宗教史と現代日本宗教
奥山 倫明 教授
宗教学ゼミでは、日本宗教史や世界宗教史に関する概説的な知識を身につけながら、現代世界や現代日本の宗教動向を、宗教社会学的な観点もふまえて学んでいきます。 また宗教的な主題を含む映画や小説などについても、関心を広げていきます。特に死生学的な諸問題については、主体的に理解を深めることをめざします。
現代社会のなかの「教える-学ぶ」の営みを問い直す
尾崎 博美 教授
・学校に行くことの意味とは何か?(よい学校とはどんな学校か?):学校論
・「頭がいい人」と「勉強ができる人」との違いは何か?:学力論
・なぜ大人は「いい子」を育てようとするのか?(「いい子」とはどんな子どもか):子ども論
・子どもにとっての「遊び」の意味(「遊び」の変化や移り変わり):遊び論
・物語[童話、小説、テレビ番組、映画、アニメ、漫画等]の教育的な意味とは何か:メディア論
・子ども向け施設[テーマパーク、ジブリ美術館等の施設]の教育的な意味とは何か:社会教育
・なぜ「いじめ」は起こるのか? 教育の「格差」とは何か?:教育問題
・日本の教育と諸外国の教育を比較する:世界の教育
生涯発達心理学の視点での人間理解
久保田 まり 教授
・親子の愛着関係の発達と変容
・愛着関係の質が対人関係において影響すること
・不適切な養育(虐待・ネグレクト)と愛着の障害
・自我同一性確立に関連する現代社会の諸問題
・発達におけるresilience(修復性)
臨床の視点と「支援する」こころ
小坂 和子 教授
教育相談(スクールカウンセラー等)や心理療法(箱庭・プレイセラピー・夢も)。アート・サブカルチャーや文化の深層心理学。
メディア利用の心理学
小寺 敦之 教授
人々のメディア利用や情報行動から人間や社会を理解する
ユング心理学を学ぶ
心理療法のために
篠原 道夫 教授
ユング心理学は,ノイローゼなどの心理療法の体験を基礎としてた心理学です。単なる心理療法の技術論・治療理論を超えて,生き方を論じている点が魅力的です。生きていくことの指針を与えてくれる心理学です。生き方ならば,哲学や宗教学から多くを学べるかもしれません。しかし,哲学や宗教学は,大きな話(抽象的な話?)をしてくれますが,日常生活をどう生きるかを教えてくれません。その点で,ユング心理学は,ノイローゼなどの具体的問題を通して指針を示してれます。
「いのち」から「人間」「社会」「歴史」を考える
田中 智彦 教授
人間科学演習Ⅰ・Ⅱ:現代社会に生きる私たちが「いのち」「人間」について考えるときの「考え方」それ自体を見つめなおして、そこにはどのような問題がひそんでいるのか、なぜそのような問題が生じるのか、それに対して私たちは何を考え、どうするべきなのかを探究していきます。
卒業研究Ⅰ・Ⅱ:一人ひとりの取り組んでみたい研究テーマにしたがって卒業論文を執筆します。
臨床心理学における芸術療法
こころに向き合うための臨床心理学的視点
福田 周 教授
病跡学的アプローチによる創造性の意味と精神病理の意味について
描画療法の体験を通したこころに向き合う臨床心理学的視点について
こころを理解し成長の場を支える臨床心理学 ―夢・身体・イメージ・自己―
前川 美行 教授
心とは?心理学やカウンセリングを学び、映画や文学等を通して心の仕組みや苦しみの理解を深めます。
テクノロジーとメディアの⼼理学
〜認知⼼理学から人工知能(AI)まで、人間とは何かを問う〜
柳沢 昌義 教授
・人の認知機能や脳科学について学び、人間とは何かについて学ぶ
・人工知能(AI)への理解を深め、人間とAIの違い、人間とは何かを学ぶ
・合わせて、最新のAI技術を学び、生成AIなどを駆使した研究を行う
・テクノロジーの教育への応用を学ぶ
・人間についての理解、人工知能との付き合いに関する⼼理学的実験や教育学的実験により、卒業研究を完成させる
対人関係・対人行動の社会心理学
渡部 麻美 教授
身の回りの問題を実証的視点で見る
「脳―こころ―身体」の臨床心理学
秋本 倫子 准教授
脳・こころ・身体のつながりを視野に入れて、こころの成長やケア、より生きやすくなる方法を探究する
こころとからだの実験心理学的研究
~応用精神生理学の基礎と実践~
小林 能成 准教授
私たちの心と身体の深い繋がりについて理解を深め、自らの今後の生活に活かしていく 身近な日常現象についての心理学的な視点からの研究や、心身の健康・ストレスや不安の対処といった応用的テーマについて、主として実験的方法を用いた実証的な研究を体験する。
家族と社会――身近な家族問題を「社会」から考える
野田 潤 准教授
このゼミでは、家族社会学の基本的なことがらを学びつつ、「家族」や「性別」という身近でプライベートな存在だと思われがちな存在が、いかに社会的な文脈と深くつながっているかを理解していきます。そして学んだことをもとに、皆さんにとっての身近な家族問題を考えていきます。具体的には、例えば「恋愛」「結婚」「子育て」「ケア」「性別役割分業」「ジェンダー・ステレオタイプ」「介護」「働き方」「多様性」などといったテーマについて、学習と研究を進めていきます。