ホーソン・メルボルン(オーストラリア)
国際社会学部(ホーソン・メルボルン2024)
留学期間:2024年9月~2025年2月
留学マンスリーレポート(2024年12月)
今月のカルチャーショック
日本ではハロウィン後から緩やかにクリスマスの飾りつけが始まり、クリスマス当日の夜に急いで片づけて門松を置くところが多いですが、オーストラリアではクリスマス後どころか1月を迎えてもツリーが光っている家やオフィスがあり、日本のあわただしさとは異なる、マイペースな年越しだと感じます。お店などは比較的ボキシングデーセールとニューイヤーセールに伴って片づけられている印象です。
今月の成長体験
成長とは少しずれてしまうかもしれないのですが、常に持ち歩いていた携帯電話を家に忘れたまま、ホストファミリーとショッピングセンターに一日出かける経験をしました。留学に来てすぐの時は、いざというときに手元に翻訳ソフトや辞書アプリがないと不安でしたが、それらに頼らなくても不安なく過ごせるようになったのは自分にとって変化を感じる出来事でした。
また、食べ物や飲み物、服や日用品を日本で見たことがあるものばかり選んでいましたが、こちらでしか買えないものを選ぶべきだと思い直し、最近はできる限り新しいものに挑戦するように心がけています。中には日本よりも安く手に入りより満足できるものもあり、そのようなものを見つけるたびに、よりメルボルンを好きになっていくのを実感します。
日本とメルボルンをより客観的に比較できるようになったとも感じていて、どちらも良い面悪い面がある中で、自分が将来どのような人生を選択できるのかについて考える時間も増えてきています。
日本について聞かれたこと、考えたこと
シドニーのフィッシュマーケットで、日本人の従業員の方がいるお店があり、日本人の私たちにとてもよくしてくださいました。メルボルンにも日本人のコミュニティがあり、日本人だけのパーティの企画や不用品の交換などが行われているそうです。日本を出て異国の地に住んでいても、結束して助け合って生きていることが日本人らしくて面白くもあり、日本における多文化共生のハードルの高さを改めて感じる出来事でもありました。
またこの頃、食品の安全性についても考えるようになりました。現在のオーストラリアはあらゆるものの物価が日本に比べて倍近くしますが、野菜やフルーツ、魚や肉などの食材は日本よりもはるかに安く手に入れることができます。夕方ごろに市場に行くと、腐りかけのフルーツなどをただ同然の値段で売っている店もあり、初めは衛生的とは言えないフルーツの状態に、「日本よりも湿度も気温もはるかに低いのになぜこうも早く鮮度が落ちるのか」と感じました。しかし、調べてみると日本はオーストラリアの数倍の農薬を散布していることが分かりました。国ごとの食品の安全性に対する姿勢の違いが興味深いと思いました。