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2023年12月11日

開設25周年記念講座「UNESCOと博物館」を開催しました

12月5日(火)、生涯学習センター開設25周年記念講座「UNESCOと博物館」が六本木校地で開催されました。

町田小織講師(国際社会学科)による司会のもと、生涯学習センター長・星野三喜夫学長より挨拶が述べられた後、国立科学博物館 理事・副館長の栗原祐司氏による講演が始まりました。
コラージュ講演風景_cleanup.png日本でも高い知名度を誇るユネスコですが、世界遺産や世界無形文化遺産等に関するほかは、意外と活動内容を知られていないかもしれません。
そのひとつが、博物館に関する取組みです。
2015 年 11 月、ユネスコは55年ぶりに博物館に関する国際的な勧告「ミュージアムとコレクションの保存活用、その多様性と社会における役割に関する勧告」を採択しました。
栗原氏は、ICOM(国際博物館会議)日本委員会副委員長など要職を歴任されたご経験も踏まえ、多様化する博物館の役割やユネスコが示す今後の展望などをお話しくださいました。
また、ウクライナにおける文化財の状況を例に、文化遺産保護をめぐる国際的な流れや日本の立ち位置などにも言及され、質疑応答、花束贈呈を経て、講座は盛会のうちに終了しました。
講演後コラージュ.png閉会後も栗原氏を囲んでの談笑が続き、終始なごやかな雰囲気に包まれた1日でした。

当日お越しくださった20代から70代まで幅広い年代の方へ向けて、
会場内には栗原氏の著作や、東洋英和女学院大学がこれまで発行した歴代クリスマスカードが展示されました。
展示コラージュ.pngまた史料室の職員より、本部・大学院棟1Fに常設された村岡花子文庫展示コーナーのご案内も差し上げました。

本講座には、後日のオンライン視聴にも多数のお申込みをいただいております。
数多くのご好評のお声をいただき、誠にありがとうございます。
開設25周年を迎えた生涯学習センターは、今後も一層皆さまの学びに寄与すべく、引き続き努めてまいります。

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