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2022年度9月期学位授与式式辞

2022年9月17日(土)、2022年度9月期大学院学位授与式を行いました。

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星野学長の式辞です。

 東洋英和女学院大学大学院修了の皆さん、修了おめでとうございます。教職員一同、心からお祝い申し上げます。また、皆さんの大学院生活を力強く支えてくださったご家族、関係者の皆様にも心から祝意を申し上げたいと思います。

 新型ウィルス感染症のためにイベント開催の自粛が続いているなかで、本日、この学位授与式を、マスクを着用し感染防止を施した中ではありますが、晴れて、修了生の皆さんとお祝いできますことを、大学院を代表し、お慶び申し上げます。コロナ禍のために、ご家族やご来賓、関係者の皆様の列席はかないませんが、修了生の皆さんにとっては、将来、今日という日を振り返る時に、あの時の学位授与式はコロナ禍の中で、マスクを付けてやったんだ、というような、記憶に残るものになろうかと思います。

 皆さんは、強い意思と志をもって東洋英和女学院大学大学院を選ばれて入学し、勉学と研究に励み、所定の課程を修了し学位を取られて、本日ここに、めでたく修了の日を迎えられました。

大学院での研鑽の日々には、いろいろなことがあったと思います。特に2年半以上にわたるコロナ禍の継続という事態の中で、良いことばかりではなかったかも知れませんが、楽しかったこと、嬉しかったことも沢山あったと思います。また、今日の充実した喜びの日を迎えるまでには、仕事と学問の両立を含め、並々ならぬご苦労があったことと思います。そのご努力と獲得された成果に対し、深い敬意を表したいと思います。

 さて、大学院修了は、人生における大きな節目の一つであるわけです。皆さんは今日、高等教育の最終段階に位置する大学院修了の学位記を手にされました。皆さんがこれから書く履歴書には、東洋英和女学院大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、修士の学位を取得したという新しい項目が加わります。皆さんは私共東洋英和の建学の精神である「敬神奉仕」の理念の下、本大学院で高度な専門職としての訓練を受け、研鑽を重ね、それが評価されて学位を授与されたわけです。どうか、東洋英和女学院大学大学院の修了生であることに誇りを持ち、本学で研究された成果や、身に付けた研究手法を基礎とし、また出発点として、現実社会が直面している困難さ、複雑さにこれからも真正面が立ち向かっていくべく、より一層研鑽を重ねていっていただきたいと思います。

 修了生の皆さん。明日からは、専門知識を身に付けた社会人として、それぞれが選んだ場所で力を発揮し、それぞれの人生を歩むことになります。本日のこの良き日に、私から修了生の皆さんに向けて、南アフリカ共和国のネルソン・マンデラの言葉を贈りたいと思います。

マンデラ氏はご存じのように、南アフリカ共和国の政治家であり、弁護士ですが、黒人差別に反対する反アパルトヘイト運動に身を投じ、国家反逆罪で終身刑の判決を言い渡された人です。マンデラ氏は、27年間の獄中生活を経て、のちに同国の大統領となり、ノーベル平和賞も受賞しました。そのネルソン・マンデラ氏の言葉です。それは、「成し遂げたことで私を判断するのではなく、失敗して立ち上がった回数で私を判断して欲しい」という言葉です。今日のこの学位授与式の餞の言葉として、修了生の皆さんにこの「成し遂げたことで私を判断するのではなく、失敗して立ち上がった回数で私を判断して欲しい」という言葉を贈ります。何かに失敗しても(おそらく、これから皆さんは、私もそうであったように、数多くの失敗を重ねると思いますが)、その時は、その失敗を糧にして、立ち上がってください。人生は、道中に山あり谷ありです。その道中で、悩んだり、失敗したり、ヘマをして時には落ち込んだり自暴自棄になったりすることがあっても、くじけず、負けずに立ち上がって、失敗を糧としてカムバックしてください。そして、そんな困難な時こそ、皆さんは笑顔を忘れないでください。

 本学では、9月修了の院生に対して、学位記とともに赤いバラの花をお贈りすることにしています。これは東洋英和女学院の慣行で、その起源は戦前まで遡ります。このバラの花の一輪一輪に込められた「敬神奉仕」の建学の精神とスクールモットーを、皆さんはどうか忘れないで頂きたいと思います。それこそが、増々複雑化する世界に向かって船を漕ぎ出さんとする修了生の力強い支えと追い風になってくれるに違いありません。

 さて、そろそろ式辞を締めくくらなければなりません。この間、東洋英和女学院大学と皆さんを支え続けて下さいました、地域の皆様、並びに関係各位に対しまして、重ねて、心より御礼申し上げます。皆さん、どうぞ、東洋英和女学院大学大学院の修了生であるということに胸を張り、大学院での研鑽を通じて自身の成長や仲間の広がりをいま一度しっかり確認し、自信を持って東洋英和女学院大学大学院で育てた大きな、大きな両の翼で空高く舞い、羽ばたいて下さい。

皆さんの未来が前途洋々で、明るく、限りなく広がることを心より信じ、また祈念して、私の式辞といたします。修了生の皆さん、改めて修了おめでとうございます。Wish you the best of luck in your future. 皆さんの未来に栄光あれ。

 

2022917日 東洋英和女学院大学大学院 学長 星野三喜夫

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