研究科案内

田中 極子 准教授

  • 専任教員氏名:田中 極子
  • 専門分野:国際政治学、国際機構、国際法、軍縮・不拡散

    〇主な所属学会:⽇本国際政治学会、⽇本軍縮学会、国連学会、国際安全保障学会、安全保障貿易学会

研究テーマ

国連の集団安全保障、大量破壊兵器の不拡散、新興技術の輸出管理、デュアルユース管理

指導可能なテーマ

国連の集団安全保障(軍縮・不拡散、PKO、WPS)、輸出管理

論文作成指導方法

学生個人の問題意識を大切にしながら、多角的な視点から探求するとともに、独創性を重視した指導を追求します。

担当科目

国際法特論

国際社会における法の役割

【実務経験】外務省及び国連にて約15年間、多国間条約の運用や外交交渉に携わってきた経験を活かし、国際法の成立過程や運用に関する国際政治における経験を踏まえた講義をおこないます。 


●教員業績はこちらをご覧ください

履歴・職歴等

2000 津⽥塾⼤学学芸学部国際関係学科卒業
2004 英国サセックス⼤学国際関係学修⼠号取得
2014年 国際基督教⼤学博⼠号取得
外務省専⾨調査員(在オランダ⼤使館・軍縮代表部)、内閣府PKO事務局研究員、防衛省防衛研究所、国連安全保障理事会1540委員会専⾨家グループを経て、
2023年4⽉に東洋英和⼥学院⼤学に着任

著書・論文

「安保理による⽴法的⾏為の評価ー安保理決議1540の国内履⾏からの考察」『国連研究』第24号、2023年
"Controlling the Transfer of Biotechnology in the Age of Strategic Competition," The Journal of Social Sciecne No.90,
International Christian University, 2023
「国際安全保障課題としての⽣物学的脅威とバイオセキュリティ」国際基督教⼤学『社会科学ジャーナル』第89号、2022年
「⼤量破壊兵器の不拡散における安保理決議1540の実効性」安全保障貿易管理情報センター『CISTEC ジャーナル』第187号、2020年
United Nations Financial Sanctions, Routledge, 2020 (共著、吉村祥⼦編)
『軍縮・不拡散の諸相』(共著、⽇本軍縮学会編、信⼭社、2019年)

受験生へのメッセージ

フェイクニュースの拡散やサイバー攻撃による情報改ざんなど、私たちの生きる社会では、さまざまな情報が飛び交い、何を信じたらよいのかわからなくなっています。このような現代社会では、何を信じるかは自分自身が判断するしかありません。自分で判断するためには、物事を批判的に考察する視点が欠かせません。大学院では、世の中のさまざまな出来事に対して、なぜそうなっているのか、それは誰の視点なのか、見過ごされている視点はないのか、と考える習慣をつけて、これからの時代を生き抜く力を養いましょう。

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