座学と現場で国際感覚を養うゼミ:東ティモール合宿
8月初旬、国際社会学部国際社会学科の河野毅教授の国際社会ゼミ(3年生8名)は東ティモールでゼミ合宿を実施しました。
ポルトガル領からインドネシアによる占領時代を経て、2002年に東ティモール民主共和国として独立したこの国は国家建設の途上にあります。国家予算の大部分がティモール海からの天然ガスの収入に依存しており、日本もその輸入先の一つです。そのため、天然ガスに依存しない経済基盤の強化が政府の重要な政策課題となっています。
河野ゼミでは国家建設の過程をテーマとして学んでおり、東ティモール合宿はその過程を実体験する機会となりました。出発前には座学で東ティモールの国歌「パトリア」の意味と歴史背景を学び、ゼミ生は合唱を練習しました。在東ティモール日本国大使木村徹也大使が参加した東ティモール国立大学の日本語を学ぶ学生達との交流会では、合唱練習した「パトリア」を披露したり、互いの国を紹介したりしました。
木村徹也大使と共に
学生達の交流
さらに、学生達は東ティモール・コーヒーの栽培から焙煎までの過程を学び、日本のNGO「パルシック」と「ピースウィンズ・ジャパン」のサポートで生産された高品質のアラビカ種コーヒーを楽しみました。
レテフォホ・コーヒー・ロースターで
約1,800メートルの標高で栽培されるコーヒー農園を見学した後は、敬虔なカトリック教徒が多いこの国の最高峰であるラメラウ霊山(2,960メートル)に登頂しました。ご来光を拝みながら、学生達は頂上に設置されるマリア像にそれぞれの想いと祈りを捧げました。
ラメラウ霊山の頂上
ご来光
マリア像に祈る
在東ティモール日本国大使館のFBで紹介されました
https://www.facebook.com/people/Embassy-of-Japan-in-Timor-Leste/100064479527921/