SDGsセミナー第9回が開催されました
「SDGs-国際協力の現在、未来」の第9回目は、SDGs目標4の「教育」について、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)の関尚士事務局長からお話を伺いました。初等教育の普遍化、質の高い教育の達成を目標としつつも、世界では約6100万人がまだ初等教育を受けることができない環境にあること、非識字者は約7億5800万人とされ、うち63%が女性である現状がまず説明されました。
SVAはアジアを中心に7カ国で教育事業を展開しており、特に図書教育に力を入れ、より質の高い教育の実現を目指しているとのことでした。難民キャンプや都市のスラム街に提供された図書室で学び、学校教員や外交官として活躍する人も出るなど、アジアでの36年間の図書教育の成果は各地で現れており、学校教育のみならず「図書」を中心にした教育開発によるSDGs達成に向けた取り組みが紹介されました。