東日本大震災における学院の対応と今後-池田守男理事長・院長
2011/04/14
このたびの東日本大震災によって亡くなられた多くの方々に心より哀悼の意を表するとともに、今なお困難な状況におかれている多くの被災者の方々にお見舞い申し上げます。また被災地の一刻も早い復興をお祈り申し上げます。
学院各部の在校生、保護者の皆様ならびに関係者の皆様におかれましては、これまでにない大きなご心配と不安のうちに日々お過ごしの事と存じます。
さて学院では3月11日の大災害によって生じた事態の中で園児・児童・生徒・学生の安全を考慮して、年度末の日程や内容等に大幅な変更をさせていただきました。度重なる余震や原子力発電所の事故による不安、電力不足による交通機関の途絶、情報連絡網の支障等により、止むを得ず学校行事ならびに教務処理において、皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけしましたことをここに深くお詫び申し上げます。同時に、皆様からの良きご理解とご協力を賜りましたことにあらためて深く感謝申し上げます。
地震当日は小学部・中高部・大学にわたる200名余の在校生が、学校内に宿泊することを余儀なくされました。英和生が不安な事態にあってもルールに従って冷静に過ごしたことに安堵するとともに、心強く思いました。また小学部、高等部ならびに大学の卒業生が、変更の中での卒業行事に冷静に確固とした態度で臨まれた姿に、敬意を表したいと思います。3月をもって卒業されたお一人おひとりの皆様が、さらなるご活躍のもとに実りある人生を歩まれることを祈念しております。
さて学院は新年度を迎えました。なお予断を許さぬ状況下ではありますが、4月からの行事・学校生活を基本的には予定通り実施いたします。ただし大学・大学院では電力事情が不安定であることから5月の連休は休まず、前期の学事を原則的には7月半ばに完了するようにしております。
またこのたびの厳しい経験を踏まえて、学院教職員は防災対策を再検討し、在校生一人ひとりの安全確保のために、より一層努力して取り組んで参る所存です。保護者ならびに学院関係者の皆様には、今回の出来事に関わるご意見等がございましたらお寄せ頂き、今後とも温かいご協力ご支援を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
今、日本全体が一体となって、互助互恵の精神をもってお互いに助け合い、支え合う行為が自然発生的に持ち上がっております。学院でもこの震災の被災者の方々に思いを寄せ、支援の活動に協力したく思い、「義援金振込の銀行口座」を開設いたします。学院として責任をもって被災者支援のために取り扱わせていただく所存です。また都内で避難移住生活を送っている被災生徒たちを学院に受け入れる検討も始めております。従来も、幼稚園から大学・大学院に至るまで各部それぞれの立場から、その時代の様々な社会的・国際的な支援に関わってきましたが、在校生・保護者・教職員・同窓会・楓の会等の各組織で支援活動の輪を広げていただければと願っております。
2011年4月14日
東洋英和女学院 理事長・院長
池田 守男
