでした。2歳児は乳児から幼児への移行期であり、言語的表現と非言語的表現が混在しており、発達段階においても自我の拡大期の難しい時期でもあり、逆に興味深く研究していくことができると感じていました。多くの院生と交流を持てましたが、研究テーマの違う院生との交わりが苦しい時の自分を支えるものになっていました。知らないことを知るって、ワクワクすることです。知の構築に参加してみてください。

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Y.O(人間科学研究科 幼児教育コース 2020年3月修了生)

 子育ても一段落したところで、自分を磨き直し、社会に貢献できるよう成長する場として大学院進学を選びました。大学も幼児教育専攻でしたが、世の中が大きく変化する中で、再度今の幼児教育について学び直したいと思いました。毎週土曜日に大学院へ行き、院生研究室でレポートや修士論文を作成していました。平日は、自宅で21時以降を研究する時間にあてました。東洋英和女学院大学大学院では、望んでいた研究ができ、多角的な学びを得ることもできました。素晴らしい先生方や学友に出会えることができ、人生を豊かにすることができました。

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S.W(人間科学研究科 臨床心理学領域 2020年3月修了生)

 臨床心理士資格を取得するため、大学院に進学しました。大学院では、仕事をしていただけでは会えなかった人と出会うことができました。クラスメイトはもちろん、先生方、スーパーバイザーの先生、クライエントさん等に出会え、本当に楽しかったです。東洋英和女学院大学大学院は、とても素敵な学校です。ここで学べてよかったです。期待以上のものが得られます。

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S.T(人間科学研究科 臨床心理学領域 2020年3月修了生)

 心理学を学び、仕事を深めることに繋げたいと思い、大学院進学を決めました。大学院では、自閉症のこだわり行動について研究。仕事の中での関わりで疑問に思っていたことでした。様々な世代やバックボーンを持った方々と学ぶことができました。ゼミでは、他者の研究について考えたり、合宿で盛り上がったことも良かった点です。大学院の先生方には、すべてにおいて手厚く優しくしてくださった印象です。立地もよく、大学院の周囲は六本木の騒がしさはありません。。

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武居将志さん(人間科学研究科 臨床心理学領域 2020年3月修了生)

 大学のゼミの先生に薦められて、東洋英和女学院大学大学院への進学を決めました。1年次は日曜日以外講義を受講。日中は実習とアルバイト。2年次は講義数が減りましたが、修士論文執筆に時間を費やしました。大学院では、催眠療法を研究。勉強も友人たちとの出会いもいい経験になりました。意志のある人には、必ず結果がついてくると思います。

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R.S(人間科学研究科 臨床心理学領域 2020年3月修了生)

 日中は、実習や課題学習を行い、18時30分から授業を受講。土曜日も授業でした。大学院では、がん患者を対象に研究。がんを通じ、喪失体験をした人々の話を聞くことができました。喪失体験は、がん患者以外にも訪れるものであり、大学院で修得した知識と併せて、幅広い分野に活かせると思いました。多くの経験ができます。頑張ってください。

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O(人間科学研究科 臨床心理学領域 2020年3月修了生)

 大学院では、マインドフルネスに関する研究を行いました。月曜日から土曜日は、授業中心に、学外・学内実習、課題、修士論文執筆やアルバイトに時間を割いていました。様々な世代や職業の方と一緒に学んだり、意見交換することで多くの刺激を受けました。実習先が豊富で、2年間継続して実習を経験できたことが有難かったです。先生方の親身のサポートにも感謝しております。東洋英和女学院大学大学院は、先生方と学生の距離が近く、温かい雰囲気です。専門的に学ぶことは、面白くもあり苦しくもありますが、その経験こそが自分の成長に繋がっていると感じています。

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S.K(人間科学研究科 人間科学領域 2019年3月修了生)

 自分の仕事に関する問題を解決する方策を発見するため、これまでに前例のない方法で研究したいと考えていました。大学院では、仕事との両立のため、平日1~2コマ、土曜日1~2コマの講義を受け、研究は休日を中心に行いました。共に学び語り合える学友に恵まれ、これまで全く知らなかった分野の学びを経験できたことは良かったと思います。今後、さらに知識を深めるために、博士課程への進学を考えています。

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富田 正親さん(人間科学研究科 人間科学領域 2019年3月修了生)

 在宅介護の仕事で、高齢者の死というものが身近にあり、人間の死生観について考えてみたいと思っていました。高齢化の中で、妻を先に失う中高年男性と関わる機会があり、その後の人生になにが必要なのかを研究したいと思いました。1年次は平日2日と土曜日、2年次は平日2回に授業を受けていました。正規生で入学する前に科目等履修生として10単位修得しており、無理なく履修することができました。大学院では、社会経験を積んだ様々な分野で仕事をしている方と机を並べることで、考察の視点が広がり、論文作成にも役立ちました。

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渡邊 真紀子さん(人間科学研究科 人間科学領域 2018年9月修了生)

 必要以上の医療の介入による延命や人工栄養が本当に幸せな結果につながるか、栄養士として、常々問題視していました。大学院では、在宅療養時の食について研究しました。授業は土曜日をメインに、週3日程度受講していました。東洋英和女学院大学大学院は、穏やかで、和やかという印象です。死生学を学べる大学院はいくつかありますが、皆さん「他は何か違う」と感じているようで、東洋英和女学院大学大学院を選ばれているようです。

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藤野 佳代さん(人間科学研究科 幼児教育コース 2019年3月修了生)

 自分の歩んだ人生と保育の仕事に関し、振り返る時を持ちたかったので、大学院に入学しました。研究テーマは、精神障がいのある親と暮らす子どもの支援で、その現状と課題を明らかにし、発信していきたかったからです。平日は仕事の帰りに授業を受け、土曜日は一日大学院で過ごしました。大学院では、学友と出会い、刺激を受け、多くの学びとなりました。先生方とも出会い、様々な領域の授業を受け、人間としての幅が広がりました。

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Y.S(人間科学研究科 幼児教育コース 2019年3月修了生)

 現場での経験を理論的に裏づけるものがほしく、キリスト教保育の理論について学びたいと思っていました。大学院での研究内容は「宗教(キリスト教)思想とキリスト教保育」です。大学院では、多い学期で週3コマ授業、週1コマゼミ、少ない学期では、土曜日のみ2コマの授業を受けていました。良い先生に出会え、実践していること、考えていることを言語化できるようになり、深く追求していくことの楽しさを味わえました。

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北原 美菜子さん(人間科学研究科 臨床心理学領域 2019年3月修了生)

 大学院での研究内容は「睡眠とマインドフルネス」です。医療機関でも、一般企業でも睡眠に問題を抱え苦しんでいる人が多く、その方々を薬物でない他の療法で緩和したいと思っていました。公認心理師と臨床心理士の受験資格を得ることができ、修了後の就職先での心理関係の仕事に活かしていきたいと思っています。この大学院は、先生方だけでなく、警備の方、事務の方、図書室の方まで、学生一人ひとりの顔を覚えてくれるアットホームな大学院です。ここでの2年間はとても有意義で楽しい時間でした。

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K.S(人間科学研究科 臨床心理学領域 2019年3月修了生)

 こころのケアの専門家として災害被災地支援に携わりたいという思いと被災による心理的影響に興味があったため、大学院に進学しました。大学院での研究内容は「被災者の語りの変化について」です。大学生の時から被災地支援のボランティアをしていたため、現地での経験を活かして心理的視点から研究したいと思っていました。大学院では、平日に実習が週2日あり、夜間は大学院で授業を受けていました。素晴らしい教授陣のもとで学ぶことができ、充実した大学院生活を送れると思います。

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鈴木 創さん(人間科学研究科 臨床心理学領域 2019年3月修了生)

 箱庭制作過程の内容について研究してきました。先生方からは、直接役に立つというよりも、今後自分が現場で活動する時に核や基になる見方、考え方、姿勢を教えていただいた気がきます。そのような自分の原点になる力を大切にしながら、臨床の場で活かしていけるようになりたいと思います。大学院は、先生方との距離が近く、学生同士のまとまりがあり、修了生とのつながりも豊かでした。

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2019年3月修了生)

 この大学院は、先生方がとても親身にいろいろなことを教えてくださいます。事務室や図書室の方がとても親切に対応してくれます。プレイルームの設備が他の大学院と比べて整っていると思います。入学したら、授業を受けるだけでなく、様々な学会や研修に参加して経験を積んでください。その経験は必ず、自分の糧になります。がんばってください!

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2019年3月修了生)

 この大学院で、今後の臨床での師とする先生に出会うことができました。大学院の2年間だけでなく、今後も切磋琢磨できる学友に恵まれました。2年間、あっと言う間ですが、様々な勉強や実践をさせてもらえる場です。先生方がとても熱心に指導してくださり、実習の幅も広いです。今は、もっとこの大学院で学びたいという離れがたい気持ちになっています。

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2016年3月修了生)

 臨床心理士を志しており、心理的支援について学びたかったため、大学院進学を決意しました。大学院での授業は週3日~4日。週1回学外実習がありました。休日は、授業準備等に費やし、とても忙しかったです。将来は、臨床心理士の資格を活かし、医療、療育、子育て支援等の領域で活躍できたらと思います。この大学院に入学してから、人間について自分の見方や考え方がそれまでいかに狭かったかに気づきました。様々な領域の様々な人たちに会って、自分も成長することができました。志あれば、道は必ず通じます。

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匿名(人間科学研究科 人間科学領域 2015年9月修了生)

 仕事の関係上、子どもの発達の研究を行いたいと思っていました。大学院では、選択できる授業の幅が広く、様々な職業の方と話ができる点がとても良い点でした。指導教員と共に学ぶ仲間に恵まれ、新たな知識や考えをたくさん得ることができました。自分のやりたい研究をじっくり行うことができる大学院だと思います。

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A.H(人間科学研究科 臨床心理学領域 2015年3月修了生)

 大学院の授業は夜間ということもあって、夜型の生活になってしまうのが大変でした。生活リズムと体調管理をしっかりすることが2年間を乗り切るコツです。毎日の授業は楽しく、この2年間は何事にも変えられない、かけがえのない時間でした。受験勉強は大変ですが、入学後の勉強はもっと大変です。そのかわりに貴重でとても充実した学びになると思います。

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N.I(人間科学研究科 人間科学領域 2014年3月修了生)

 特別養護老人ホームでは、入居者が亡くなることが多く、そのための職員育成には多くの課題があります。単なる福祉、介護の視点ではなく、広く死生に関わることを考えたかったので、人間科学領域死生学分野に入学しました。平日夜間は2日程度、土曜日は終日大学院で過ごしました。大学院に行かない平日は早朝に勉強。日曜日の午後は、図書館に通っていました。大学院では多くの方々に出会い、仕事に役立つこともありました。人脈は大切です。2年間はあっと言う間で、密度の濃い時間です。得がたい経験のできる学生生活でした。

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F.S(人間科学研究科 臨床心理学領域 2013年3月修了生)

 他の心理系大学院と比較して、社会人比率が高く、立地や建物も良く、伝統も感じられたため、この大学院に入学しました。大学院は、年齢差に関係なく何でも話し合える和気あいあいとした雰囲気です。多くの友人と素晴らしい先生方に出合えました。自分自身を試されることがたくさんあり、苦しいと感じるとこともありましたが、とても心強い仲間や先生に支えられて、人生を再構築できるところです。東洋英和に来てやっぱり良かったと思っています。

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R.S(人間科学研究科 臨床心理学領域 2013年3月修了生)

 人事関係の仕事でメンタルヘルス、うつ等の復職支援に携わっていたため、臨床心理学領域を選びました。大学院での授業のプログラムは豊富でした。実習は1年生から2年間も行うため、バランスのいいカリキュラムだと思います。また、主指導教員以外の先生方からも指導を受けられるのがありがたかったです。同期は16名いましたが、助け合い、励ましあった2年間でした。暖かい心地よい、雰囲気でした。

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2009年3月修了生)

 修士課程の2年間はあっという間でした。臨床心理学を学ぶにあたって、東洋英和に在学することの魅力は、『学生が吸収しようとすればするほど、その機会を与えられる環境である』ことだと思います。授業、学内外での実習、カンファレンス、指導してくださる先生方。いずれも、2年間では吸収しきれないほどの資源が詰まっている場であると感じました。ただし、漫然と過ごしているのでは吸収できるものもそれだけになります。たとえば、入学して間もなく学外の現場で実習させていただけることは非常に有り難い環境ではありますが、ほぼ自動的に与えてもらえる状況であるだけに、漫然と過ごしがちになります。私自身、在学中は、ふと気づくと、"日々の課題に追われている"という受け身的な状態に陥りがちでありました。そのたびに、貪欲に学ぶ姿勢を思い出して、主体性を取り戻す努力をしました。恵まれた環境に居ても、いかに自分から学ぶ姿勢でいられるか。そのことが問われる環境であると言えます。また、"臨床家となる自分"と向き合うことが求められる環境でもあると思います。決して容易な道とは言えませんが、そのことを厳しくも深く応援してくれる先生方、スタッフの方々、共に努力できる仲間が存在します。主体性、真摯な姿勢、それらが問われる環境であると思います。私は東洋英和の修士課程で臨床心理学を学ぶことができてよかったです。

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2009年3月修了生)

 東洋英和の臨床心理学領域は学外実習(医療系・教育系)がとても充実しています。一日がかり・年間単位の実習が多いのでフルタイムのお仕事を続けたい方にはやや大変かもしれないですが、現場の生の感覚を身につけられるのでとても勉強になります。それからケースカンファレンスも、助言者が付き、構成も大学院を修了後の学会を意識して課されています。深い議論が交わされるカンファレンスを通じ、クライエントさんをより深く理解することができるようになると思います。

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佐々木 美樹さん(人間科学研究科 人間科学領域 2008年9月修了生)

 この大学院では、素敵な方々との出会いに恵まれました。そして、人との繋がりを感じ、人々に支えられていることを実感しながら、修士論文を仕上げることができました。論文を完成させ、自分の考えを明確にできたこともあり、人としてひとつ成長できたような気がしています。

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小池 美香さん(人間科学研究科 臨床心理学領域 2008年3月修了生)

 私は社会人として、大学から東洋英和女学院大学へ入学し、臨床心理学を学びたいと考え、本大学院に入学しました。
入学当初、妊娠中でもあり、勉強しながら子育てができるのかと不安いっぱいでした。そんな不安をもった私をあたたかく支えてくださったのが、臨床心理学の先生方であり、事務の方であり、図書館の方であり、同期の学生でした。この大学院で学んだことは臨床心理を学ぶ一番大切な人としての心を一番学んだように思います。
 この大学院は多くのことを学べる人としてのサポートが充実した学校だと思います。

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伊藤 悦子さん(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 まず、入学動機について考えてみると、私は「社会学」「社会心理学」「看護学」等のクロスオーバーする領域に関心がありました。それらのどれ一つに偏ることも自身の願いではなく、そのような希望に「人間科学」という領域はピッタリで「やっと自分に合う所に出会った。」と感じました。
 入学後は、現代社会の問題について多くのテーマを取り上げ自ら調べてみたいという動機づけがされたように思います。「高齢者」「認知症」「家族」「社会福祉」「精神医学」などについて調べ、プレゼンテーションし、学ぶ中に、好奇心や緊張を感じ楽しい時間でした。また、私は、中近東の人々の生活やイスラムについて深く知らなかったので、コーランを通しての宗教の学習は楽しく、イスラムの人々への理解が深まりました。
 修論については最後までていねいに御指導をいただきました。今までにも研究をしたことはありましたが、いつも「これでいいのだろうか?」という不安を取り去ることができず、積極的に公表という形を取ることができませんでした。しかし、今回は最後まで研究の質を向上させるための助言をいただき、何度も追加修正したことで、少し自信を持てた気がします。卒業後も私自身の関心のある領域で研究活動を継続したいと思っています。

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匿名(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 私は、仕事の内容と全く異分野でしたが、小児病棟でのボランティアの経験を通して持った問題意識がきっかけとなりこちらに入学しました。多くの授業を通して、先生方だけでなく、同期、先輩のお話からも大きな学びを得ました。特に現場における多くの経験に基づいたお話は、理想と現実の格差を思い知らされることも多く、研究を進める上で大きな参考になりました。仕事を持ち、時間の制約が多い中で、論文を書くことは大変な作業でしたが、同期との勉強会、先生方、先輩方のアドバイスに励まされ、無事提出することができたことを感謝しています。少人数の大学院なので、人間関係が密接で、様々な分野の方々とお互いに助け合い、刺激し合って学べることが、この大学院の大きな魅力だと思います。

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上原 秀猛さん(人間科学研究科 臨床心理学領域 2008年3月修了生)

 本学院での2年間は、とても充実した時間でした。入学してすぐに実習させてもらえることとなり、2年間みっちり実習を受けることが出来ました。
  また、臨床心理士という同じ目標を持った仲間に出会えたことが私にとって大きな財産になったと思います。ありがとうございました。

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匿名(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 私が大学院で勉強したいと考えたのは、仕事柄、職場での対人関係の問題を聞く事が多く、又、自分の職場においてもストレスから休職する職員を目にする事が増えた事による。そして、自尊感情を基に対人ストレスの関係を深めたいと考えた。仕事を途中で辞める事より、今までのキャリアを継続しつつ、自分の興味ある事を学べる場所として夜間大学院を探し始めた際、通勤場所からも通い易く自分の学びを深められそうな幅広いカリュキュラムに意志は固まった。残業をせず、今までの成果を効率良く終了し学校にかけつける毎日に最初は体が慣れずに大変でしたが、講義内容のおもしろさと同じ苦労を理解してくれる友人達に恵まれ、最後までやりとげる事ができたと思います。
 この二年間で得たものは、修士という学位だけでなく、多くの知見を与えてくださった教授たちとの出会い、かけがえのない友との出会いなど、仕事だけをしていては得られなかったものができました。中途半ぱな気持ちでは、なかなか両立は難しい事もありますが、それ以上に得るものは多いと思います。
 大学院での学びを考えていらっしゃる方には、ぜひトライして頂き、同じ様に、一生の宝を得て欲しいと思います。

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2008年3月修了生)

 私は学部から英和で学んで参りましたが、大学院では、社会人経験のある方、他大から入学された方など、自分とは異なる環境で学んで来られた方々とご一緒することができ、良い刺激になりました。英和の臨床領域は、先生方をはじめ、相談室スタッフ、修了生の先輩方、同期、後輩、との距離が近く、密な関わりがもてることが特徴的だと思います。何かつまづいたり、悩んだ時に、話せる人がいたことは、私にとって、とても支えになることでした。また、ネットワークが広い分、様々な世界を体験できる環境にあるのではないかと思います。英和の臨床領域では、様々な現場で実習経験を積むことができます。これも、先生方、諸先輩方のつながりや実践が評価されたからこそ、学生がこれ程沢山の実習経験を得られるのではないかと思います。修士課程1年の4月から、臨床実習に行くことができ、非常に多くのことを学べます。フォローアップもきちんとしてくださるので、安心できます。また、実践主義の英和では、早くからクライエントさんを担当できますので、臨床経験を積むには、その第一歩としても、とても恵まれた環境にあるのではないでしょうか。卒後も、英和のケースカンファレンスは研修の場として開かれていますし、修了生の先輩方も、就職の相談にのってくださるなど、ここを巣立っても守られる場があることは、とても嬉しいし安心できることだと思っています。

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匿名(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 福祉分野の学生として特に感じたことは、佐藤智美先生の社会学特論の授業は非常な興味を覚えた。その理由として、講義で使われる授業のテキストの内容が今の時代に即したもので、時代的に憂慮されている様々な問題を含んだものであった。我々はそのテキストの内容を調べ、授業の時にディスカッションをし、各々が置かれている社会的な立場や他者との関係、また時代が問うている様々な問題点を再確認した。答えは様々で正解はない。
 しかし、結果として社会の問題を自己の目を通して今問われている問題を捉える訓練ができたことであった。学問は理論だけではない。
 東洋英和女学院大学大学院は夜間大学であり、社会人の学生が多数を占める。福祉の分野ではこの夜間大学の特徴を生かして、社会生活での経験を持っている学生の経験を無駄にしないためにも、もっと多くの社会分野の科目を導入して、学生の学びを興味深いものとしていったらどうであろうかと思う。

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中原 順子さん(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 東洋英和女学院大学大学院の学生とは、自分の好きなことを知っている人の集まりであり、「自分の人生にとって、必要なことは何か」を一人ひとりが真剣に考えている人の集まりです。また、自分で勉強し、自分で努力し、自分で判断ができる人の集まりでもあります。
 「知識」とは、どんどんと陳腐化してゆきますので、学び続けることは大切なことであるといえるでしょう。
 この大学院で学ぶ2年間は、人生の大きな転換期であること、そして今後の「進むべき道」の選択肢を広げてくれる機会でもあることを、私は実感しております。
 大学院への進学において必要なことは、一歩を踏み出す勇気と実行力です。

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松田 亜希さん(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 私が死生学と出会ったのは、配偶者との死別体験がきっかけでした。死別後、多くの書籍を読み、インターネットで情報を検索する中で、東洋英和女学院大学大学院で死生学が学べるということを知りました。
 「死別体験について私はこう感じたけれど他の人はどうなのだろう」「日本におけるグリーフケアの現状はどうなっているのだろう」「今後の遺族ケアはどうなっていくのだろう」との疑問を抱いていた私は、その疑問の答えを探すべく、大学院への入学を決意いたしました。
 入学当初は不安でいっぱいでしたが、熱心にご教授くださる先生方や、ともに学ぶ仲間との出会いにより、充実した学びの時を過ごさせていただくことができました。
 社会人大学院ということで、さまざまなバックボーンを持った方々がいらっしゃり、講義の中で、ひとつのテーマについて話をする際、いろいろな考え方に触れることができ、私自身の視野も広がったように感じています。
配偶者との死別という個人的体験から決意した大学院進学でしたが、自らの人生を再び歩みだす勇気と希望を与えてもらった2年間となりました。心から感謝しています。

 進学を迷っている方がいらっしゃったら、"一歩"踏み出してみることをお勧めいたします。きっと、多くのものが得られることでしょう。

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若月 寛子さん(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 今から2年前、私は、「大学時代に卒論のテーマとした『出会い』と繋がる形の論文を書きたい。」との思いから、東洋英和の大学院を受験・入学しました。
 新幹線とバスを利用し、週4回大学院に通った1年目。授業も大学院生活も楽しい反面で、自分のペースや周りの状況が何一つ把握できず、余裕がないこともありました。
 大学院生活にも慣れてきた2年目。論文のテーマは決まったものの、なかなか思うように進まず行き詰まり、何度もテーマを変えようかと思ったこともありました。しかし、テーマを変えることもなく論文を無事に書き終え、現在、修了できるまでになっています。
 その背景には、1年目の時点や私が行き詰っているときに、相談に乗り、励ましてくれた多くの仲間や、私の論文への思いを理解し、自信を持たせて下さった先生方の存在が何よりも大きいと感じています。
 また、社会人大学院ということもあり、有職者でなかった私には戸惑いもありました。しかし、東洋英和の大学院は、職種のみならず、学年や領域という垣根を越え、一つの問題をその場所にいる皆で考えることのできる大学院であり、それは他の大学院にはない特色だと思います。
 そして、私はその場所で、私の論文のテーマの核でもある、多くの出会いと勇気づけの言葉を、また大学院以外の通学の時点でも多くの出会いと、様々なことを考える機会を得ることができました。これは、私の中で何ものにも変えられない素敵な宝物の一つとなり、東洋英和女学院大学大学院に通わなければ、得られなかったことだと思っています。素敵な時間を東洋英和で過ごせてよかったです。本当にありがとうございました。

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若月 裕加さん(人間科学研究科 人間科学領域 2008年3月修了生)

 私が大学院進学を考えた理由は、精神保健福祉士として現場で働きながら培ったものや感じ考えたことを、今後により有意義に活かし、人間としての厚みをつけたいと考えたことからです。
 自分の条件に合う大学院を探していたところ、東洋英和を知りました。都心にあり、私の地元からも比較的通いやすいこと、死生学等5つの分野を多角的に学べることに惹かれ、進学することを決めました。
 5つの分野の中でも死生学を専攻した理由としては、精神保健福祉士として精神障害者やその家族のQuality of Lifeに関わる仕事をしているため、死生学は興味深い分野であり、併せて死生学を学ぶことで自らのQuality of Lifeを高めていきたいと考えたからです。
 修士論文では、現場での経験を基に、精神保健福祉士における心の健康に関する研究に取り組みました。
研究や授業を通して、自らの仕事や置かれている環境、そして自らの内面についてより客観的に見つめられるようになりました。自らを客観的に見つめるという視点は、精神保健福祉士として働く上で、また生きていく上で欠かせないものです。その視点を養い、充実させることができたのは、大学院に進学したからこそと思っています。
 働きながら週2回通学し、研究を進めることは想像以上に大変で、途中くじけそうになることもありました。特に、私の場合は遠方からの通学だったため、夜の講義が終わり次第、新幹線に間に合うように急いで帰るという、身体的・経済的に大変な状況でした。
 しかし、修士論文を無事提出し、このように修了することができたのは、職場の方々の理解や協力と共に、温かく見守ってくださった先生方や職員の皆様、そして励まし合い、支え合うことができた仲間の存在があったからこそと思っています。
 2年という時間はあっという間で、入学したことがつい昨日のことのように感じられます。本当に楽しく、充実した2年間でした。これほど満たされた2年間は、私のこれまでの人生において経験したことがないものでした。この東洋英和で過ごした2年間は、私にとって大いに価値あるものと、今感じています。
 これからも東洋英和で学んだことを活かし、精神保健福祉士として働いていく中での経験・気づきを大切に、社会に貢献していきたいです。
 最後になりましたが、東洋英和への進学を考えている方の多くは、社会人として現場で活躍されていることと思います。先にも触れましたが、働きながら学ぶことはいろいろと大変ですが、その分実りも多く、貴重な2年間となることでしょう。志のある方は諦めずに、この東洋英和へ進学をしてほしいです。

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河合 呂美さん(人間科学研究科 人間科学領域 2007年9月修了生)

 小学部時代より18年以上の歳月を東洋英和女学院で過ごさせて頂きました。学院全体に通じるキリスト教の精神と、先生方、職員の皆さま、学生の皆さんの何とも言えない明るさが私の生きる糧となっています。
大学院入学に際しては、社会人大学院という魅力にひかれて入学を希望しました。学部卒業後すぐに入学する若い学生にとっては、実際に社会で活躍されている方々と直接ディスカッションをすることのできる場であり、刺激し合える環境であることが、学院の良さであると思います。
  個人の関心を最大限に追求できる学びの場で、人間と人間との信頼関係について、深く考えさせて頂きました。お世話になった大勢の皆さまにこの場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。

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真家 年江さん(人間科学研究科 人間科学領域 2007年9月修了生)

 私は、通信制大学を卒業した年に、英和に入学しました。通信制大学から通学制の大学院へ進学するための受験勉強にはとても苦労しました。でも、入学して一緒に学ぶ仲間に出会うことができて、今ではその苦労も、喜びに変わっています。
 在学中、病気加療のため半年間休学しましたが、その間も、同級生や先生方から、励ましの言葉がぎっしりと書かれた色紙を頂戴したり、心温まるメールを頂戴したりしました。それは、今の私の「宝物」です。
 入学当時は不安で一杯でしたが、親切にご教授して下さる先生方、図書の相談にのってくださる司書の方々、体調が悪い時に支えて下さった保健室の皆様、また、学内で困った時に問題解決に動いて下さった事務室の皆様には、本当に感謝をしています。

 私にとって英和での学生生活は、多くの人に支えられ、充実した学びをすることのできた忘れられない時間となりました。さまざまな職業を持った社会人が集まり、一つのテーマについて積極的に意見を交換する授業スタイルは、学生の個性を100%引き出すことのできる、とても素晴らしい授業スタイルだと思います。社会人だからこそ言えること、社会人だからこそ抱く疑問。もしかしたら、社会人こそ、「学びの適齢期」なのかもしれません。
確かに、仕事をしながら論文を作成することは、並大抵の苦労ではできません。でも、時間のない中、苦労して論文を仕上げることで、今まで感じたことのない大きな達成感や幸福感を得られると思います。
 これから進学を考えている受験生の皆様、一度、英和にいらしてみませんか。英和の静かな空間で、あなたの求めている「学び」ができるかもしれませんよ。

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2007年3月修了生)

 年齢層もbackgroundも異なる同期の「仲間」に、時に刺激を受け、時に支えられ、2年間の研究を終えようとしています。「仲間」は2年間だけのものではなく、臨床心理士資格や自主的な勉強会へと、つながってゆこうとしています。おそらく生涯を通してのよき仲間であると私は思っています。このすばらしい出逢いにこころから感謝しています。同じように、相談室・事務・図書室等の各スタッフのみな様が、学生に最高の研究の場を与えて下さる為にとても御配慮・御尽力下さっていることが分かります。それは入学して間もなく気づき、卒業するまでこころ強い支えとなってくれるでしょう。

 論文を書くことは大変です。英和では、紀要論文と修士論文を一般的には修士課程の2年生の時に書くことになります。時間に追われ、精神的にも追いつめられてきます。私はロールシャッハ法と夢を扱ったことから、何度も指導教授を掴まえて質問を繰り返しましたが、私が納得するまで答えてくださいました。同様に臨床内・外、また院の内外の先生方も熱心に教えて下さいました。英和以外(学外)の先生からは、英和の学生の気質や特徴というものがあるようで、そのようなお話を聴く機会が何度かありました。とても興味深いことです。先輩方から受け継いでいる伝統的特徴は良い意味で私も次の英和生へ伝えてゆきたいと思っています。

 東洋英和の大学院で素晴らしい指導者と、苦楽を共にする仲間と出逢って下さい。そしてあなたのやりたい研究であり、学問を追究して下さい。Good Luck!

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匿名(人間科学研究科 臨床心理学領域 2007年3月修了生)

 東洋英和の大学院で二年間学び、ここで学んでよかったと思う事柄は、いくつもあります。
 まず、器としての校舎、心理面接室、遊戯療法室など数も広さもたっぷりで、清潔感があふれていました。さまざまな施設や備品(検査用具など)も新しく、学生数の割には充実していて、非常に恵まれた環境と思います。日々の授業の内容や実習に関しては、レベルも時間数もかなりハイレベルではないでしょうか。休講はほとんど無く、授業は開始時刻ぴったりに始まることに、はじめのうちはびっくりしました。学究的なご指導ばかりでなく、心理療法家としての心がまえなども考える機会をくり返し与えられたことは、大変重要なことだったと思います。社会人も対象の大学院であることから、さまざまな職業や年令の方々が学生として集い、互いに世間を見る目を広げ、自分の人生に関しても視野を広げることに役立ったのではないでしょうか。
 二年間をふり返りますと、どの先生方も情熱を持ってご指導下さったこと、事務室の職員の方々が親切で、ずい分助けていただいたこと、そのおかげで私達学生は本当に恵まれた大学院生活を送ることができたこと、それらをしみじみと感じます。

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古川 佳子さん(人間科学研究科 臨床心理学領域 2007年3月修了生)

 「それでもセラピストは生き残らねばならない」とは、心理療法家をめざして学び始めた人は誰もが一度は目にしているフレーズであろう。平易な日本語で書かれた短い文章であるが、その意味を実感することは難しい。このフレーズの意味するところの生々しい重みを、50代になる私が実感することができたのは、 20代前半のうら若き学友が書き上げた修士論文の素稿を読ませてもらったときだった。その素稿には、この学友が文字通り身を削るようにして向き合った事実が淡々と綴られていた。文献や教科書の字面からだけでは学ぶことが難しい、実感や体感を伴った学びを、学友の実体験を通して間近に学ぶことができた瞬間だった。

 臨床の実践を何よりも大切にし、教授陣を筆頭にして先輩・同級生が真摯に学びあう空気に満ちたこの大学院で過ごした2年間は、得がたい貴重な時間であった。

 職場をかろうじて抜け出し、地下鉄の通路を急き立てられるように往復した2年間......。授業が終わって見上げると、漆黒の夜空に六本木ヒルズの窓から放たれる光が燦然と輝きを放っていた。六本木という華やかな都心で学んだ2年間は、あの夜空のように地味で底知れぬ奥深さをたたえた世界へのいざないの序章であったように思う。

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