2025/10/21

キリスト教教育

生徒礼拝

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3による生徒礼拝が行われました。
生徒礼拝は、司会、お話、奏楽を高3が担当します。
中高生活6年間で得たもの、感じたことについて、後輩たちに思いを伝える場でもあります。
今日の聖書の箇所は「ローマの信徒への手紙」13810節。
「互いに愛し合うこと」隣人愛についての箇所です。以下は生徒によるお話の内容です。

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 みなさんは何にでもなれるとしたら、何になりたいですか?鳥になって空を飛びたい子、お金持ちの猫になってのんびり暮らしたい子など、色々だと思います。でも私は、やっぱり自分のままでいたいと思います。かっこつけずに言うとコンプレックスのない自分になりたいです。でも最初からそう思えていたわけではありません。私は昔から緊張しやすく、人前で話すと声が震えたり、本音を言おうとすると涙が出そうになったりもします。そんな私が自分を少しずつ受け入れて、自分を愛せるようになったのは、色々なことに挑戦してみた経験と、常に支えてくれた周りの人のおかげでした。
 高校時代の一番の挑戦は、クラブの部長になったことです。人前が苦手だし、何を頑張っても頑張れてる気がしなく、苦しかったのを覚えています。でも立候補するだけしようと思い挑戦したおかげで一番充実していて、成長できた1年になりました。また、高3で野尻に帰ると決断したことも大きな挑戦でした。ですが今ではそのおかげで得た仲間や思い出が、毎日頑張る支えになっています。
 そして、この礼拝のお誘いを受けたことも挑戦でした。話すのが苦手で、洗礼を受けていない私がここで話していいのかとても不安でした。ですが少し前に大講堂で話す生徒を見たとき「私は大講堂に立って話すという経験をせずに卒業するのだな」と感じた事を思い出しました。できないと思っていたことに、急に機会が与えられたとき、やってみようと決心することができました。たとえ不安でも、まあやってみるかと挑戦したことで、沢山の素敵な宝物と少しの自分への自信と愛を手に入れました。その挑戦を支えてくれたのは失敗しても認めてくれる家族や友人でした。

 私が自分の長所を思い浮かべると、どれも周りの人が褒めてくれたことで気付かせてもらえたものばかりです。正直、いくら褒めてもらえても自分に自信がなく、お世辞にしか聞こえなくて、折角の優しさを疑ってしまうことばかりでした。それでも優しい言葉をかけ続けてくれた人たちのお陰で、少しづつ自分を受け入れられるようになりました。特に、自分では頑張れていないと思っていたことを認めてくれたときは、嬉しくて救われた気持ちになりました。
 一時期、私は外に出ることが怖くなってしまった時期がありました。その時初めて家を出て、学校に行くことなど、日常の一つ一つが挑戦なのだと気づきました。もう一つ私の経験をお話すると、今思うと悩むほどではないのですが、友達に信用してもらえていないかもしれないと感じ、落ち込んだことがありました。でもそこで学んだことは、相手にも自分にも期待しすぎていたということです。英和生は素直で人懐っこくて、すぐ人を信頼するので、相手に期待しすぎたり、なんとなく大丈夫という謎の自信で、自分に期待し過ぎる子が多い気がします。期待しすぎず、小さなことにも感謝をし、自分のできたことを褒めて、もし思い通りに行かなくても、そんなもんかと力を抜いて受け止められたら、自分を苦しめずにもっと愛せるのではないのかなと思います。

 みなさんは、自分のことを褒めてあげられていますか?もし難しいと感じたら、まずは周りの人を沢山褒めてみてください。そうしたら自分も幸せな気持ちになれるし、自分を褒めてくれる人が自然とそばに来てくれるかもしれません。今は体育祭や楓祭前で、毎日頑張っている子ばかりだと思います。本当にすごいし、みなさんを心から尊敬しています。私自身、周りに褒められたことが自分を好きになるきっかけになったので、少し恥ずかしいですが、皆さんを褒めさせてください。
 中学1年生は入学してまだ半年。初めての期末テストや楓祭など、初めてだらけの中で一生懸命に頑張っていて、とっても偉いです。
 中学2年生は後輩ができ、頼られる場面も増えて責任感や友人関係、自分自身のことで悩むことも多いかもしれません。でもそれは、自分としっかり向き合えている証拠なのかと思うので、とても素敵だと思います。
 中学3年生は急に勉強が難しくなったり、進路のことで悩み始めたり、考える、ということが増える気がします。私は高校生になりたくないと思っていたのを覚えています!そんな中で勉強を頑張ったり、学校生活を最大限に楽しんでいて素敵です。
 高校1年生は部活では先輩を支える機会も増えたと思うし、何より定期テストの科目数が半端ないと思います。また何かに挑戦する機会も増えたかと思います。あり得ない量の勉強をこなし、勉強以外のことも頑張っている姿はとてもキラキラしていてかっこいいです。そんな自分を誇りに思って欲しいです。
 高校2年生は責任や圧力に押しつぶされそうになることがあるかと思います。また、進路のこともガツガツ言われるようになり、疲れがあるかもしれません。それでも毎日頑張っていてとっても偉いです。誰かに頼むより自分でする方が楽だと、沢山のことを一人で抱えている子がもしいたら、たまには周りを頼ってみてほしいです。意外とみんな助けてくれます。
 そして高3は、受験や将来に向けて努力をしている姿が本当にかっこいいです。不安なときは、自分と真剣に向き合っている証拠だと、私は思うようにしています。定期テストも受験勉強も、それ以外も、諦めようと思えば諦められることを、頑張っている姿は本当にかっこいいし、たとえ途中で諦める選択をしても、その決断をとれる姿がかっこいいと思います。

 愛は隣人に悪を行いません。これは先程読んでいただいた聖書の言葉です。正直、皆さんを褒めるなんて何様だよ、と思われてしまうかもしれないと不安なのですが、ぜひ私からの愛だと想って受け止めてほしいです。そして少しでもみなさんが今頑張っていることを自分で認め、自分を好きになるきっかけになれば嬉しいです。
 隣人を自分のように愛しなさい。英和生は隣人のことを愛するのはとても上手です。常に周りを褒めているし、助け合っている姿を見ない日はありません。でも、自分を愛するのは少し苦手な人もいるのではないかと思います。隣人を愛するために、まず自分を愛さなきゃと思うことも、とても素敵だと思います。ですが私は、普段隣人に向けている優しさや愛を、少しだけ自分に向けてあげることが、自然に自分を愛することに近づくのではないのかなと思います。