生活の身近な疑問から
いろいろな考え方を知る
授業を探したい。
人間科学部 / 人間科学科
渡部麻美 先生
ある現象や物事について、先入観ではなく、いろいろな考え方の可能性を知ることが大切だと考えています。自分とは違う考え方があることを知るための授業です。テーマにするのは、学生自身が身近に感じている日常のこと。たとえばツィッターやフェイスブックの情報をどの程度信用するのかをテーマに、質問紙を作成していろいろな人に調査を行います。そしてそのデータを解析するプロセスでいろいろな考え方を実感できるのです。
閉じる大学2年生の時に受講した対人心理学の授業がきっかけでした。もともと対人関係というものに興味を持っていたんです。たとえば対人関係でストレスを感じる人もいれば、まったく感じない人もいます。そんな身近な疑問が大学でアカデミックな研究になっていることを知り、興味を深めていきました。日常生活のなかで感じるふつうのことが学問になる。その喜びが、今も自分の研究に生きていると思います。
閉じる見た目の印象がふんわりした学生がいたのですが、「なぜ選挙に行かないのか」という硬派なテーマで調査をしたいと提案してきました。その学生は、現在の生活に満足している人は選挙に行かないという仮説を立てて、調査を行いました。しかし、結果は天候のような偶然の要因に大きく左右されるというものでした。彼女にとってはとても有意義な調査だったようです。同時に、私にとっては、見た目のイメージで人間を判断してはいけないという、当たり前のことを改めて教えられた経験でしたね(笑)
閉じるついつい、日常生活のなかで「相関」を考えてしまうことですね。たとえば電車に乗っていても、真っ先に座席に座る人は周囲の目を気にする傾向が低いのではないかと、その相関関係を考えてしまうんです。ほかにも、言いたいことを言う人はストレスが少なく健康度が高いとか。そんなことが頭のなかをぐるぐるしている感じでしょうか(笑)。職業病といえばそうかもしれませんが、そんな時間を私自身は楽しんでいるんです。
閉じる映画を観たり、アート作品に触れることですね。特にスウェーデンの映画監督ロイ・アンダーソンという人の作品が大好きです。「さよなら、人類」という作品でベネチア国際映画祭の最高賞を受賞した監督です。ほかにもアイスランドの映画も観たりしています。でも、そんなとっつきにくい作品だけではなくて、たとえばスターウォーズも大好きなんですよ(笑)。ちなみに、高校生の時は美術部に所属していました。
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