私たちの名前は「東洋英和」です。かつて私たち東洋英和⼥学院は⾃らを「東洋永和」、そう表記した時代がありました。第⼆次世界⼤戦という困難を極めた時代のことです。「英」の⽂字が戦争の敵対国やその⽂化を⽰すということで使えず、代わって「永」の字を⽤いざるを得ませんでした。
しかしその時代は、私たちにとって誇らしい時代でもあります。名前の表記改変を強いられた時代においても、私たちは「敬神奉仕」の精神を貫き、神を愛し、⾃⾝を愛し、隣⼈への愛を実践し、⼈間形成‧⼈格形成の歩みを⽌めることはありませんでした。「東洋英和」が社会から受けている⾼い評価の根っこには、逆境にあっても変わらぬ精神とその実践‧強靭さがあります。
現在、世界はいたるところで争いを抱え、不安定な揺らぎに翻弄されています。⼈間らしさや⼈権が危うい状況です。争いに打ち克つ道を拓くのは、強靭さに裏打ちされた「愛」とそれに包まれた明るくしなやかな若い⼒であると確信しています。東洋英和の歴史がそれを⽰しています。私たちは、その強い思いとともに、次代を担う学⽣の皆さんを迎えるべく、1学部3学科の新設という⼤きな改⾰を進めています。
東洋英和の歴史が語るように、強靭な精神や優しさは声⾼に叫ぶことで得られるわけではありません。私の恩師が⼤切にされていた⾔葉「遠くに⾏く者は静かに⾏く、静かに⾏く者は遠くまで⾏く」は、イタリアの経済学者が傍らに置いた銘です。内なる精神を静かに研ぎ澄ますことが未来を切り拓く⼒になる、そう理解して良いでしょうか。精神のあり⽅を⽰す⾔葉で、折に触れ、⼼の中で反芻を重ねる⾔葉です。
他⽅、私は明るい声に満ち溢れたキャンパスが⼤好きです。陽光溢れるキャンパスで、学⽣の皆さんと共に、熱気ある対話や活動を通して新たな知の空間を創造する。かけがえの無い時間を共有する。その共創のプロセスにこそ未来があり、そしてそれは学⽣の皆さんの将来への確かな⼀歩となる。私たち東洋英和の教職員はそう確信し、皆さんとの新しい⽇々を⼼から楽しみにしています。
学長 藁谷 友紀
藁谷 友紀(わらがい・ともき)
1954年8月生まれ
Dr.rer.pol.(ボン大学)
経済学(経済理論、経済政策、経済構造の変化)、経営学
| 1978年3月 | 早稲田大学政治経済学部経済学科卒業 |
|---|---|
| 1981年3月 | 早稲田大学大学院経済学研究科前期課程 修了 |
| 1986年10月 ~1990年5月 |
ボン大学留学(DAAD〈ドイツ学術交流会〉奨学生として) |
| 1990年 | Dr.rer.pol.(Friedrich-Wilhelms-Universitaet Bonn) |
| 1991年3月 | 早稲田大学大学院経済学研究科後期課程 満期退学 |
| 1991年1月 ~1994年3月 |
外務省専門調査員(在ベルリン) |
|---|---|
| 1994年4月 | 早稲田大学教育学部(2004年9月より教育・総合科学学術院)専任講師 |
| 1996年4月 | 早稲田大学教育学部助教授 |
| 2001年4月 ~2025年3月 |
早稲田大学教育学部教授 |
| 2002年9月 ~2004年9月 |
早稲田大学教育総合研究所長 |
| 2004年1月 ~2004年9月 |
早稲田大学教務部副部長 |
| 2004年9月 ~2008年8月 |
早稲田大学教育・総合科学学術院長、教育学部長 |
| 2004年11月 ~2008年9月 |
早稲田大学評議員 |
| 2007年11月 ~2008年10月 |
早稲田大学理事 |
| 2008年4月 ~2010年3月 |
早稲田大学大学院教職研究科長 |
| 2008年11月 ~2010年10月 |
早稲田大学常任理事 |
| 2009年4月 ~2013年3月 |
大阪繊維学園(2012年4月より早稲田大阪学園)理事・評議員 |
| 2010年11月 ~2014年10月 |
早稲田大学理事 |
| 2013年4月 ~2018年4月 |
早稲田実業学校 学校長 高等部校長・中等部校長 |
| 2014年11月 ~2016年10月 |
早稲田大学参与(学長代理) |
| 2014年 ~現在 |
しごと能力研究学会会長 |
| 2024年 ~2025年11月 |
日本スマート物流学会会長 |
| 2025年3月 ~現在 |
慶應義塾大学SFC SFC研究所上席研究員 |
| 2025年4月 ~現在 |
早稲田大学総合研究機構システム競争力研究所顧問 |
| 2025年4月 ~現在 |
早稲田大学総合研究機構幼児教育開発研究所招聘研究員 |
| 2025年4月 ~2025年9月 |
早稲田大学日本橋キャンパス講師(Liberal Arts Workshop担当) |
| 2025年4月 ~現在 |
いわきヒューマンカレッジ(市民大学)学長 |
| 2025年4月 | 早稲田大学名誉教授 |
ベルリン国立社会科学研究所(WZB)客員研究員、早稲田大学システム競争力研究所所長、大学基準協会大学評価委員会評価委員、内閣府「青年国際交流事業に関する検討会」委員、内閣府「日本・若者活性化プロジェクトチーム」委員、国土交通省「物流情報標準化検討委員会」座長、いわき応援大使、南三陸ボランティア実行委員会責任者、西安交通大学・吉林大学客座教員、南京大学商学院顧問教授、荒川区自治総合研究所理事・副理事長、「読書を愛するまち・あらかわ」宣言起草委員会委員、東京都特別区長会調査研究機構顧問、和敬塾理事、日韓国交正常化50周年記念特別展日韓半跏思惟像展示実行委員会事務局長、みずほ証券委託研究「投資教育プロジェクト」研究代表、経済産業省STEAMライブラリー「金融経済・投資教育」コンテンツ作成プロジェクト代表、内閣府S I P「スマート物流サービス」プロジェクト研究分担者等。