2026/04/25
東洋英和の日々
バスケットボールを通じた国際交流 ― アフガニスタン難民の方々との出会いから学んだこと ―
バスケットボールを通じた国際交流
― アフガニスタン難民の方々との出会いから学んだこと ―
3月28日、私たちバスケットボール部は大妻中学高等学校にて、難民参加者の方々とバスケットボールを通じた交流会を行いました。本交流会は、アフガニスタン平和の女子会の主催により実施されたものです。
アフガニスタン平和の女子会とは、2021年のタリバンによる政権掌握後に日本へ避難してきたアフガニスタンの方々、特に家に籠りがちであった女性たちが、日本で相互に支え合えるよう設立された団体です。
現在はNPO法人化を目指しながら、アジア福祉財団の助成を受けて活動しています。
私は英和のバスケットボール部員として参加しただけでなく、もう一人の部員とともに、試合前のアイスブレイク企画を担当させていただきました。
個人的なことになりますが、私は4月から高校3年生となり、進路について考える機会が増えています。これまで英和という恵まれた環境の中で多くの時間を過ごしてきたことを実感する一方で、「世界には教育だけでなく、命さえも十分に保障されていない子どもたちがいる」という現実に触れ、自分の視野の狭さに気づかされました。そして、教育格差の是正や難民支援に関わりたいと考えるようになりました。そうした中で今回の交流会の実施を知り、企画の段階から関わらせていただきたいと顧問の先生に相談したところ、快く受け入れていただき、この貴重な機会をいただきました。
企画にあたっては、アフガニスタン平和の女子会の方、そして本校バスケットボール部OGの方から多くのお話を伺い、多大なご支援をいただきました。
準備を進める中で、さまざまな学びがありました。例えば、宗教上の理由から男女間の接触に配慮が必要であることなど、日本での「当たり前」が必ずしも通用しないことに気づかされました。こうした点は企画を考えるうえでの大きな課題でもありました。
当日は、さまざまな国から11名の難民の方々にご参加いただきました。はじめにアフガニスタン平和の女子会やアフガニスタンの現状についてご説明いただいた後、私たちが企画したアイスブレイクのゲームを行いました。じゃんけん列車や尻尾取りといった活動を通して、事前に課題としていた点にも配慮しながらチーム分けやルールを工夫したことで、性別や年齢、国籍を問わず、全員が楽しめる時間となりました。国や文化の違いを越えて自然に交流が生まれていく様子は、非常に印象的でした。
続くバスケットボールのゲームでは、参加者の方々による素晴らしいプレーが随所に見られ、大いに盛り上がりました。言語や文化の違いを越えて協力し合う姿から、スポーツが人と人とをつなぐ力を持っていることを改めて実感しました。参加した部員からは、「実際に難民の方とお会いすることで、さまざまな境遇の方がいることを実感した。それでもそれを感じさせないほど明るく接してくださり、自分たちも元気をもらった」という感想が聞かれました。
交流の最後には、東洋英和からEiwa Caféのコーヒーとチョコレート、大妻中学高等学校からシャープペンシルをお渡ししました。また、参加者の方々からはアフガニスタンのナッツやドライフルーツをいただきました。ナッツは香ばしく、ドライフルーツも初めての味わいで、とても美味しくいただきました。温かい交流を象徴するひとときとなりました。
交流会終了後も、参加者と部員が一緒に会話を楽しんだり、シューティングをしたりする姿が見られ、関係が自然に深まっている様子が印象的でした。改めて、文化や言語の壁を越えた交流の大切さを実感しました。
私たちは日々の報道を通して世界情勢を知ったつもりになっていても、実際に難民の方々と関わる機会は多くありません。今回、直接お話しすることで、数字や情報だけでは見えてこない一人ひとりの思いに触れることができました。この経験は、単なる交流にとどまらず、現実に目を向ける大切なきっかけとなりました。
今回の経験は、私自身にとっても将来の目標に近づく大きな一歩となり、かけがえのない学びとなりました。
最後に、会場を提供し多大なご支援をくださった大妻中学高等学校の皆様、企画・運営にあたりご尽力いただいたアフガニスタン平和の女子会の方々、OGの方、そしてすべての参加者の皆様に、心より感謝申し上げます。
















