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2024年06月20日

【6/13(木)】『読書人カレッジ』を開催しました!

6月13日に、学習サポートセンターと図書館共催で『読書人カレッジ』を開催しました。
読書人カレッジとは、「本を読むこと」「文章を書くこと」「表現をすること」について深い経験のある講師の方をお招きし、その楽しさと大切さを学ぶ企画です。

今回の講師は、歌人・エッセイストの穂村弘さんで、「言葉の不思議」というテーマでお話しいただきました。
長年、言葉に向き合ってきた穂村さんならではの視点から、普段何気なく接する言葉を掘り下げると見えてくるおかしさや怖さ、言葉がつくる世界像について、例えを挙げながらご紹介くださり、「言葉は生き物」という意味を理解する、豊かな時間を共有することができました。

参加者アンケートにて寄せられたコメント詳細は、以下をご覧ください。

■参加者の感想(一部紹介)

◇言葉が世界像を作っているという話は印象に残りました。一つの世界像の中で多数の人間がいるのではなく、それぞれの人の中で独自の世界像があるというのはとっても納得できました。

◇「言葉は生き物」と最初に聞いた時は、正直意味を理解できていませんでした。しかし、お話を聞く中で言葉が生き物である理由がわかりました。そして、言葉の世界像が違う人たちが、この世で交わることによって人は言葉の意味をさらに考えているのかなと思いました。

◇さまざまな例えを用いながらわかりやすくお話ししていただけて、言葉を多角的に捉えることの面白さを知ることができました。普段何気なく友達としている会話を思い出しながら、この場合はこう捉えることもできたのかもな、と思い浮かべることで、より具体的にお話の解釈を深めることができたと思います。

◇今日のお話を聞くまでは言葉の恐ろしさについては一度も考えたことがなかった。また、社会が変化すると言葉も変化するということにも改めて気づくことができた。言葉や世界像について考える機会になり、貴重な体験ができた。

楽しく貴重なお話をお聞かせいただき、穂村弘さんに心からの感謝を申し上げます。