2026/07/06

今月の聖句

7月の聖句

悪い言葉を一切口にしてはなりません。ただ、聞く人に恵みが与えられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい

新約聖書・エフェソの信徒への手紙 第4章29節

 聖書が語ることは、少々厳しいのかもしれません。「悪い言葉を一切口にしてはなりません。」私たちの日常生活には、言葉が溢れています。言葉のない生活というのは、考えられません。だからこそ、立ち止まって思い巡らします。自分の口から出る言葉が「悪い言葉」であるかどうか。時々、悪口に傷ついて、苦しむことがあります。子どもでも、大人でも、言葉が持つ力、その恐ろしさを知っているのです。更に難しいのは、その言葉が悪口を言うつもりではなかったという時です。けれども、語られた本人には悪い言葉ということもあります。
 このように考えていくと、気を遣う人、優しい人こそ、言葉に躊躇して、話すことを避けるようになるかもしれません。何も言わないことが一番安全だからです。しかし、聖書はそう言いません。むしろ、「聞く人に恵みがあたえられるように、その人を造り上げるのに役立つ言葉を、必要に応じて語りなさい」と言います。言葉を積極的に語るようにと勧めるのです。しかし、それゆえに、その言葉は「聞く人に恵み」を、「その人を造り上げる」ために、よくよく選んで、考えて語られるのです。言葉を積極的に使いつつも、口にした言葉の先にあるものを想像します。そこに必要不可欠なのが、愛です。
 もうすぐ学校は夏休みを迎えます。一年で一番長い休みがやってきます。普段の学校生活では、決して経験できない日々を過ごすでしょう。そこにも、いつも当然のように「言葉」があります。新しい出会いも、新しい出来事も、私たちは必ず言葉を口にしながら体験を経験として積み重ねていきます。いつもなら伝わる言葉も、伝わらないことがあるかもしれません。いつもなら考えない言葉を、考えなくてはならないかもしれません。けれども、東洋英和で生きる者たちは、真実の言葉を知っています。神の言葉そのものである主イエス・キリストを思う時、私たちの言葉は、神の愛へと向かっていく言葉をもつのです。