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2023年07月03日

【6/17(土)】『読書人カレッジ』を開催しました!

6月17日に、学習サポートセンターと図書館共催で『読書人カレッジ』を開催しました。
読書人カレッジとは、「本を読むこと」「文章を書くこと」「表現をすること」について深い経験のある講師の方をお招きし、その楽しさと大切さを学ぶ企画です。

今回の講師は、作家・マンガ家としてご活躍されている小林エリカさんです。
作品にまつわるエピソードを伺ったのち、1時間余りにわたって、質疑応答にお付き合いいただきました。
小林エリカさんとの対話を通して垣間見えた誠実な生き方や、作品に対する情熱に触れ、濃密な時間を過ごすことができました。
私たちの質問一つひとつに対し、真摯に向き合ってくださった小林エリカさんに心からの感謝を申し上げます。

次回は、秋に読書人カレッジを開催する予定です。
こちらは、本学に入学予定の皆さまにもご参加いただけるように調整中です。ぜひご案内をお待ちください。

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■参加者の感想(一部紹介)

◇小林先生の人や物や事柄との向き合い方、真摯で丁寧で、相手を尊重する気持ちがお話しにとても表れていて、心地の良い時間でした。小林先生のこれまでの作品に共通する「必然性」がよく伝わるお話しでした。自分と向き合って深く考えることの大切さを感じました。

◇何年もかけて徹底したリサーチをなさるということ、現地に出かけて確認することなど、研究者に近いことをしていらっしゃると思いました。そして、リサーチしたことを研究論文として発表するのではなく、多彩な表現方法で、国内外の人々に届く形で発表していっしゃることが素晴らしいと思いました。

◇今回の小林先生のお話を通して、自分がどれだけ戦争や放射能、政治のことを知ったつもりになっているか、そして無意識のうちに他人事だと自ら遠ざけているかに気付かされました。また、別世界のことではないのになぜかそれらのことを自分が見て見ぬふりをしてしまっていることに怖さを感じました。しかし、投票においても、自分の日々の生活の中での些細な行動や発する言葉などが、10年後、20年後の未来を作ると思うと、我々のひとつひとつの言動がいかに重要なのかを考えさせられました。また、小林先生の作家というお仕事に対する熱い思いを伺い、文章として残し、誰かにそれを伝えることは大変重要なことだと感じました。小林先生がこれまでに手がけられてきた書籍はもちろん、アートも見に行きたいと考えております。

◇「読書人カレッジ」全体の感想として、同年代の英和生が今の日本の現状について真剣に考え、自分の将来のために実際に行動に移している様子を見て、自分自身を見つめ直すきっかけになった。私はまだ将来の目標も明確に定まっていないし、最近国会で扱われた議題についてなど気にしたこともなかった。まずはニュースを意識して見るなど、自分の興味のあること以外にも関心を向けていきたい。

◇筆が進まないときは、どんなに進めていても途中でやめ、はじめからやり直すというお話が印象に残った。筆が止まるということは何かしらの理由があると小林さんは話していました。今まで私は進まなくても完成させなければいけないという考えでした。今後卒論やレポートを書く際に筆が止まってしまった時は、どこに理由があるのかを考えながら進めたいと感じました。

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