「多文化共生社会を考える」第2回講演会開催しました
国際関係研究所による連続講演会(大学院国際協力研究科、港区麻布総合支所共催)の第2回目が6/22(土)に開催され、「民主主義社会オーストラリアは多文化共生社会!!」をテーマに、慶應義塾大学名誉教授の関根政美先生が講演されました。オーストラリアはかつて白人以外の移民を制限していましたが、1970年代以降、多文化主義を導入し、移民と一緒に国を作ってきた共生の歴史があるとのことで、とても興味深い内容でした。移民や先住民の言語や文化も守りながら、自然に多文化共生を実現する方法は素晴らしいモデルであり、日本も学ぶところがあります。必要な労働力を補うための移民受け入れではなく、よりよい受け入れにつなげるために日本人の意識や価値観を変えていく必要があるとのお話は、他国からの学びの重要性を感じる機会となりました。連続講演会の次回、3回目は9月を予定しています。9/21(土)はフランス、9/28(土)はドイツについて第一線でご活躍する有識者をお招きし、引き続き多文化共生社会についてご講演いただきます。