2025/10/09
東洋英和の日々
【コーヒープロジェクト】「Eiwa Café」第3弾コーヒー銘柄選定会を開催しました
中高部コーヒープロジェクトでは、「Eiwa Café」でこれまで提供してきた2つの銘柄(パナマ産・エルサルバドル産)に続き、第3弾となる新たなコーヒーの開発を進めています。
このたび、(株)ミ カフェート様のご協力のもと、候補となる3銘柄(タイ産・コロンビア産・タンザニア産)の試飲と選定を行う「銘柄選定会」を開催しました。
はじめに、(株)ミ カフェート代表取締役の川島良彰社長より、それぞれのコーヒーが育つ国の社会的背景や、農園で行われているサステイナブルな取り組みについて詳しいお話を伺いました。
今回候補に挙がったのは、(1)タイ・ドイトゥン地区で栽培されたコーヒー、(2)コロンビア・フェダール農園のコーヒー、(3)タンザニア・ンゴロンゴロ修道院のシスターによって育てられたコーヒーの3種類です。
タイのドイトゥン地区は、かつて大麻栽培に依存していた地域が、王室財団の支援によってコーヒー栽培へと転換し、地域の再生を果たしたというストーリーを持っています。
コロンビアは、知的障がいを持った子どもから成人を受け入れ、教育と職業訓練をする財団が運営する農園です。
また、タンザニアのコーヒーは修道院が運営する農園で栽培されています。
この農園の敷地内には、さまざまな事情で学校に通えない女子生徒を受け入れる全寮制の学校が併設されています。
コーヒー農園の収益は、その学校の運営費として活用されています。
どの地域も社会的意義の高い活動と関連しています。
生徒たちは、こうした背景やSDGsの観点から各農園の取り組みを比較し、どのコーヒーが「Eiwa Café」の理念に最もふさわしいかを真剣に議論しました。
テイスティングでは、香りや味わい、後味の違いを丁寧に感じ取り、意見を交わしながら投票によって一つの銘柄を選定しました。
コーヒープロジェクトは、「一杯のコーヒーから始めるSDGs」をスローガンに、サステイナブルにコーヒーを販売することでSDGsの4番「質の高い教育をみんなに」の実現を目指しています。
「世界の課題を自分ごととして考える力」を育む学びの場でもあり、コーヒーを通じて国際協力や持続可能な社会づくりの在り方に触れ、自ら考え、行動する姿勢を育んでいます。
第3弾のコーヒーは、来年春ごろの販売を予定しています。
どの銘柄が選ばれたのか・・・?!どうぞご期待ください。
















