タイトル画像:NEWS

NEWS

2020年11月13日

横浜市水道局川井浄水場訪問

今年3月に横浜市水道局と本学が連携協定を締結したことを受け、11月12日(木)、本学国際社会学部の河野毅教授ゼミ生有志4名が、横浜市水道局川井浄水場(横浜市旭区川井町)を訪問し、持続可能な開発目標(SDGs)のゴール6である安全な水へのアクセスについて学びました。

新型コロナウイルス感染防止のため、横浜市水道局の指導の下、事前の健康管理および当日の検温、マスクの着用、ソーシャルディスタンスを確保し、参加人数を最小限にして訪問を行いました。
当日の訪問の様子が届きましたので、以下をご覧ください。

川井浄水場は1901年に完成した歴史ある施設で、最新技術を駆使したセラミック製の膜を使用した浄水場(「セラロッカ」と言います)としては日本最大規模です。その水源を山梨県道志村に求める川井浄水場は、本学が位置する横浜市緑区を含め、1日17万㎥の安全な水を、横浜市の約12%へ供給する施設です。

蛇口を開けば安全な水が出てくると思いがちですが、安全な水へのアクセスには、森林や山地、河川など生態系の保護と維持、水源から家庭やオフィスに水を供給する基礎インフラや技術、人材、投資やメンテナンスの資金の確保など、多くの要素が同時にバランス良く進められることが必要です。しかし世界の状況は深刻で、世界人口の4割が水不足を経験しています。地球温暖化の影響も、その状況を悪化させています。

川井浄水場では、日本の水道事業の歴史、民間(メタウォーター株式会社)資金活用事業の現状と意義、安全な水を供給する技術と人材、事業運営の展望等を、丁寧に説明していただきました。

SDGsの最終年まであと10年。水はSDGs17ゴール全てに関連する重要な要素です。学生達は、日本をはじめ世界の開発状況と課題について、水をテーマに理論学習と現場訪問を通じて学びを深め、SDGs推進に貢献しようと頑張っています。

横浜市水道局の皆様、メタウォーター株式会社の皆様、ありがとうございました!