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2022年08月01日:お知らせ

【高大連携】保育・幼児教育分野進路希望者向けプログラム実施報告

玉川聖学院高等部とは、2018年2月に高大連携に関する協定を締結し、講座や行事を通じて、大学進学への意識と学習意欲の向上、教育の質の向上を図るべく様々なプロジェクトを実施しています。

5月から4回に渡り、玉川聖学院高等部の生徒に対して、保育子ども学科による特別授業を実施しました。保育・幼児教育分野を進路先に考えている生徒を対象に、座学でオリエンテーション、基礎知識の共有を行った後、大学にて「もりっこ」見学、大学付属かえで幼稚園にて保育現場の見学を行いました。

よこはま森の楽校「もりっこ」は、横浜市と連携し、幼児から小学校2年生までの子どもを大学に招き、保育子ども学科の学生が学内の自然を利用し、様々な遊びを提供するイベントです。森をめぐる子どもたちの様子と、子どもたちに接する保育子ども学科の学生の対応を見学しました。
もりっこの実施報告は、こちらをご覧ください。

7月15日(金)、今回のプログラムの締めくくりに、実際の幼稚園で園児と保育者の様子を見学しました。舞台であるかえで幼稚園は、本学の付属幼稚園であり、本学の保育者養成に大きな意味を持つ施設です。
コロナ禍での見学のため、保育見学は安全配慮上難しい部分がありますが、今回は感染対策を施し、事前の体調管理を含め、万全な状況で見学を実施しました。

13時に玉川聖学院高等部の生徒11名をお出迎えし、午後遊びの片付けと、降園前の集り、降園の様子を見学しました。その後、かえで幼稚園の保育者よりスライドを用いて、午前の子どもの生活や遊びを紹介してもらいました。

事前の講義の内容を含め、それぞれの生徒が園児や保育者、施設を見学するポイントを整理し、当日の見学に臨みました。結果、一人ひとりがとても良い表情で、保育の本質に触れる質問が多く寄せられました。「もっと見学しかたった」という意欲的な発言があり、今後も連携を進め、進路選択の支援を行ってまいりたいと思います。

玉川聖学院高等部の生徒の皆さんを、入り口でお迎えしました。
いつもは子どもたちがたくさん遊んでいる園庭ですが、この日は雨でした。
かえで幼稚園には木工室があります。釘、金槌、鋸、電動糸ノコなど本格的な道具類が並んでいるので「わぁーすごい!これ、幼稚園の子どもが使うの?」と生徒の皆さんは驚いていました。
子どもから誘われて、何週間もかけて作ったドールハウスの説明を聞いています。
年長組の集い
子どもたちと一緒に絵本の読み聞かせを楽しみました。
年長組の帰りの集いで、キャンプソングを歌って踊る子どもたちを見学。上にぶらさがっているのはクラゲです。
年中組の集いの時間に、表現遊びを見学しました。ぶらさがっているものは子どもたちの作品「洗濯物」とのことです!
木工室にて、3~5才の積み重ねの中で、使いを覚えていくという話を聞いています。
見学は午後からであったので、午前の様子をスライドで聞いています。スライドの後、生徒さん一人ひとりが、子どもたちと保育者の姿から感じとったものを、自分のことばで生き生きと語っていました。

今後とも本学は高大連携を強化し、高校・大学双方の教育の質向上に寄与してまいります。