人間科学研究科 人間科学専攻 修士課程

   
 
   
 

 人間科学研究科は、人間の発達・行動・精神について心理学、社会学、社会福祉学、教育学、宗教学、死生学の視点から専門的、多角的、学際的に研究する本学人間科学部人間科学科の特色を、今日のわが国の社会的要請に応じる形で充分に生かし、人間に関する幅広い高度な研究と教育をとおして、教育、医療、社会教育、社会福祉、宗教等の職業領域において今日の諸問題に対応できる、高度の知識を有する専門職業人を育成することを目的とする。
本研究科修士課程における教育研究をさらに深化させるために、2002年4月から本研究科に博士後期課程を開設した。広範な人間科学分野から、宗教学や障害福祉研究を含む死生学領域、発達医学研究や社会調査研究、ジェンダー研究を含む臨床心理学領域という、二つの領域からスタートし、2005年度には、それらに深く関わる宗教学、教育学を加え、2006年度は発育・発達学の専門分野にも博士後期課程を設置した。

  これによって、悲嘆の作業など死生学領域の専門援助者、心理臨床現場における臨床心理士のなかの指導者・スーパーヴァイザーの育成や幅の広い視野と総合的な判断力を備えた人材の養成を目指すものである。
   
 
   
 

1. 学際的人間研究と専門職業人の育成

人間科学研究科人間科学領域は、発育・発達学、社会・社会福祉学、教育学、宗教学と死生学の5分野からなる学際的研究を目指しており、上記の目的に則して、「人間の生と死」に関する研究(バイオ・サナトロジー)を加えている点に、その独自性がある。また、臨床心理学領域は、高度専門職業人の育成という本研究科の目的を具体化するものである。臨床心理学研究の一環として、臨床心理士養成教育のための実際的な研究と教育に力を入れている。また、幼児教育コースは、今日の幼児教育分野で活躍できる人材の育成を目指している。

2. 現代社会の実際的問題に関する研究と教育

 本研究科のカリキュラムは、基礎的研究の上に現代社会の実際的問題に関する研究と教育を重視して編成されている。例えば、老年心理学、現代の女性論、非行問題、神話や宗教思想の比較、日本おける宗教の変容、在宅ホスピス論、生命倫理などが扱われる。これには本学専任教員の他、必要に応じて、関連分野の実践において指導的な役割を果たしている専門家による講義を行う。

   
  3.人間科学領域各分野における教育と研究の特色
   
  4.臨床心理学領域における教育と研究の特色
   
  5.幼児教育コースにおける教育と研究の特色
   
 
   
   人間科学研究科は、大学を卒業して医療、社会福祉、教育、宗教、臨床心理、幼児教育その他の職業に従事している社会人を教育の主たる対象とするが、有職経験のないものも受け入れる。後者の場合、大学における人間科学、医学、看護学、心理学、社会学、教育学、宗教学、神学関係の学部あるいは学科を卒業していることが望ましい。なお、男女は問わない。
   
   
 
   
   有職者学生の大部分は、人間科学研究科修了後、高度の専門的学際的知識と問題解決能力をもって各自の職場で活躍することになろう。学部卒業後ただちに入学した学生は、修了後、出身学部との関連で広く医療関係、教職、看護、相談、心理臨床、マーケット・リサーチ、広告宣伝関係、社会福祉、社会教育、宗教教育等の現場で働くことが期待される。