ブリティッシュ・コロンビア大学ELI(カナダ)
国際社会学部(ブリテュッシュ・コロンビア大学ELI2022)
留学期間:2022年8月~12月or2023年2月
留学マンスリーレポート(2022年11月)
今月のカルチャーショック
イランで起こった女性の抗議活動に関して
9 月の初旬、Mahsha Amini(マフサ・アミニ)さんがヒジャブを正しく着用していなかったという理由で道徳警察によって逮捕され、その際に暴力を受けたことが原因で亡くなった。これがイラン国内で大問題となり現在も多くの女性が抗議活動を行っている。イランはイスラム教に沿った衣服の着用が義務付けられておりその規定に背くと厳しい取り締まりがされる。それに関し反対意見が集まっているのだ。抗議する女性たちはヒジャブを燃やしたり、美の象徴とされる髪の毛を切り主張する。
彼女たちは自分の命を危険にさらしながらも活動を続けている。その活動は世界に広がっており最近、大学内で抗議を行う人々を見た。これを通し感じたのは違和感だった。日本では政治に参加したり反対意見を抗議したりということはどこかタブーになっているように感じる。特に若い世代になるほど関心自体がないのではないだろうか。カナダで過ごし現地の大学生と交流して感じたことは大体の人が政治に対する意見を持っているということだ。それに対し、私は意見を持っていないどころか政治を理解をしていないことに恥を感じた。現在少しずつではあるが日本の政治に関して学んでいる。
今月の成長体験
大学内にある Museum of Anthropology という博物館を訪れた。その博物館には各国の伝統品が展示されておりカナダの先住民に関する展示も多い。さらに期間限定でメキシコに関する展示が開かれていたのだがメキシコの文化の紹介だけではなく国に関する問題もとり挙げられていた。その中で最も考えさせられたのは亡命に関する展示だ。亡命をし、不法移民としてアメリカに入国する人が多くどうやって国境をこえるのかなどが紹介されていた。驚いたのは車の座席の中に入り入国するという方法だ。何故ここまでして自分の国から出たいのか、メキシコ人のクラスメイトに聞いたところ情勢が悪いため貧しい人が多く、また他の国から同じくメキシコに亡命してきた人々の大半は職を持っておらず、窃盗に走ってしまう人が多いため治安が悪化しているとのことだった。日本は島国のため他国から大陸間での移動が出来ない。それも安全の一つの理由だろうがもう一つは自国で物事を解決できるからなのではないかと考えた。日本は英語を喋れる人がアジア圏だけで見ても少ないがそれは日本から出て生活しなければならない人が少ないとも考えられる。英語を使わなくても生活が出来る環境ということは悪いことではなく、平和を保てているということなのではないかと考えさせられた。
日本について聞かれたこと、考えたこと
ワールドカップで日本人サポーターが試合終了後座席を掃除したことが大きな話題を呼び、クラスメイトに日本人はなぜそうしたことをするのか聞かれた。これは個人意見だが、私は小学生から中学を卒業するまでバスケットボールをしており練習開始と終了時にコートを掃除し、さらにコートに一礼してお願いします、ありがとうございましたと言うことが普通であった。またこれはバスケに限らずサッカーや野球、バレーボールなど様々なスポーツをする人たちでも行っていることだろう。会場に感謝し、リスペクトすることは私たちにとって普通なのだ。こうした習慣を持つ日本人だからこそ会場を汚して帰ることはできないのではないかと考えた。決してテレビに良く映りたい、日本人は掃除が好きだからというわけではない。今まで何故こんなことをするのかよく理解できてなかったがこのニュースを聞いた時日本人としてこうした習慣は誇るべきなのだなと実感できた。