研究科案内

小久保 康之 教授

  • 専任教員氏名:小久保 康之
  • 専門分野:国際政治学、EU・ヨーロッパ政治論

    〇主な所属学会:日本国際政治学会、日本EU学会(理事)、日本政治学会、国際法学会など

研究テーマ

EU統合に伴うヨーロッパ国際政治システムの変容、ヨーロッパの小国外交、日・EU(欧州)関係の発展、国際社会におけるアクターとしてのEU

指導可能なテーマ

現代のヨーロッパ政治(EU統合、ヨーロッパ各国の内外政策)に関するもの、日・ヨーロッパ関係に関するもの、ヨーロッパを中心とした国際関係史・外交史に関するもの、その他国際政治学全般でも指導できる。

論文作成指導方法

まず、取り上げたいテーマに関する研究が、国際政治学の領域の中でどのような学問的意義を持つのかを認識し、理論的な分析枠組みを明確にするところから出発する。次いで、実証に重点を置くならば、当該テーマに関する事例研究を数例取り上げて検証し、理論に重点を置くならば、これまでの理論をどのように発展させるのかを考察する。その上で、国際社会の分析に当該研究がどのような貢献をもたらすのかを最後に提示する方向を目指す。

担当科目

ヨーロッパ・EU地域特論

ヨーロッパは、超国家的な地域機構であるEU(欧州連合)を構築することで、地域内の平和と経済的繁栄を確保することに成功している。本講義では、EU統合の歴史や仕組みを学び、各主権国家とEUが並存しているヨーロッパの新しい国際秩序の現状と課題について考察する。

国際政治史特論

本講義では、17世紀以降の国際政治システムの変遷を辿り、戦争と和平を繰り返してきた国際政治の歴史を学ぶ。特に、帝国主義時代から2度の世界大戦を経て、冷戦、ポスト冷戦に至る国際政治の変動についての理解を深めることに力点を置く。


●教員業績はこちらをご覧ください

履歴・職歴等

慶應義塾大学法学部政治学科卒業(1982年)。同大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得満期退学(1987年)。パリ第3大学留学(1979~1980年)。武蔵野短期大学、静岡県立大学国際関係学部教授を経て、2010年より東洋英和女学院大学国際社会学部教授。ブリュッセル自由大学客員研究員(2000年~2001年)。東洋英和女学院大学大学院国際協力研究科長(2015年~2017年)。東洋英和女学院大学国際社会学部長(2016年~2019年)

著書・論文

『現代の国際政治[第4版]』(共著、2019年)
『世界のメディア』(共著、2018年)
『国際関係論[第3版]』(共著、2018年)
『EU統合を読む』(編著、2016年)
『国際関係論[第2版]』(共著、2016年)
「スイスのEU政策」『日本EU学会年報』第36号(2016年4月)
『現代の国際政治〔第3版〕』(共著、2014年)
『EUを知るための63章』(共著、2013年)
『EU・西欧』(共編著、2012年)
「アイルランドとEU―歴史的展開とリスボン条約の批准―」『法学研究』(2011年1月)
“European Neighbourhood Policy:its assessment and challenges”『日本EU学会年報』第29号(2009年4月)
『EUの国際政治―域内政治秩序と対外関係の動態―』(共編著、2007年)
『EUスタディーズ3 国家・地域・民族』(共著、2007年)
「キプロスのEU加盟と「キプロス問題」」『日本EU学会年報』第24号(2004年9月)
「ベネルックス3国と欧州統合の50年」『日本EU学会年報』第21号(2001年9月)
など

受験生へのメッセージ

21世紀の国際社会は、主権国家だけが主たる自由なアクターであった「近代」から、主権国家間の関係がルールによって制度化され、国家以外の様々なアクターと共に国際社会の安定と発展を進める新しい「段階」に差し掛かっています。この新たな現状を理解した上で、我が国が進むべき道(外交だけでなく、国内政策も含め)を検討する力を付けて下さい。

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