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環境論

担当:下坂英


単位数
2
配当年次
?年以上
開講期間
半期
曜日・時限
木曜1時限

Q:「環境論」というと、ゴミ問題とかリサイクルとかいうヤツかと思っていたのですが、この講義のテーマはそうではないのですね。

A:(ヤツとは何だと思いつつ)もちろん、そういう問題が重要でないというわけではないのです。でも、高校までに勉強している人も多いでしょう。この講義は、ちょっと違った角度から環境問題を考えて行こうというのです。

Q:それで、「人間と動物の共生」というテーマなんですね。

A:ご存知のように、これまで、多くの野生動物が絶滅してきました。今も危機的な状況にある動物種は少なくありません。こうした事態は、人間の責任です。狩猟なども原因の一つですが、人間が自然環境を破壊してきたことが大きいでしょう。そこで、人間と動物が共生していける環境とは、という話になるわけです。世界的に考えてみたいのですが、半期の授業ですから、日本のことが主になるでしょう。ところで、ニッポニア・ニッポンという学名の鳥を知ってますか?

Q:知りません。それに、学名といわれてもよくわかりません。

A:(じゃあ、学名のことも講義で話すか)ニッポニア・ニッポンとは、トキのことだよ。昔は、小学校の国語の教科書に載っていたので、知ってる学生が大半だったのですが。

Q:(またかという顔で)トキのことも取り上げるのですか。

A:トキの問題については、資料も多いでしょう。それに、佐渡のトキ復活計画は現在進行形だから、調べやすいですね。だから、学生の皆さんに調べて発表してもらいたいくらいです。

Q:それなら、タマちゃん騒動を調べてみたいのですが。しばらく騒ぎがおさまったと思っていたら、餌をやるかどうかの騒ぎには驚きました。

A:(うれしそうに)タマちゃんも面白いよね。たとえば、タマちゃんをきっかけにして、鶴見川など、川の汚染が話題になったのはよかった。それから、野生動物への餌やりは、いろいろ問題があるよね。例えば、日光など観光地のサルによる被害も、餌やりが原因だからね。野生動物をペットみたいに考えるのかねぇ。

Q:その反対に、ペットを捨てる無責任な人たちもいるでしょう。タイワンリスが野生化して、いろいろいたずらするので、家の近所では困ってます。でも、観光客はかわいいと餌をやるので、むかつきます。

A:(いい流れだ)外国から入ってきた動物がやたら増えて、人間に害を与えるとか、もともとの動物が減っていくとか、日本だけでなく世界各国で問題になっています。いろいろなケースがあるので、講義で扱います。

Q:動物園に行ってレポートを書くという課題もあるそうですが。

A:子どもの時に行ったきりだと思うので、新しいタイプの動物園を見てほしいのです。本学の近くにあるズーラシアには、ぜひ行ってほしいですね。その上で、動物園の意義について考えてもらいたいと思います。それから、新聞を読んで、動物についての記事は、よくチェックしておいてください。