新しい年を迎えて
「あなたの神、主が御心にかけ、あなたの神、主が年の初めから年の
終わりまで、常に目を注いでおられる土地である。」(申命記11章12節より)
新年おめでとうございます。
それぞれのご家庭の冬休みは、どのような時間だったでしょう。
私は、「クリスマスの喜びが続いていますように」、また「クリスマスに親子で贈り合ったプレゼントがお家の中の新たな大切な物となっていますように」と願っていました。そして、「食卓を囲んでの交わりが、家族や親しい方と生まれていますように」とも祈っていました。平和が守られているからこその日常の恵みであると思うからです。
幼稚園では、1月5日より預かり保育メープルが始まりました。その日私は、澄んだ空気と明るい光に包まれた庭で、延々と遊びを創り出している幸せそうな子どもたちと一緒に居て、ここにまた平和が守られているという喜びを感じさせられていました。
12月の「美しが丘クリスマスの夕べ」に集まっていらした180名ほどの方々や、「小中高生のクリスマス礼拝」に集った120名ほどの子どもたちとお迎えにいらしたその保護者の方との対話の中に、また幼稚園や我が家に届いたクリスマスカードや年賀状の中に、「かえでの庭が好きです」「かえで幼稚園が原点です」「また戻って来ます」「ここに立つとほっとして、また元気がもらえます」というようなことばをたくさんいただきました。ここが「神さまが御心にかけ、常に目を注いでおられる場(土地)」であり、ここで生かされたから、戻って来てまた出かけて行く場になっているのだと信じます。人生の途上たとえ涙の出るようなことがあっても、愛されていることを確認しそれをばねにし、また愛されている者同士の祈りと関わり合いを通し、希望を得て前に向かう港のような場にここを育ててくださった神様に感謝します。
2023年、子どもも大人も一人ひとりが神さまの祝福の中に守られますように、また平和がありますようにと祈り合って歩みましょう。
大漉知子