人間社会学部 国際学科
山本 直子准教授多文化共生、移民の生活、外国につながる子ども・若者、子どもの貧困
国境を越えて移動する人々やその家族に焦点を当て、人の移動が移住先の社会やその土地の人々、また移住者自身にもたらす影響について学びます。特に焦点を当てるのは、日本社会に暮らす外国人住民や外国につながる子ども・若者です。現代社会では、人々の生き方はますます多様化しています。人々の間にある様々な違いを尊重し、差異を活かして心地よく生きていくことができる多文化共生社会の実現を考えるということは、移民や外国にルーツのある人々のみにとどまらず、経済的豊かさ・年代・性などの面における多様性への視点ともつながってきます。多民族・多文化社会に関する理論や、現代日本社会の状況を実証的に学ぶことを通して、社会が抱える課題を発見し、自分たちに何ができるのかを考えていきます。