ヴィクトリア大学ELC(カナダ)
国際社会学部(ヴィクトリアELC2022)
留学期間:2022年9月~12月or2023年1月
留学報告書2022年度
1. 留学先学校全般について(学校の規模、留学生の出身国・年齢層など)
学校の規模は東洋英和よりも大きく、学校の敷地内にジム、カフェ、映画館、図書館、公園、スクールパブ(居酒屋のようなレストラン)、ブックストア、シャンプーなどが売っている日用品ショップなどがある。私は利用したことはないが美容室や歯医者もある。また自然も多く、鹿やリス、クジャクなどがよく学校の芝生や木の葉っぱなどを食べている。ELCの生徒が勉強する棟はCSTと呼ばれていて、学部生が勉強する棟からは少し離れている。ELPIという3ヶ月のコースでは日本人が一番多く、その次に韓国人、メキシコ人、コロンビア人がいた。またそれ以外にもコンゴやロシア、中国や、タイ、ギリシャ、インドからきている生徒もいた。日本人や韓国人は特に大学生の割合が多かったが、30代、40代の学生や、また子供と一緒に学びに来ている方など年齢にかかわらず多くの国籍、世代の方がいる。大学からダウンタウンまではバスで15分〜20分ほどで行くことができる。また学校の近くに海もあり街全体が自然に囲まれている。
2. 履修科目・授業内容について(コース名(一般科目を取った場合は授業名)、どのようなことを学び、どう役立ったかなど)
私は九月から3ヶ月間行われるELPIというコースと一月にあるMonthly Englishというコースを取った。そして初日にライティングとスピーキングテストがあり、その結果によってクラスが分けられる。クラスは一番下から200,330,410,490,570と五段階に分けられ、GeneralのクラスかAcademicのクラスかのどちらかを選択する。Generalのクラスはディスカッションや文法など、生活に使える英語表現をたくさん学ぶ。On/ At/ Inやthe/aなど基本的だが間違いが多い部分についても時間をかけて学んだ。そして毎日色々なトピックに対して自分の意見を言う時間が設けられる。日本では中学でも高校でも文法や読解の勉強しかしてこなかったので様々なテーマに対してすぐに自分の意見を考え発言するのが最初は難しかったがスピーキングの向上につながった。またイディオムやスラングも学び、実際にそれらを使って会話をする場面や映画などを見たときに習った言葉が出てくる場面がとても多く、実践的な英語を学ぶことができる。Academicのクラスはスピーキングよりもエッセイやライティングを集中的に学ぶ。また教科書もGeneralに比べてより学問的である。友人がacademicのクラスにいたが生徒はほとんどスピーキングの基礎が出来ていて授業もある程度会話ができることを前提に進められると言っていた。IELTSやTOEFLの対策の勉強に役立つ授業がたくさん行われている。Monthly Englishは1ヶ月でたくさんのことを学ぶのでELPIよりも大変だった。宿題も多く、週に一度プレゼンを行ったので時間があまり無く、準備が大変だった。
これらの授業を通して人前で話すことへの抵抗が消えたように思える。また、日本にいたときは文法や間違いを気にしすぎて英語を話すことに自信がなかったが授業を通して間違えながら学ぶことが一番の成長に繋がると考えが変わり、英語を話すことに楽しさを覚えた。クラスメイトが授業中にたくさん発言をするので私自身も影響を受けてディスカッション中に自分の経験や考えを共有し合うのがとても楽しかった。
3. 留学準備について後輩へ伝えたいこと(出発前にしておくべき勉強、準備など)
留学前に戻れるならもっとスピーキングの練習をしておけばよかったと思います。日本で英語圏の友達を作る機会がないということを言い訳に私はスピーキングの練習をあまりしませんでした。しかし留学が始まると私と同じ日本生まれ日本育ちでもネイティブのように上手に英語を話す人がたくさんいて自分が恥ずかしくなりました。私は友達の影響で留学中に、YouTubeで英語話者の芸能人のスピーチ動画を使って毎日シャドーイング(※聞いている音声の後を影のように追ってそれを真似して喋る)を始めました。生活をしていく中でネイティブのように速く話す必要はありませんがネイティブの速い英語を聞き取る力は必要です。シャドーイングを行うことでネイティブの速い英語に耳が慣れてだんだん聞き取れるようになりました。また単語と単語が繋がるリンキングや発音なども学べてそれを日常で練習として使っていたことで先生や友達に発音が前より良くなったと言われることが増えてその言葉がさらにモチベーションにつながりました。最初は早くてついていくことができませんでしたが何回も巻き戻して真似して話すことでだんだん口がその速さに慣れて言えるようになるので諦めないで続けることが大事だと思います。私は40秒〜60秒程度の短い動画を一時間ほどかけて完璧に言えるようになることを毎日の目標にしていました。また一日ごとに動画を変えるのは難しかったので始めた頃は同じ動画を三日ほどかけて練習していました。ネイティブにとってはたったの40秒なのに私は同じ言葉を同じ速さで言えるようになるまで1時間、または何日もかかるんだ..と心が折れそうになりましたが同じスピードで言えるようになった時には成長を実感できるのでその達成感のために継続していました。これを留学前にやっていればもっと成長できたと思うのでその面で少し後悔しています。
また日本の文化について多くの質問をされるので日本について英語で説明できるようにすることを強くお勧めします。 日本での宗教の文化や大学入試制度、クリスマスや正月の過ごし方や男女格差について多くの場面で"日本はどうなの?"と意見を求められることがたくさんありました。私は留学前に先輩方から日本のことを英語で説明できるようにしたほうがいいとアドバイスをいただいていたのでノートに人口、宗教や食文化、政治形態や大学入試制度、英語教育や男女格差について思いつく限り日本のことを英語で書いて質問された時に備えて覚えました。準備した質問についてたくさん聞かれたので本当に役に立ったし答えられたときは嬉しかったです。日本のイメージが私の説明一つで決まってしまうので少し負担に感じる部分もありましたがそこから会話も広がりリアクションをしてくれるのでだんだん説明することに楽しさを覚えました。
4.留学全般について後輩へ伝えたいこと
新しい環境に一人で飛び込むことには勇気が必要だと思いますが、あまり負担に感じ過ぎず、何事も楽しむことが何より重要だと思います。最初は全てのことに戸惑うかもしれませんが同じ境遇にいて、同じ目標を持つ友達は何よりも心の支えになりました。人種や年齢、性別関係なく多くの人と繋がったことで自分の価値観や視野が広がりました。また、間違いながら学ぶことで成長できるので文法の間違いを恥じる必要は無いと思います。時間はあっという間に過ぎていくので1日1日を大切に生活してほしいです。私も友達も同じ国籍の人との関わり方について留学生活の中で一番悩みました。同じ国籍でも英語で話したい人と同じ国籍同士は母国語で話したい人など言語が同じだからこそ生まれる価値観の違いにぶつかる人が多くいたように感じます。そのような時は我慢せずに英語で話したいと相談したり、思いきってそこのグループから抜け出して違う国籍のグループに入ってみたり、短い時間だからこそ周りの目を気にするよりも自分の気持ちに従って行動することで有意義な留学生活を送れると思います。意外にもビクトリアには多くの日本食レストランや日本食スーパーがあり、大学の食堂にも寿司が売っているのであまり食事に関して寂しくなったことはありませんでした。そしてELCの先生はとても親切で授業以外にも悩みを相談したことがあったのでもし何か困ったことがあればなんでも話してみると良いと思います。
初日に行われるレベル分けテストのライティングのパートはできるだけたくさん書くと良いと思います。問題は英検の作文のような感じで時間がある時に何をして過ごすのか、幼いときの将来の夢など基礎的なことを書く欄と人生で最高だった瞬間、後悔した瞬間など、エッセイを書くパートがあるのでテスト前にどのようなテーマが来ても良いように準備をしておくと良いでしょう。スピーキングテストも自国の好きな祝日や自国の英語教育など基礎的な質問を受けました。またその後に屋外での喫煙を法律で禁じるべきかというテーマや国際恋愛についてどう思うかなど少し難易度の高いトピックを二人一組でディスカッションするパートがあるのでそれらもどのような質問が来ても良いように準備しておくと良いと思います。下のクラスにいくと授業中なのに英語を話さず日本語を話す生徒がいるという話や扱う内容が簡単すぎて退屈だという話を何度も聞きました。現地で生の英語を集中的に学べるということでできるだけ上のクラスで授業を受けることを強くおすすめします。上のクラスに上がるにつれてクラスの国籍はより多国籍になり、また高いモチベーションを持つ生徒に囲まれて生活するので勉強に対する目標を見失わずに刺激を受け合いながら勉強することができました。留学前から留学に備えて学習を進めておくことで、より充実した留学生活を送ることができると思います。
5. 今回の留学はどのような点で良かったですか。
初めて海外で長期間暮らすという点で不安な点が多かったがビクトリアは比較的小さな町だったので勉強に集中できたのがとても良い点だった。遊ぶ娯楽施設が少ないので放課後も学校に残って友達といろいろな話をしたことで自然とスピーキング力の向上につながったので私にとってビクトリアは勉強する環境として最適だった。また個人的には周りの友人やホストファミリーに恵まれたことがとても良かった。高いモチベーションを持つ友人に囲まれて生活していたことで自分自身も目標を失わずに向上心を持ちながら勉強することができた。たまに友人たちの能力の高さに自信を無くしてしまうこともあったが周りの友人たちの英語力や勉強に対する熱意に影響を受けてそれについていけるように努力したので帰国時には達成感があった。今まで何かを全力で頑張ったという成功体験があまり無く自分の強みなどにも気付かなかったが、友人たちが英語と日本語と韓国語の三ヶ国語を話せることはあなたの強みだと言ってくれたことや、音楽や映画などの個人的な趣味も人と繋がる上で大事なコミュニケーションツールになると気づいて自分に自信を持つことができた。また、UVICのレベルごとにクラス分けがされるという制度も目標を失わずに勉強を続けるモチベーションになった。最初私は410という五段階レベルの真ん中のクラスにいたが、Monthly English ではlevel4という上から二番目のクラスに上がれたので3ヶ月の努力が実ったと実感できて本当に嬉しかった。語学留学ということで現地の生徒と関わる機会を作るのが難しかったが、その点を利用していろいろなクラブ活動やイベントに自ら参加したことで語学力だけではなく行動力がついた。
6.今回の留学経験を、将来にどのように役立てたいと考えていますか。
留学を通してカナダの文化や生活スタイルを学んだ。特にライフワークバランスがしっかり保たれている点や男女平等が日本よりも進んでいることについて魅力を感じた。このことから卒業後もワーキングホリデーやCOOP留学を利用してカナダで生活したいと強く思った。また将来は外資系などの英語を使う企業で仕事をしたいと思った。そのためにもTOEICやIELTSなどのより学問的なテストを受けてビジネス英語の習得を目指したい。