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俳優

東洋英和女学院卒業部⾨

掲載日:

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職種

クリエイティブ・芸術系 中学部 中高部 芸能・マスメディア系 高等部

町島 智子

中学部から東洋英和女学院で学び、2009年高等部卒業。国立音楽大学音楽学部演奏学科声楽専修に入学。2013年、大学卒業後、劇団四季の研究所に入所し、翌年に初舞台。2021年よりディズニーミュージカル『アナと雪の女王』アナ役、2024年よりオリジナルミュージカル『ゴースト&レディ』のエイミー役を演じる。

舞台を支える裏方への感謝を学んだ英語劇部での日々

英語劇ひと筋。部活に没頭した中高部時代

英語劇部時代の仲間たちと。高2のクラブ発表で『アナスタシア』を上演したときのスナップ。右から2番目が私です

母が東洋英和出身で、小さい頃から野尻のキャンプサイトにも親しんでいたので、受験をして中学部から通いました。そして、自分の人生で大事な人たち⏤⏤何でも話せて、私以上に私のことを理解してくれている友人やそのご家族に、英和で出会うことができました。

中1から高2まで、部活はずっと英語劇部でした。いわゆる体育会系のような本当に厳しい部活で、入部した時の同級生は28人いたのに、高2まで続けたのは12人でした。英和の部活は、中学部と高等部が一緒に活動します。下級生はスタッフとして舞台を支えることを学び、2年目以降は演者として舞台に立ち、最終学年の高2になると制作側として公演をプロデュースします。中1では衣裳・メイク班に所属し、上級生の指導を受けながら既製品レベルの本格的なものを制作していました。あの衣裳は、今も英和に残っているのかな…。女子校なので、男役を演じることもありました。

中2の文化祭では『ノートルダムの鐘』を上演することになり、私も大きな役をいただきました。前の年にスタッフを務めた経験から、舞台は演者だけでつくるのではなく、周りの裏方の支えがあるからこそ成り立つと、肝に銘じて演じました。そうやって、みんなでひとつの舞台をつくり上げる感動が忘れられなくて、つらいこともあったけれど高2まで続けられたのだと思います。それが、俳優を目指すきっかけにもなりました。

高2では、後々まで英語劇部の伝説の舞台になった『レ・ミゼラブル』を上演。私は照明のチーフを務め、限られた機材でいかに工夫して臨場感を出すか、とことんこだわり抜いた思い出があります。

明日も頑張れる勇気を持ち帰っていただくために

出演がないときは、劇団の練習室で歌やセリフの稽古をして過ごします

高2の夏に、俳優を目指すことを決め、声楽を学ぶために音大を受験。国立音楽大学で声楽を勉強しながら、バレエやジャズダンスなどのレッスンも受けました。そして、ジャズダンスの先生の薦めもあって劇団四季を志望し、大学卒業と同時に研究所に入所しました。

劇団の創立者である浅利慶太先生が、作品づくりの理念として掲げたのは「人生は素晴らしい、生きるに値する」というメッセージ。私自身も学生時代に舞台を観て生きる力をもらい、「明日も頑張ろう!」と思えたので、お客さまへメッセージが届けられるよう、その思いを胸に舞台に立っています。

でも、実際には、カーテンコールのときのお客さまの笑顔や拍手から、自分たちのほうが元気や勇気をいただいているんですよね。お客さまの笑顔を見ると、自分も微力ながら劇団のメッセージを伝えることができているのかな、やってきてよかった、と改めて感じます。

劇団四季では基本的に、劇団内のオーディションを受けて配役が決まります。2021年には、『アナと雪の女王』のアナという役をいただきました。私は強くてかっこいい女性であるエルサに憧れていましたが、英語劇部時代の親友とブロードウェイまで行き『アナと雪の女王』を観て、アナが自分の力で目の前の問題に立ち向い、エルサを助けたいという信念から凍りついた国を溶かすまでを導く姿に、アナが最強にかっこいい!と思えるようになりました。そうして、ただ「受かりたい」「この役をやりたい」ではなく、「アナを愛おしいという自分の気持ちを観てもらいたい」という純粋な思いでオーディションに臨んだのです。

普段は舞台出演中心の生活になりますが、出演のない日は劇団のスタジオでバレエのレッスンを受けたり、練習室でオーディションのために歌やセリフの稽古をしたりして過ごします。劇団に入団して10年経ち、出演中はどうしても体を酷使しがちなので、休むことも仕事だと思えるようになりました。

卒業しても母校に守られている安心感

野尻まで行けなくても、緑や水のあるところにいると落ち着きます

高等部の卒業式のとき、聖書科の髙橋貞二郎先生が「ここはあなたたちの母校ですから、いつでも帰ってきていいんですよ」というメッセージに続けて、「強く、雄々しくあれ」とおっしゃいました。旧約聖書の一節ですが、女子校を卒業していく教え子に「雄々しく」という言葉で社会に出ていく私たちの背中を押してくださいました。

実は、これから自分の幅を広げていきたいと思っています。苦手な音域や表現から逃げずに立ち向かおうとしているんですが、自分の可能性を感じられる日もあれば、やっぱりだめだと落ちこんだりする日もあります。そんなときに、この髙橋先生の励ましの言葉を思い出し、ひとりで自分を鼓舞するのではなく、母校からいただいた祝福だと思うと頑張れます。

英和時代には、毎朝の礼拝の最後に必ず「ここにいる人たちと、ここに集えないすべての人たちのうえに、あなたの祝福がありますように」と祈りますよね。だから、私は卒業してからも、きっと今このときも誰かに祈られている、と思うだけで心強いんです。

将来的に幅広い役を演じていくためには、人として多くの経験を積んで、いろいろなことを学ぶ過程が必要ですよね。人間としての深みを表現できるようになって「こんな役もできる俳優なんだ」と評価されるような、味のある俳優になりたいと思っています。(2023年7月、談)

※記事中の所属・役職等は各記事掲載当時のものです。

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