大学院生福島友さんがゾンタクラブ(保育関連)の奨学金を受賞しました!
2023年3月に本学の保育子ども学科を卒業し、本学大学院 『人間科学研究科 人間科学専攻 幼児教育発達臨床』に在籍する福島友さんが保育関連の奨学金を受賞しました。
今回の奨学金授与団体の母体である『国際ゾンタ』(Zonta International)は、地球レベル、地域レベルで奉仕を提供する国際的な奉仕団体であり、1919年に米国ニューヨーク州バッファロー市で、マリアン・ド・フォレスト女史他職業をもつ婦人達により発足した歴史ある団体です。
その支部の一つである『かながわゾンタクラブ』が実施する奨学金制度に応募し、論文審査を経て、福島さんは奨学金を受賞しました。
論文では、保幼小の接続期に着目し、「小1プロブレム」という認識枠組を捉えなおしていくための基礎的研究に着手しています。保育者と学校教師とでは、「子ども理解」の際に参照する評価基準が異なっており、そうした保育の場と学校との価値観のちがいについてカリキュラムを含め検証していく予定です。論文指導は塩崎美穂准教授が行いました。
福島さんにお話を伺ってみました。
在学期間中の大学での学びに触れつつ、今の学びへの想いを教えてください
4年間の学びは、幼児教育・保育について更に学びを深めたいと考えた大切な時間でした。実習先では、保育者の眼差しや子どもの捉え方を実践の中で学び、学内では、保育者を目指す友人たちと、お互いの学びや展望を語り合い、時に励まし合いながら忙しい日々を乗り越えました。コロナ禍という今まで経験したことのない環境の中、学びへの意欲を失わなかったのは、先生方、学科の仲間達の存在が大きいです。
子どもについて、保育者について、また子ども達を取り巻く様々な環境について、更に視野を広げ、考えていきたい、その一心で大学院への進学を決め、学んでいます。子どもたちがその子らしく学び、成長していくためにこれからも励んでいきたいと思っております。
学部生の保育者を目指す後輩たちへメッセージをお願いします
保育者を目指すきっかけが、子どもが好きだからという方も多かったと思いますが、学び始めると、それだけでは保育者になれないと考えることもあるかと思います。しかし、子どもが好きという気持ちは、はじめの一歩であり、一つの生まれ持った才能だと思います。そのことを信じて日々学び、保育者への道を歩んでいってください。
今後も本学学生および大学院生の活躍にご注目ください。
本学では学部教育・大学院教育を通じて、建学の精神「敬神奉仕」に基づき、キリスト教の人間観と子どもの理解にたった保育者養成の伝統を継承しつつ、幅広い分野の学びで得た総合的な人間力を備えた保育者を育成します。とりわけ大学院では「幼児教育の理論と実践研究」と現代的問題としての「子どもの発達臨床的問題の探求」の二本柱から構成されるカリキュラムで学びを深めることができます。
詳しくはこちら
・大学 保育子ども学科
https://www.toyoeiwa.ac.jp/daigaku/department/hoikugakka/
・大学院 人間科学研究科
https://www.toyoeiwa.ac.jp/daigakuin/kenkyuuka/index.html
授賞式の様子
東京大学研究会参加後、「三四郎池」にて。院生仲間と。