研究科案内

奥山 倫明 教授

  • 専任教員氏名:奥山 倫明
  • 分野:死生学
  • 専門分野:宗教学、宗教史学、宗教社会学

    〇主な所属学会:日本宗教学会、日本社会学会、「宗教と社会」学会、宗教法学会

研究テーマ

近代西洋宗教史、日本宗教史

指導可能なテーマ

宗教学、宗教史学、宗教社会学、死生学に関連するテーマ

論文作成指導方法

基本的な文献探索をしながら、自己の研究テーマにおける研究動向を把握する。
論文の展開を明確化しながら、論文全体の構成を練り上げる。
博士課程以上の場合は、学会・研究会での発表経験を積み、さまざまな立場からのフィードバックを自己の研究に反映させることを目指す。
自己の研究によって、学問世界と一般社会に対して、何を提起したいのかを自覚化する。
これらを通じて、アクチュアルな問題意識のもと、着実な研究手法によって、論文作成を進めていくサポートをする。

担当科目

宗教学特論

【日本宗教についての英文概説書を読む】Randall L. Nadeau, Asian Religions: A Cultural Perspective (Wile Blackwell, 2014)に収録されている日本宗教についての章を読み、精緻な英文読解を通じて、日本宗教についてのさまざまな理論や学説について概観する。そのうえで、日本宗教研究の現在の問題状況と研究方法論について理解する。 

宗教社会学特論 近現代日本や現代世界の宗教現象の多様な展開を、人びとの生活のレベルから振り返り、宗教社会学的な理解を深める。
日本宗教史特論 日本の文化と宗教の歴史を、基本的な概説書をもとに理解する。 
人間科学基礎演習Ⅰ(修士論文指導)

【宗教学的死生学の修士論文の執筆に向けて】修士論文執筆に向け、自己の問題意識を振り返りながら言語化し、それに基づいてテーマを設定する。そのテーマに関わる研究動向についてのレビューと、参照すべき文献のリストを作成し、さらに論文全体の構成について検討を加える。

人間科学基礎演習Ⅱ(修士論文指導) 修士論文のテーマを明確化し、論文の構成を組み立てるとともに、論文の一部となる、小テーマに基づいた、一つの章、あるいは複数の章を執筆する。
人間科学演習Ⅰ(修士論文指導) 【宗教学的死生学の修士論文の執筆に向けて】修士論文執筆に向け、自己の問題意識を振り返りながら言語化し、それに基づいてテーマを設定する。そのテーマに関わる研究動向についてのレビューと、参照すべき文献のリストを作成し、さらに論文全体の構成を決定し、論文執筆を進める。
人間科学演習Ⅱ(修士論文指導)

【宗教学的死生学の修士論文の執筆に向けて】修士論文の構成を再検討しつつ、論文執筆を進める。論文全体の流れをたえず振り返りながら、結論にまで到達することをめざす。結論として自己の論証したいことを論理的に論証できているか再検討しながら、最終稿に到達するまで繰り返し全体の推敲を重ねる。


●教員業績はこちらをご覧ください

履歴・職歴等

東京大学大学院人文科学研究科修士課程 修了 文学修士
東京大学大学院人文科学研究科博士課程 単位取得退学 
東京大学大学院人文科学研究科博士課程 修了 博士(文学)
南山大学助教授
南山大学人文学部 教授

著書・論文

著書
(共編著)『いまを⽣きるための宗教学』丸善出版
Defining Shinto: A Reader Routledge
『制度としての宗教―近代日本の模索』
論文
“Rethinking“State Shinto”in the Past and the Present” International Association for the History of Religions, NUMEN: International Review for the History of Religions
““Civil Religion" in Japan? Rethinking the Arguments and its Implications” 日本宗教学会Religious Studies in Japan

受験生へのメッセージ

宗教学、精神医学、生命倫理学の交錯する領域としての死生学分野において、本学「死生学研究所」の研究活動と連動しながら、また連携している上智大学大学院・実践宗教学研究科・死生学専攻の先生方のご指導もいただき、広く深く研究を進めていく人をお待ちしています。

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