カリキュラム

中高一貫教育

Curriculum

タラントに気づき、
確かな教養を志す6年間の一貫教育

詰め込んだ知識は忘れても、自ら学んだことは一生忘れません。東洋英和の中高一貫教育では、中学1年から2年で、生徒自身が考え学ぶことを身に付け、学力の基礎を固めます。中学3年から高校1年の2年間は、他者との関わりの中で自主性を育み、社会への関心を高めて、将来についてじっくり考えます。高校2年から3年は、進路に合わせた科目選択によって深い知識を学びます。長期休暇には受験指導の講習も行われます。伸び伸びと、学ぶ楽しさを身に付けてきた生徒たちは、偏差値にとらわれることなく、自分にぴったり合う進路を見つけ、賜物(タラント)を社会で生かす道を定めます。

中学部1年生から高等部3年にかけて、基礎学力の強化、習熟度別学習、進路別学習を行います。それに伴い、総合的な学習の時間「生きる」もあります。

中学部カリキュラム

中高一貫校であるという強みを活かし、
多くの教科で高等学校の
学習範囲を先取りした学び

中学部では学力の基礎を身につけるだけでなく、自ら考え、じっくりと学ぶことを通じて自分自身の興味・関心を見つけていきます。
完全中高一貫校であるという強みを活かし、多くの教科で高等学校の学習範囲を先取りした学びが展開されています。英語は中学3年次に習熟度別に分かれ、国語は中学2年次から「現代の国語」と「古典」に分かれ、授業が行われます。
ただ学力を身に付けるということだけでなく、「ことば」を知り、感性を磨く東洋英和のカリキュラムには、自分や社会、そして世界について深く考える時間が多く設けられています。その中で芽生える確かな教養の芽は、高等部でより力強く大きなものへと育っていきます。

単位

※[ ]は授業時間数

中学部3年間の単位表

教科の特色

英語

少人数クラスで、基礎から上級まで、
しっかり学ぶ

約20名のクラスでは、毎日数回は指名され、宿題も毎日出ます。小テストや補習なども随時行われます。中1はクリスマス劇や詩の暗唱、中2ではスピーチ、中3は日記を書き、演説や詩の暗唱をします。中3から習熟度別クラスで力に応じた指導をします。

英会話

楽しく、生きた英語を身につける

中1は週2時間、中2、中3は週1時間のネイティブの教師による英会話授業があります。オリジナルのテキストとホームページを使い、生徒の生活に合った内容の英会話を学びます。更に学びたい生徒は中3から放課後の課外英会話科に参加できます。

国語

ものを見る目を養い、豊かな表現力と
深い思索力を身につける

さまざまな「ことば」と出会い、ものの見方の多様性を学び、学んだことは自分の「ことば」にして表現力を高めます。古典は先取り学習を行い百人一首大会を実施して知識を定着させます。こうして知性と教養を深め、他者と出会い自分を知り、ものを見る確かな目を養います。

数学

数学の楽しさを知り、数学的な考え方を身につける

代数と幾何の時間に分かれており、系統立てた教科書を使用して数学の楽しさを経験しながら学習していきます。中2からは約20名のクラス、中3からは習熟度別と少人数制の授業で、きめの細かい授業を行い、高校の内容も先取りしていきます。

社会

身近に捉えられる、体験的な教材を
取り入れた学び

まず興味をもち、社会を身近に捉えられるように、"見て・聞いて・触って"といった体験的な教材を取り入れながら授業が進められています。総合的に捉えて考えることを大切に、必要に応じて高校の内容も先取りした学習を行っています。

理科

「好奇心」を「学ぶ意欲」に育てる

実験を多く取り入れ、五感をすべて使って学ぶ授業を行っています。観察や実験結果からさまざまな考察を導けるように指導を行っています。また中高一貫の特性を生かし、高校の授業内容を先取りした授業も展開しています。

音楽

音楽は毎日の学校生活と共に

英和の伝統ともいえるキリスト教音楽(讃美歌やハレルヤなど)を理解し、親しむようにします。音楽理論や音楽史を学ぶ一方、和楽器など日本の伝統音楽にも触れます。合唱コンクールは年間の大きな行事の一つで、クラスごとに指揮者が中心となり、自主的に取り組みます。

美術

制作中心の授業の中で自分自身と対話する

絵画、デザイン、立体などの創作を通して美術についての基本的な概念を学びます。技術の向上と共に、物を創る楽しさを味わいながら、芸術への理解とそれを愛好する心を育て、豊かな感性と豊かな情操を持った人間形成を目指しています。

技術家庭

豊かな人となるための礎をつくる

衣・食・住といった単元毎に、実践的・体験的な学習を行い、もの作りの楽しさ、他者のために生かされる喜びを感じながら、よりよく生きる力を養います。おもに実習の授業ではチームティーチングによってきめ細かい指導を行っています。

保健体育

のびやかな心と体を育てる

体育実技では基本的な動き・基礎的な体力を身につけることを目標として授業を展開します。保健の授業は中2・中3で実施します。健康な生活を送るための基本的な内容(からだの発育・発達など)について学習します。

高等部カリキュラム

自分の進路に合わせた
確かな力を
身に付けていく
ことができる
選択科目制カリキュラム

高等部は1年次から選択科目の履修登録を自身で行います。学年が進むにつれて、自分自身が希望進路に合わせた時間割を作ることができるようになります。それぞれの生徒が、自分の進路に合わせた確かな力を身に付けていくことができるカリキュラムは、大学受験だけでなく卒業後の人生にも活かされていきます。偏差値だけを重視した教育を行うのではなく、全ての学年で音楽・芸術系の科目を履修するなど、心を育てる教育が行われていることも特色です。
また、5クラスあるホームルームは、理系や文系、私立や国公立などの進学先に応じたコース別で設置されていません。毎朝のコールや終礼、必修科目をホームルーム教室で行い、その他の選択授業はそれぞれ教室を移動して受けることになります。さまざまな未来を志す生徒が同じ空間で生活することで、視野が広がるだけでなく、幅広い友人関係が築かれ、より豊かな人生へと繋がっていきます。
東洋英和で学び、過ごす6年間で気づいたタラント(賜物)はそれぞれの将来、そして他者や社会のために大きな意味を持つものになっていきます。

単位

赤枠で囲まれている科目は選択制科目です。[]は授業時間数です。

教科の特色

英語/英会話

ニーズに応じた高い英語力を養う

3段階の習熟度別授業を行い、上級クラスは、ネイティブの教師と文学作品を読む時間があります。ニーズに応じた演習も選択でき、高い英語力を養います。英会話は、ディベート、英作文などを通して自由に議論ができる語学力の修得を目指します。

国語

「ことば」に、真剣に向き合う

現代文では高1・高2で「作品論」「作家論」を課し時代背景を視野に入れて論を組み立て、高3では近代の作品を読み思索を深めます。古典では一つの作品を通年で読み解きその時代の物の見方を学びます。これらを通して己の立つ足もとを見つめる3年間です。

数学

大学受験に対応した学力、
応用力を養成する

高2から理系、文系別に分かれた習熟度別のクラスになります。高3ではセンター試験や二次試験対策の科目も設置されており、各々の進路に応じた授業を選択することができます。大学受験に対応した学力、応用力の養成を行っています。

社会

系統学習で、より高度な専門性と
思考力を養う

1年次から進路を意識した選択科目を開講しています。必修・選択科目の組み合わせによって系統学習を集中的に実施し、より高度な専門性と思考力を養います。また、さまざまな演習科目も設置されており、大学受験に対応した学力を鍛えます。

理科

発展的な実験を通して、
問題解決能力を養う

最新の実験装置などを用い、より発展的な実験も行います。身につけた知識を用いて問題解決能力を養い、高度な学力の習得を目指します。また、各科目に演習科目が設置されており、さまざまな大学入試科目に対応した授業の選択が行えます。

音楽

より豊かな表現力、技術の向上を目指す

高等部の音楽は選択制で、より豊かな表現力、技術の向上を目指し、また、生徒の自主性を重んじながら、合唱やハンドベル、パイプオルガン、楽器合奏などを行います。高3の「合唱」は必修科目で、卒業式で50年以上歌い継がれているロッシーニの三つの聖歌などを歌います。

美術

芸術に親しむ土台づくりと、
美術の力を養う

高1では絵画と彫刻を学び、高2からは絵画、デザイン、彫刻の他、ルネサンスの古典技法など自分で選んだ課題にじっくり取り組み総合的な美術の力を養います。生涯学習として芸術に親しむ土台づくりとともに、美大受験の実技試験対策もできる授業になっています。

家庭

社会の中で他者と関わる力を育てる

人の一生を、青年期における課題、親の役割や子育て支援、高齢者の肯定的理解や介護など多角的にとらえ、主体的に行う力・社会の中で他者と関わる力を育てます。

保健体育

運動することの楽しさと知り、
健康な生活を送るための
知識・方法・手段を身につける

体育:球技を中心にスポーツに関する知識を深め、運動することの楽しさを知り、生涯スポーツの基礎へとつなげます。
保健:中学部の授業内容をより深く学び、健康な生活を送るための知識・方法・手段を身につけます。

自分で作る時間割

高等部では1年生から選択科目の履修が始まります。学年が進むにつれ、希望する進路に合わせた授業時間割を作ることができます。ホームルームは5クラスありますが、理系・文系・私立系・国立系などのコース別ではなく、各々が必要とする科目を選択することにより大学受験に対応します。朝、コールでホームルームに集合した後、それぞれの選択授業を受けに他の教室に移動し、終礼時に再びホームルームに集合します。
このように進学希望先の異なる生徒が一緒に高校生活を送ることは、卒業後の幅広い友人関係を築くことにもつながっています。

スワイプで表を上下左右にスクロールできます。

国立文系の時間割の例
私立文系の時間割の例
私立理系の時間割の例
私立芸術系の時間割の例
赤枠で囲まれている科目は選択科目です。グレー背景の科目はそれぞれのレベルに応じて3つのグレードに別れて授業を行います。薄ピンクの背景の科目は文系科目、水色背景の科目は理系科目、黄色背景の科目は芸術系科目です。

カリキュラム

Curriculum