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国際協力研究科修了生・河本千夏さんがNGO新人賞受賞されました

河本千夏さん(2013年度修了)がNGO新人賞(アーユス国際仏教ネットワーク主催)を受賞しました。河本さんは、2011年から特定非営利活動法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン(FTCJ)でインターンとして活動、2013年からはスタッフとして従事。

受賞理由は、卓越した英語能力と途上国での教育スキル。河本さんにお話を伺いました


-河本さんの現在の活動を教えてください。


 私の所属するフリー・ザ・チルドレン・ジャパンは、カナダで12歳の少年が活動を始めたことから、国内外で子ども・若者のエンパワーメントを行っています。

 その中で、インド・フィリピンの子どもたちと文通をしながら支援ができる文通プログラムの運営や、フィリピンの貧困地域に住む生産者の自立支援につながるフェアトレード商品販売・管理、活動の情報発信をWEBや冊子などで行っています。


-きっかけはNGOのインターンだったとか


 はい。学部生のころからNGOの活動に興味があり、ボランティアとしていくつかの団体の活動に参加していたのですが、院生になり、より深くかかわりたいと思いインターンとして活動に参加することになりました。

 年に数回海外出張に行くことがありますが、協働している現地のNGOスタッフや、関係者、支援している子どもやその家族に直接会うことで、より活きた現場の声や状況を肌で感じることができ、そして現地の人たちのパワーをもらって日本に帰ってきています。

 直接聞いたり、感じたことを情報として発信して、継続的な支援につながったり、アクションを起こすきっかけとなっていることに、とてもやりがいを感じています。


-大学院での修士論文は「途上国の自立発展に向けた教育-ライフスキル・ソーシャルスキルの可能性」でした。大学院での研究は今どのように活かされていますか。


 ライフスキル・ソーシャルスキル教育は、日本やカナダでも「生きる力」を育てる教育として注目されており、課題発見力・問題解決力・思考力を育てるプログラムを実施しており、実際にキャンプに参加する前後の参加者の変化に触れることができていて、そして多くの参加者がキャンプ終了後に何かしらのアクションを起こしています。

 また、インドでも若者の自立支援の中でも、ワークショップ、ディスカッション形式でセミナーが行われており、私が行った研究は一つの視点として現場で活きており、実際の様子を見ることができており、今後の支援にも活かしていきたいと思っています。


-今後の抱負をお聞かせ下さい。


 これからも子どもや若者の可能性を信じ、自立支援や「何かしたい!」と思っている方のきっかけやアクションのヒントを提供していければと思っています。フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの国際協力活動や国内の子ども・若者のサポートに興味がある方がいらっしゃいましたら、お気軽にご連絡ください!

このたびはインタビューの機会をいただき、ありがとうございました。


 認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン

http://www.ftcj.com/

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