キリスト教教育

クラスや学年を超えて
東洋英和の日々に
息づくキリスト教の精神

礼拝を通し神の教えに触れる。
聖書からキリスト教の精神を学ぶ。
創立以来、東洋英和の日々に息づいている
キリスト教教育は
どんな時でも希望を持ち
人を愛する、豊かな心の土台を育みます。

神に愛され、人を愛する、
豊かな心を育てる。

キリスト教教育とはどのようなことでしょうか。
聖書が教えるように、教師が「人を愛しなさい」と言えば、生徒は人を愛するようになるのでしょうか。

教育目標は聖書の真理に
基づく
人間形成

創立以来、東洋英和はイエス・キリストの福音を伝え、聖書の真理に基づく人間形成を教育目標としてきました。学院標語「敬神奉仕」は、「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。」「隣人を自分のように愛しなさい」(マルコによる福音書第12章30~31節)という言葉に基づいて掲げられました。これは聖書が語る最も重要な掟であり、東洋英和が目指す人間の本来あるべき姿を指し示しています。

神を敬い、
神の愛を知る。

人は誰しも愛されて生まれ、愛によってこの世界に生きる意味を見いだします。愛なくして、人は人としての本来のいのちを生きることはできません。「愛は神から出るもので、愛する者は皆、神から生まれ、神を知っているからです。」(ヨハネの手紙Ⅰ第4章7節)という言葉があります。神は愛です。神を敬い、神の愛を知ることで、人はおそれることなく誰かを愛そうとするのです。

教育を通じて、
スキルを身につける。

東洋英和では、毎朝、欠かさず礼拝を守ります。讃美歌をともに歌い、聖書の言葉に耳を傾け、静かに祈る時間を積み重ね、聖書の考えに基づいて生き方を考える羅針盤を心に持つようになっていきます。聖書の授業では、聖書やキリスト教の歴史を学び、友達の考えや経験を知ることで、自己理解と他者尊重の精神を磨いていきます。ギリシア語で「人に仕える」という意味のディアコニア活動では、車椅子体験や点字学習、施設訪問などを通して、支援を必要とする人の立場を体験し、スキルを身につけます。
中学・高校時代は、人格形成にとって大切な時期です。東洋英和のキリスト教教育は、かけがえのない自分という存在が愛されていることを知り、愛することの意義に気づき、成長していく日々を経験することを目指しているのです。

キリスト教教育の
カリキュラム

人格を育む大切なときに、
人を愛し人に仕える、
豊かな心を育てる教育を。

礼拝

キリスト教教育の柱が礼拝です。礼拝には毎朝の礼拝の他、イースター礼拝やクリスマス礼拝、花の日礼拝など、キリスト教の暦にそったものがあります。礼拝で神を讃美すると共に、日々読まれる聖書とお話を通して私たちがどのように生きるべきかが問いかけられます。

聖書の授業

東洋英和では毎週1時間ずつ6年かけて聖書を分かりやすく学んでいきます。授業では聖書そのものの説明はもちろんのこと、学院標語である「敬神奉仕」の精神、キリストの生涯とその教え、更には世界の動きを理解するために必要なキリスト教の歴史を学び、聖書に基づいて行動するとはどのようなことなのかを考えていきます。このような学びの中で、人生のみちしるべ、また一生を通して心の支えとなるものを身につけていきます。

ディアコニア

ディアコニアは、ギリシア語で「人に仕える」という意味です。この活動は、学院の標語である「敬神奉仕」のなかでも「奉仕」を実践するために必要な知識や技術を身につけることを目的としています。年間7回~8回金曜日の放課後や木曜日のホームルーム時に活動します。点字・車椅子の体験学習、施設訪問、目や耳の不自由な方々のお話、ビデオ学習、ブラインドサッカー体験をはじめさまざまな経験を通して、助けを必要としている人の立場に立って、共に生きることを学びます。

YWCA(キリスト教女子青年会)

中高生有志による活動で、毎週金曜日の放課後に活動しています。東洋英和女学院の草創期に王女会という奉仕活動をする団体がありました。それが母体となり今日のYWCAとなっています。活動は生徒による礼拝から始まり、ビーズ作り、点字・手話学習などを行います。また、花の日には施設に花束をお届け、定期的に児童養護施設「のぞみの家」(武蔵野市)で、夏休みには、ブラックモア先生の時代から繋がっている社会福祉施設「興望館」(墨田区)、児童発達支援センター YWCA 板橋センターなどで奉仕活動をしています。また「チャイルド・ファンド・ジャパン」を通して世界のこども支援をしています。そして冬休み前にクリスマスキャンドルサービスを行います。本校のYWCAは、日本YWCAに所属しています。