【子どもと国際(カナダ)実施報告】カナダでの実地研修を通して学ぶ保育・幼児教育
(パペットを使ったワークショップの様子)
プログラム概要
プログラム名称:子どもと国際(フィールドワークA)
研修期間:2025年2月2日(日)~3月2日(日)29日間
研修先:カナダ・ヴィクトリア大学ELC
本プログラムは、ブラック・ミリアム准教授の英語による授業を通して幼児教育や保育、教員養成等について学んだのち、実際にカナダへ渡航して実地研修を行います。
研修先ではホームステイを経験しながら、ヴィクトリア大学付属語学センターで週20時間の英語クラスを受講した他、現地の保育・幼児教育施設への訪問や教員養成ワークショップへの参加等を行いました。
空港で教職員によるお見送りを受けた後は、引率なしのプログラムとなります。学生たちが渡航から現地でのプログラム参加、帰国まで互いに協力し合うことで、主体性・自立性を育んでいきます。
(空港お見送りの様子は、こちらの記事をご覧ください)
参加学生からの声
■保育プログラムについて

保育プログラムのワークショップでは、現地で保育に携わっている先生方に直接お話を聞いたり、実際に体験したりすることができました。カナダの教育方針で印象に残った言葉は、「保育は未完成な世界であり、子どもを主体に保育をしていく」ということです。日本は一日の活動予定を事前に考え、計画通りに進めていくのが主流ですが、カナダの保育は子どもたちの様子や話している内容、興味があることを元に保育を進めていきます。そのような子ども主体のカナダの教育方針がとても魅力的に感じました。
保育プログラムに参加し、音楽や単語を使ったゲームをすることで、様々な文化的背景を持つ子どもたちと触れ合うための良い学びになりました。特に印象に残ったのは、自由な発想を重視する環境の中で、子どもが自分たちでルールを作りながら保育者の援助のもとで協力して遊ぶことを重視することです。子どもたちが自分で植物や昆虫を観察し、それについて話し合う姿などが見られた時に、アクティビティを通して知識を得るだけでなく、観察力や思考力を養うとても良い機会となっていると感じました。
他にも、こんな声が届いています。
- カナダの保育の枠組みを学ぶことができたし、グループで話し合える時間もあってよかった。
- パペットを使って自分でストーリーを考えたり、とても楽しい時間だった。
- 絵や音楽と関わる楽しさを改めて感じたし、友達と関わりながらゲームをして、とても楽しいワークショップだった。
参加学生からの声
■英語学習について

日常的な話題を交えながら自然に英語を使う環境が整っていたため、リラックスして学ぶことができました。特に印象的だったのは、先生がクラスの一人一人にしっかりと話しかけてくれることです。全員が授業に参加できるように配慮されていたため、置いていかれることもなく、個人的にも先生とたくさん会話する機会がありました。
また、ラーニングセンターでは、ネイティブの先生やボランティアスタッフと自由に会話する機会がありました。昼休みの時間を利用して参加できるこのプログラムは、教室とはまた違った雰囲気で、リラックスしながら英語を話せる貴重な時間でした。
他にも、こんな声が届いています。
- グループディスカッションや先生との会話の機会が多く、会話力を上げることができた。
- 先生やスタッフが全員優しい方ばかりで、私の英語を理解しようと耳を傾け、正しい文章に直してくれた。
- 毎回とても楽しい授業で、英語で会話する機会をたくさん設けてくれた。
参加学生からの声
■ヴィクトリアの街の様子

ヴィクトリアにある公園や観光スポットには自然が多くあり、特にBeacon Hill Parkという公園では、自然はもちろん、野生の動物、例えばリスやクジャク、カモなどがいました。公園を歩いていくと海を見ることができ、素敵な景色を見ることができました。ダウンタウンと呼ばれるところでは、建物も多く観光スポットの州議事堂があるほか、お土産屋さんがたくさん並んでいるストリートもありました。レストランやショッピングモールもあるため、ダウンタウンで一日遊ぶこともできました。
他にも、こんな声が届いています。
- 現地の方がフレンドリーだった。治安がとても良い。
- バンクーバーより治安が良く、穏やかな場所が多かった。
- 人も自然もどちらも最高で住みたくなった!気候は少し寒かった。
参加学生からの声
■ホームステイについて

ホストファミリーの運転でダウンタウン周辺の観光をしてくれました。James Bayに行ったり、Beacon Hill Parkでトーテムポールを見たり、ダウンタウンの夜景も案内してくれました。また、一緒にスーパーマーケットに行ったり、ホストマザーの息子と遊んだり、週末はホストファミリーの親戚とディナーをしたりしました。私は、なるべくホストファミリーと過ごそうと思い、毎日夕食は一緒に食べていました。夕食後にホストファミリーとお話したり、家で映画を観たりする日もありました。私が日本食を作り、振る舞うこともしました。1ヵ月でも色々なところに行き、毎日充実していて良い経験になりました。
他にも、こんな声が届いています。
- 体調を崩したとき、心も体も支えてくれた。いつでも本当に優しくてホストマザーのおかげで約1ヵ月間、最初から最後まで幸せでした。
- たくさん話したり、色々なところに連れて行ってくれたり、とても優しくて明るいホストファミリーだった。
- 毎日いろいろな国の料理を作ってくれて、どれも美味しかった。辛い物は苦手だと伝えていたので避けてくれた。
参加学生からの声
■この研修への参加を考えている後輩へ一言

私はこの研修に参加し、慣れない場所や言語の中で自分で考え行動することで自信が付き、様々な人や環境に出会うことで自分の価値観を変えることができました。学校では韓国やトルコなど、様々な国の人と会うことができるので、日本以外の文化を知れるとてもいい機会だと思います。カナダでしか出来ない体験をたくさん楽しんでください。もし行くことを決めている方は、毎日日記を付けることをおすすめします。自分はどんな経験をしたか、どう成長したのか、後から見返すと将来役立つと思います。
他にも、こんな声が届いています。
- 参加を考えているのなら行った方が良いです。私はとても迷い、参加を決めてからも不安と緊張が大きかったですが、行って大正解でした。行かないで後悔する方が絶対つらいです。行きましょう!
- 間違えてもいいから、とにかく英語を話すことが大切だと思います。伝えようとする思いが大切です!
- 最初は不安に思うことも多いかもしれませんが、行ってみると絶対行って良かったと思えるし、自分の経験値にも繋がります。迷っている人はぜひ行くことをおすすめします。
- 英語力が心配でもみんな優しいし、恥を捨てて楽しむことができるので積極的に挑戦した方が良い!この研修はとても良い経験になり、考え方も変わったり、広がったりすると思うので、迷っていたら参加してほしいです。
(研修中の様子)
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2025年2月4日付HP記事:
保育子ども学科短期研修「子どもと国際」、カナダ・ヴィクトリアに向けて出発しました
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子どもと国際(カナダ)研修の様子
関連リンク
「子どもと国際」についての詳細は、こちらのページより
東洋英和の留学プログラム全般のご紹介は、こちらのページより