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2022年08月31日:お知らせ

高校生向けの森林保全イベント『もりっこハイスクール』を開催しました

8月23日(火)、横浜市内在住または横浜市内高校に通う高校生を対象に、森林保全のイベントを開催しました。

横浜市との共催イベント『よこはま森の楽校 英和の森の自然体験』の高校生版『もりっこハイスクール』を今年はじめて開催しました。
人間科学科・保育子ども学科の教員が主として企画運営を行い、人間科学科・保育子ども学科の学生がボランティアとして当日の活動を支えてくれました。

保育子ども学科 山下久美 准教授より、横浜市と共催してイベントを実施する背景に森を守り、減らさないことが目的にあることが説明されました。講義の後は、森を散策し、火起こしを体験し、池の生き物観察と竹細工にそれぞれ分かれ、自然を満喫しました。最後はまとめとして、人間科学科 田中智彦 教授の自然と生き物の講義を受けました。

参加した高校生は「普段日常生活では味わえない経験ができた」「近くに森がないけど、こんなに大きな森を散策できて楽しかった」と、非日常感の中で自然の楽しさを感じることができたようです。竹細工体験では、簡単な説明だけで積極的にまた最初から知り合いだったかのように互いに協力しながら作業に取り組んでいました。これも自然が引き出す力のひとつと改めて感じました。

人間科学科 小林能成 准教授は「『知っている』ということと『体験する』ということは異なります。今回の経験を通して、普段身の回りで目にする自然や耳にする環境問題などに対する『見え方』が違ってくるのではないでしょうか。この体験が、人と自然の関係について考える機会となればと思います」と振り返りました。

オリエンテーション。森林保全の必要性について、山下准教授より講義を聞きました。
高校生と学生ボランティアが一緒に森林散策に出発しました。
※キャンパスの中です。池には様々な生物がいます。
竹林を通り、乾燥した薪やスギの葉などを拾いました。
みんなで協力してたくさん薪を集めました。
チムニー窯で薪を燃やし、火起こしを行っています。
窯の中にじゃがいもを投入し、みんなワクワクしていました。
池チームは網で池をすくい、生き物を捕まえて、観察しました。
ヤゴやエビ、タニシ、他にも池周りの生物を先生と一緒にチェックしました。
グループごとに自然を体験しました。みんなで協力して竹を切り出しました。
それぞれ竹を切りわけて、器やコップ、お箸などを作りました。
やすりをかけて、食器として使えるようにしました。
ランチはお手製の竹食器によそって食べました。焼きそばやスープ、オオバコの天ぷらは、学生ボランティアが作りました!
まとめとして、自然と生き物の講義を聞きました。自然と関わる人間に関して理解を深め、おすすめ書籍の紹介も受けました。

今後もこのようなイベントを企画してまいります。機会があればぜひご参加いただけますと幸いです。

先日放送された『テレビ番組 イッツコム地モトNEWS』がイッツ・コミュニケーションズのYoutubeチャンネルで公開されました。ぜひご覧ください。

▽iTSCOMch | イッツコムチャンネル
もりっこハイスクール【地モトNEWS】2022/8/29放送