今野 茂充 教授 博士(法学)

- 専任教員氏名:今野 茂充
- 分野:国際政治学、国際関係理論、安全保障研究
- 専門分野: 国際政治学、国際関係理論、安全保障研究
〇主な所属学会:日本国際政治学会、国際安全保障学会、International Studies Association(ISA)、International Institute for Strategic Studies (IISS)
研究テーマ
国際関係理論(特にリアリズム)、東アジアの安全保障、第一次世界大戦の開戦原因、研究方法論(理論と歴史)
指導可能なテーマ
国際関係理論、東アジアの安全保障、近現代の日本外交、19世紀以降の大国間政治、戦略研究にかかわるテーマ
論文作成指導方法
国際政治学の基礎(理論や歴史)を固めることや、学術論文の執筆方法の習得と並行して、個々の研究テーマ、研究手法、研究上の問いを具体化していきます。修士論文のテーマを決めた後は、最新の研究動向の整理をすすめながら、全体の構成や先行研究との差別化について考えます。個々の目標設定に応じて柔軟に対応しますが、一定水準以上の修士論文を執筆できるように指導したいと考えています。
担当科目
国際安全保障特論 | この授業では、国際安全保障に関する基礎知識(理論や歴史など)を習得した上で、現代の国際安全保障のなかでの重要な問題を取り上げて議論を深めていきます。受講者の関心や英語力も考慮しながら専門的な文献を選定し、議論をしながら読み進めます。 |
国際関係論 | この授業では、国際関係理論に関する基本的な知識を習得しながら、理論を使って歴史的な事例や対外政策上の課題について分析する方法を学んでいきます。国際関係理論の基礎を固めた後、受講者の関心や英語力も考慮しながら、テーマを選定し、専門的な文献を読み進めていくことになります。 |
履歴・職歴等
慶應義塾大学法学部政治学科卒業(1998年)。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻後期博士課程修了(2005年)。博士(法学)。慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所(2005年~2008年)、名古屋商科大学マーケティング学部(2008~2010年)などを経て、2010年4月に東洋英和女学院大学に着任。
著書・論文
[著書]
『第⼀次世界⼤戦への道-破局は避けられなかったのか』(共訳、慶應義塾⼤学出版会、2017年)
『東アジアのなかの⽇本と中国-規範・外交・地域秩序』(共編著、晃洋書房、2016年)
『戦略史としてのアジア冷戦』(共編著、慶應義塾⼤学出版会、2013年)
『国際安全保障がわかるブックガイド』(分担執筆、慶應義塾⼤学出版会、2024年)
『アジアの国際関係-移⾏期の地域秩序』(分担執筆、春⾵社、2018年)
など
[論⽂]
「反実仮想と安全保障研究―1914年7⽉危機についての思考実験」『国際安全保障』第51巻第3号(2023年12⽉)69-
89⾴。
「台頭国の⾃制戦略―論理と阻害要因」『法学研究』第92巻第1号(2019年1⽉)211-234⾴。
「国際安全保障の理論と第⼀次世界⼤戦の勃発―予防戦争理論・戦争のルビコン理論と歴史研究の進展」『国際安全
保障』第44巻第4号(2017年3⽉)24-39⾴。
など
受験生へのメッセージ
学問の厳しさと楽しさを実感できる場を提供したいと思っています。