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電動車椅子サッカー選手

東洋英和女学院卒業部⾨

掲載日:

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国際社会学部 国際社会学科

職種

その他 卒業部⾨ 国際社会学部 大学 大学(国際社会学部)国際社会学科 福祉・⾮営利組織系 職種

永岡 真理

2013年、東洋英和女学院大学国際社会学部卒業。同4月より株式会社マルハンに入社し、現在に至る。難病SMA(脊髄性筋萎縮症)のため4 歳から車椅子生活。小2のときに電動車椅子サッカーに出会う。2006年に横浜クラッカーズに入部。現在、チームのキャプテンとして活動中。2013年第1回アジア・太平洋・オセアニア選手権大会に日本人女性初の日本代表選手として出場し、初優勝。2019年には再び日本代表選手として出場し、準優勝。2023年のW杯出場権獲得に貢献。日本選手権大会では4回の優勝。

日本チームを世界一に! 夢を実現するために

障がいのある受験生にも柔軟に対応する英和

小学校2年の時に電動車椅子サッカー教室に参加しました。それがきっかけでレクリエーションとして楽しんでいましたが、高1の時、はじめてのワールドカップが日本で開催されました。現地で観戦することはできませんでしたが、そのプロモーションビデオを観て、自分がやっているこの競技で日本を世界一にしたい!と思いました。

それから国際大会に興味を持つようになり、現在所属するチームに移籍して本格的にトレーニングを始めました。同時に、やはり海外に出て試合をするためには、外国語を話せるようにならないと不利だと考えたのです。

試合だけでなく、たとえば私たち選手が日々使っている電動車椅子の取扱説明書も、すべて英語で表記されています。内容を理解できないと使いこなせず、細かいメンテナンスもできません。また競技内外で語学習得が必要なこと、遠征においても多文化理解が不可欠だと感じて、東洋英和女学院大学の国際社会学部に入学したいと考えました。

実は、別の大学も検討したのですが、生活面の介助が必要ということを伝えると、入学を拒まれた大学もあったのです。でも、東洋英和だけは、入試に合格した時点で、すぐに大学の学生支援課と学生ボランティア活動サークルが合同でミーティングを開き、完璧にサポート体制を整えてくれました。

英和って、学生が困難なことでも挑戦したいと希望した時、実現できる可能性が低いからという理由で否定するのではなく、どうしたら実現できるかを一緒に考えてくれる学校なんだなと思いました。在学中も、常にそういう前提で心地よくサポートを受けることができました。

自然体で接してくれた英和の学生たち

入学後は、学生支援課の職員さんやボランティア・サークルのメンバーたちがシフトを組んで、私が授業を受ける際のさまざまなサポートをしてくれました。数年前にも車椅子の学生が在学していたため、バリアフリー化はされていましたが、校舎にエレベーターはありません。階段昇降機を利用する際のお手伝いや、教科書の出し入れを手伝うサポートが必要だったのです。

ボランティア・サークルやゼミのクラスで、友だちもたくさんできました。みんな自然体で接してくれたので、とても居心地がよかったです。私は、もし自分にハンディキャップがなかったら、キャビンアテンダント(CA、客室業務員)になりたいと憧れていました。ゼミの友だちの就職活動を応援していましたが、そのうちのひとりがCAとして内定をもらったときは、みんなで一緒に喜びました。今はそれぞれ忙しいので直接会うことは難しいものの、SNSなどでお互いの活躍を確認しています。

また、キリスト教を勉強したことは、私にとって大きな学びになりました。グローバリゼーションや世界の政治に関する講義などでも、広く知識を得ることができました。ただ大学を卒業すればいい、というのではなく、自立した女性として海外で活躍することを目指す学生が多く、4年間を英和で過ごすことができて、いい環境でたくさんの刺激をもらえたと思っています。

夢はワールドカップ、そしてパラ五輪へ!

2024年4月のPowered by JATCO 横浜F・マリノスカップでチームは優勝、永岡選手はMVPと得点王に輝いた

卒業後は、企業のCSR(※)・障がい者スポーツ推進担当として働いています。在宅勤務で障がい者スポーツの普及に関わる仕事をしながら、週1回のチーム練習や他チームとの合同練習、個人練習をして活動しています。

電動車椅子サッカーは、私のような重度の障がいがある人でも楽しめるスポーツでありながら、実はなかなかハードです。男女混合でバスケットボールのサイズのコートを使用し、4対4で戦いますが。時速10キロのスピードで走り、迫力があるので、初めて見た人は誰もが激しさにびっくりします。ボールを追いかけて仲間と連携してゴールし、プレーを通して自己表現できるところに魅力を感じています。

個人としては、目標としていた2023年のワールドカップ日本代表に選ばれることは叶いませんでした。でも、あきらめず、次のワールドカップに出場すること、そして電動車椅子サッカーをパラリンピックの正式種目にすることを目標に、これからも努力を続けたいと思っています。(2023年3月、談)


※CSR=企業の社会的責任。企業活動において、社会的公正や環境などへの配慮を組み込み、従業員、投資家、地域社会などの利害関係に対して責任ある行動をとるとともに、説明責任を果たしていくことを求める考え方(厚生労働省ホームページより)。

※記事中の所属・役職等は各記事掲載当時のものです。

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