授業のご紹介「死生学特論」
今回の授業紹介は「死生学特論」です。
人間科学研究科人間科学領域死生学関連分野の専門科目。担当は田中 智彦教授です。
今年度は、前期土曜日3限(13:00~14:30)に開講しています。
授業内容をお届けいたします。
「ひとはいつの時代にも「生」と「死」について問うてきました。とはいえこのことは、ひとが「生」と「死」をどう考え、そこにどんな問題を見いだすのかまでもが時代に関わりないことを意味しません。わたしたちはいわば「現代」固有の「色眼鏡」を通して「生」と「死」を見つめ、考えているのであり、それゆえその自覚の有無は、「生」と「死」をめぐる問いと思考の深浅を大きく左右します。この授業では、そうしたことに気づかせてくれるテキストを読み、解釈と議論を重ねることを通じて、「わたしたちは「現代」という歴史的条件の下でいかに「生」と「死」を問うべきか」という問いを探究しています。」