SDGsセミナー第6回が開催されました
SDGs連続セミナー第6回は、ソーシャルビジネスとして株式会社「Pont D'or」を起業した青山美恵子さんにお話をいただきました。2015年に設立されたPont D'orは、「美容、食、旅」をテーマに東南アジアを中心にビジネスを展開しています。青山さんからまず、社会的な企業活動は、SDGs目標9の「つくる責任、つかう責任」に大きく関わっていると説明がありました。つくる人、つかう人、それぞれが身近に感じられると自ずと責任感が生まれる。そのためには、互いを知る機会は豊富であるほうがいい。そこで、エスニック料理教室などの事業を通じて、異文化理解につながり、作る人のイメージが具体化していくスペースを提供しているそうです。関心が交流の深まりとなり、互い触発されてこれまでにない発想や行動、創造がうまれる。そのサポートが社会的企業の役割であり、つくる側、つかう側双方の関係性を再考することこそが、利益の循環につながると強調されていました。
ソーシャルビジネスとは、これまでの援助や開発のアプローチにとらわれないSDGs達成のひとつの試みである、と理解を促す講演でした。