座学と現場で国際感覚を磨く卒業合宿:フィリピン共和国の最高峰「アポ山」登頂
3月16日(日)から23日(日)に、国際社会学部の河野毅教授の4年ゼミ生有志6名は、フィリピン共和国ダバオ市で卒業合宿を実施しました。このグループは2023年夏に東ティモールのゼミ合宿で東ティモール最高峰の「ラメラウ山」(2,960メートル)を登頂したグループです(東ティモール合宿の様子はこちら)
歴史から学ぶ
今回の卒業合宿では2つの学びの軸がありました。ダバオ市近郊の多くの日系人が在住している理由を学ぶこと。そして、ミンダナオ島南部にそびえるフィリピン共和国の最高峰である霊山「アポ山」に登頂し、地域の人々と交流を深めることでした。

在留日系人の歴史
太平洋戦争前からダバオで繁栄した日本人街にはフィリピン女性と家庭を築いた日本人が多くいました。しかし、戦争の勃発で多くの日本人が帰国を強いられたり、戦死し、その残された子ども達は無国籍状態となりました。学生達は、この戦争がもたらした日系人の歴史を学ぶため「日本・フィリピン歴史資料館」を訪れ、戦後80年の平和の大切さを感じ、いまだに無国籍状態となっている日系二世達の生活を考えました。

アポ山登頂
アポ山は、標高2,954メートルのフィリピン共和国にある最高峰です。アポは現地ルマッド語で「尊敬される年配者」の意味で、魂が宿る霊山です。国立自然保護公園の中にあるため、
自動車のアクセスは厳しく制限されており、登山口は標高800メートル付近にあります。2泊3日の登山行程は約26キロで、私たち2名に対し1名のガイドがつきました。現地の村人達やガイドによると、昨今の気候変動の結果、特産物の人参とキャベツの収穫の時期が遅れたり、雨季が例年より長引いたりと、農業にも大きな影響が出ているということでした。


最後になりましたが、お忙しいにも関わらずご対応いただいた在ダバオ日本国総領事館の石川義久総領事に感謝申し上げます!