2022年03月31日
外国人住民に向けた防災情報発信のためのワークショップに参加しました。
3月23日・24日の午前、本学と緑区との連携事業の一つとして、国際社会学部の桜井愛子教授とゼミ生7名がみどり国際交流ラウンジにて防災ワークショップに参加しました。ワークショップでは中国、フィリピン、バングラデシュ、ラオス、アメリカ出身の日本語学習者、日本語ボランティア、そして緑区総務課危機管理防災担当の皆さんとともに、みどり区防災マップを用いて、災害発生時の避難先、自宅周辺の災害リスクなどを確認しました。2021年度のゼミ活動として作成した「防災マップ活用ガイド」を実際に外国人の方に使っていただき、『わかりやすい内容となっているか』、『必要な情報をカバーしているか』の意見を伺ったところ外国人の方からは「役に立った」「日本語が難しかった」などの意見が寄せられました。参加した学生は「単に漢字にカナをつけるだけでは、『やさしい日本語』にはならない」「敬語は使わなくていいから、わかりやすさが大切」「より多くのイラストや写真、動画などを用いて、説明する必要がある」「話すスピードを変えたり、ジェスチャーを大きくしないと伝わらない」等と多くの気付きを得ることができました。対面での交流を通じて得られた学びを反映して、桜井ゼミでは緑区の防災情報の発信に向けた取組をさらに進めていく予定です。

ワークショップの様子(みどり国際交流ラウンジご提供)

防災マップを使って避難先を探す参加者(桜井撮影)