大学院案内・概要

学長挨拶

ごあいさつ

東洋英和女学院大学
学長 藁谷 友紀

 国際公務員として活躍する日本人の数の少なさが指摘されています。日本人の希望者が少ないわけではありません。大きな理由は、日本人の修士号学位取得者数の少なさにあります。国際公務員として重要な職務に就くためには、修士号取得者であることが求められています。多くの日本人はその条件を満たしていません。
 国際社会においては、一般の求職活動の際に、領域を問わず修士号取得者であることが求められるのは珍しいことではありません。欧米では、博士号を取得している実務家も珍しくありません。それぞれの領域で求められる専門性が一層高くなっています。
 幼児教育と臨床心理学両領域では、時代や社会の変化の最前線である現場に正面から向かい合うためのより高い専門性が求められています。猶予が許されません。親子の関わりが大きく変化する中で、対人関係のあり方が大いに変わる中で、「臨床」と「実践」の重要性は増しています。変化と変わらぬ普遍性をともに大切にする人間科学領域の総合性は、人間科学専攻の各領域が強く共有するものです。
 日本の「国際スタンダード離れ」が問題になり、高度な「実践性」習得が喫緊の課題として突きつけられる中、日本においても「キャッチアップ」のスピードが加速しています。高度職業人養成を目指す制度改革の動きはその現れの一つです。
 私たち、東洋英和の大学院は、他に先駆けて「社会人が学ぶ/学びやすい大学院の環境づくり」を進めてきました。学部から直接進学するストレートマスターの院生も含めて、現場と社会が求める高度な専門的知識・見識を有し、領域を牽引するエクスパートを育てることが目指すところです。実践に根差し、実際の要請に応える人材の養成です。その中から育った研究者も、新しい時代の新しい課題に向き合う、新しい時代を切り拓く研究者として注目されています。
 新しい社会の担い手として意欲に満ちたみなさんの入学を心よりお待ちしております。