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2023年09月19日

9月11日(月)、2023年度「心理実習」報告会が行われました

 本学では公認心理師課程を設置し、学部から大学院まで6年間、専門的な一貫教育を受けることができます。
 今回は、各施設での心理実習を終えた4年生が壇上に立ち、実習で得た成果を報告すると共に、来年に実習を行う3年生へ向けてアドバイスを伝えました。

 病院、教育相談機関、生活支援センター、少年鑑別所など、4年生は様々な施設で実習を行います。

「大学で勉強した心理学の知識が、実践の場でも役立つことが分かった」

「授業で学んでいた"多職種連携の大切さ"が今一つ想像できなかったが、現場を見学することで実感できた」

「少年少女が非行行動をやめることは"心の松葉杖"を手放すことにも繋がる、と伺ったのが印象的だった。少年少女が自分の行動に向き合い、新たな"松葉杖"を獲得できるよう、温かな支援が必要だと学んだ」

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 上記のような4年生の報告に、「心理実習」担当教員をはじめ、前川美行教授(学部長)、小林能成准教授(心理学専攻コーディネーター)、尾崎博美准教授(学科主任)からは温かな拍手と共に、それぞれコメントが寄せられました。

「今年の4年生はコロナ禍に入学して、オンライン授業で育ったため、対面の心理実習に耐えられるか不安もありました。しかし蓋を開けてみれば、集合時間や実習スケジュールなどの時間管理に優れた学年で、エチケットを守り、礼儀正しく実習に臨んでいましたね」

「皆さんは実習の場において、自分はお客さんの立場だと思ったかもしれないけれど、実は非常に現場の役に立っている部分があります。"外からの視点"を吹き込むということです。現場は皆さんを受入れることでより活性化していきますから、実習ではどんどん質問をして、外の空気を現場へ送ってください。自分も役に立っているという意識をもって、大学院に進学される皆さんは一層頑張ってください」

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 また今回からの試みとして、会の終わりには3年生と4年生の交流会が催されました。
 「去年に先輩の報告を聞いて、私は今の進路を決めた。
 東洋英和の大学院進学について聞きたい人は、ぜひ何でも質問してほしい」
 など、先輩・後輩の繋がりが深い本学らしい4年生の声もあれば、
 「レポートは早めに」「酷暑の中での実習になるため、ネッククーラーの持参がおすすめ」
といった、より具体的なアドバイスも多く、3年生は熱心にメモを取り、和やかな雰囲気に包まれた報告会・交流会となりました。

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