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Hamilton.jpg  昨年2009年の11月に一粒社ヴォーリズ設計事務所より学院に、「軽井沢にミス・ハミルトンのサマーハウスが現存している」という連絡が入りました。今まで、そのような別荘の存在は知られていませんでしたので、驚きのニュースでした。  

 

 

 

 

 

 

ミス・ハミルトン

 

15代および第17代校長。東洋英和、中興の祖。創立50周年を機に現代にいたる学院の教育機関としての基を築きあげた宣教師の先生。校舎建築をヴォーリズに依頼したのもこの方でした。

 

 

 

 

outlook 1.jpgその別荘がなぜ今になって発見され、しかも東洋英和との関連がわかったのでしょうか?その陰には現在の所有者である山田様の大きなご尽力がありました。別荘を建てようと熱心に研究し軽井沢を見て歩いていた山田様には気になる古い建物があり、「もしやヴォーリズの設計では?」と思い続けていました。そうするうちにその界隈が気に入って隣の土地を購入、一粒社ヴォーリズ設計事務所に設計を依頼し別荘を建てられました。

 

 

 

 

 

stone.jpgその後、隣地も売りに出て買い足された山田様が土地の境界にある石に刻まれた名前と古い登記簿を照合するうちにハミルトンとホルドの存在が浮かび上がり、彼女たちが東洋英和の宣教師であったこと、そしてやはりその建物がヴォーリズの設計であることが判明しました。一粒社ヴォーリズ設計事務所のご縁で学院との連絡が取れ、別荘がミス・ハミルトンとミス・ホルドのものであったことは確実になりました。

 

 

 

 

 

 

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         inside 1.JPGそこで,この8月に学院の史料室と広報のスタッフが別荘を訪問し、見学させていただきました。内部にあった調度品などはすべてなくなり、板壁や床などは傷んでいましたが、建物の骨組みは驚くほど丈夫なままであり、ヴォーリズらしさの垣間見られる空間でした。緑あふれる閑静な環境と窓から吹き抜けるさわやかな風から、東京の暑さを逃れひと夏を静かに過ごされた宣教師の先生方のつつましくも爽快な生活ぶりが想像できました。

   

 

 

 

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内部を清掃し、崩れた暖炉の外壁の石組みを改修し、別荘ゆかりの方々の写真を飾ってくださるなど、山田様のこの別荘への思い入れは学院にとって大変ありがたいものです。

この場をもちまして厚く御礼申し上げます。

 

    (なお、この場所は非公開となっておりますのでご了承ください)  

 

 

 


 

 

 

 

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帰国後のミス・ハミルトンとミス・ホルド(1967年撮影)。お墓も一緒のお二人は生涯を通じて友情をはぐくみ支えあった仲間でした。

6月19日(土)、東洋英和楓の会は橋本五郎氏講演会を開催いたします。

学院に連なる多くの皆様にご出席いただきたくご案内を申し上げます。

詳細は東洋英和楓の会ホームページのTopicsへ掲載いたしました。こちらをご覧ください。

2010年度 新学期が始まりました - 学院Topics

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sakura tate.jpg桜の花のもと、大学の入学式から学院の新学期が始まりました。

 

今年度は、大学学長に村上陽一郎先生、高等部部長に小林敏先生がご就任となりました。伝統に根ざしながらも、新たな試みの中で時代にかなった歩みを学院が進められるよう、神様に祈りつつ新しい時を迎えます

 

本年度も、保護者の皆様をはじめ学院につらなる皆様のあたたかいご支援ご協力をお願いいたします。


 


             大学入学式


 

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 新たな学びの4年間が始まります


 

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午前に人間科学部、午後に国際社会学部の入学式が行われました

   新入生を先輩たちが迎えます

                                                                                                                       

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 村上陽一郎大学学長による式辞

   2010年度 大学入学式 式辞全文.pdf

                                                                                                                                             
 


  高等部 入学式


                                                                                                                

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        小林 敏高等部部長による式辞

             2010年度 高等部入学・始業式式辞全文.pdf                  

    

 


   2010年度学院各部入学式日程


 

42日(金)

大学入学式

人間科学部

人間科学科

189名入学

 

 

人間科学部

保育子ども学科

106名入学

 

 

国際社会学部

国際社会学科

 149名入学

 

 

 国際社会学部

国際コミュニケーション学科

139名入学

 

 

編入学生

12名編入

43日(土)

大学院入学式

人間科学研究科修士課程

22名入学

 

 

国際協力研究科修士課程

4名入学

 

 

人間科学研究科博士後期課程

2名入学

47日(水)

中学部入学式

 

195名入学

48日(木)

高等部入学式

 

190名進学

49日(金)

小学部入学式

 

80名入学

413日(火)

大学付属

かえで幼稚園

入園式

 

3歳児49名入園

4歳児14名編入

5歳児6名編入

414日(水)

東洋英和幼稚園入園式

 

38名入園

                           

 大学入学式 

  

 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

                         

                                                                                                                                                     

             

学院報「楓園」60号が刊行されました。

       内容をご覧になりたい方はこちらをクリックしてください。 

 http://www.toyoeiwa.ac.jp/kaihoushi/index.html

 

 

「楓園」は年4回発行。東洋英和女学院各部のニュースをお届けしています。

学院各所で配布のほかに、ホームページでもデジタルページメディアにて掲載しています。

2010年度 全学院新年度礼拝が行われました - 学院Topics

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201004zengakuin1.jpg4月16日(金)、小学部講堂において全学院教職員のための礼拝の時が持たれました。東京神学大学学長・本学院評議員の近藤勝彦牧師による「神のものは神に返す教育」と題した説教をうかがいました。新年度に向けて、キリスト教に基づいた人間教育を掲げる本学院が何をめざしていくのか考え、教職員が共に祈る大事な時間となりました。
  
 
 礼拝後は教職員歓迎会において新任者の紹介を行い、新たに学院に携わる方々から今後の抱負を聞きました。
 
 
 
 
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             東京神学大学学長・学院評議員 近藤勝彦牧師による説教
 
 
 
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                     中高部教職員のハンドベル演奏もありました
 
IMGP0598.JPG 創立125周年記念出版物『カナダ婦人宣教師物語』刊行によせて、宣教師に関する史料展示を行っています。『カナダ婦人宣教師物語』執筆にあたり参考とした過去の刊行物や宣教師の先生方の直筆ノート・蔵書などの貴重な史料が並びます。
六本木校地の近くにいらっしゃる際には是非お立ち寄りください。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
展示場所:六本木校地 本部・大学院棟1階ロビー
見学可能な時間:日曜、祝日以外の本部・大学院棟開館時間内
お問い合わせ先:〒106-8507 港区六本木5-14-40
        TEL 03-3583-3166 法人事務局 史料室
 
 

 


                                    展示内容


 

 

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 「敬和会」会報など、『カナダ婦人宣教師物語』のもとになった刊行物が紹介されています

 
 
 
 
 
 
 
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 ミス・ハミルトン、ミス・レーマン、ミス・ドレークの直筆ノート。 内容は成績簿や授業寸評、保育に関する記述などです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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  宣教師の服装、軽井沢・野尻湖と宣教師の関わりなど、トピックスごとの宣教師の紹介です

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ミス・ブラックモアの蔵書。先生のサインやメモが書き込まれています

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 宣教師は日本の中で、どのような地域を訪れたのでしょうか?アルバムや訪問地の記念はがきが並びます
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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 ミス・ブラックモアからミス・ロジャースに世代を越えて託された日本土産の藍染めの布や、カナダ帰国後の宣教師からの手紙も展示されています

 

 

 

 
 
 

 

2010 sotugyou 1.JPG春を間近にしたこの季節、今年も学院では卒業生を送る季節がやってまいりました。今年度は学院創立125周年を迎え今一度建学の精神に立ち返り、いかに「敬神奉仕」の心を学校教育において育み社会の中で活かしていくのか、今後の学院の歩みを考える機会をもちました。卒業される方々、そしてその方々を支え育ててくださったご家族の皆様に心よりお祝い申し上げます。これから後の人生も豊かに歩みを進めていかれることをお祈り申し上げます。

 

 

 

 


                        2009度高等部卒業証書授与式   (写真:中高部写真部撮影)

 


卒業証書授与

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卒業生による答辞

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ロッシーニ「信仰 希望 愛」の合唱

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2009年度をもって佐藤順子高等部部長が退職するにあたり、各部卒業式の中から佐藤先生の式辞をご紹介いたします。長年にわたる学院へのご奉職、誠にありがとうございました 。
 
 

第124回 卒業証書授与式   佐藤順子 高等部部長 式辞全文

 2009年度 東洋英和女学院 高等部卒業式式辞 

高等部部長  佐藤順子
2010319日(金)
                          新マーガレット・クレイグ記念講堂にて
 
 
聖書:コリントの信徒への手紙 一 1231節~137節    
うららかな春のあした、ここに、ご来賓の皆様、保護者の皆様のご臨席のもと、東洋英和女学院第124回卒業証書授与式を執り行うことができますことを、心よりうれしく思います。ご来賓の皆様にはご多忙にも関わらずご列席賜り、お祝いを共にしてくださいますことを御礼申しあげます。また、保護者の皆様には、お嬢様のご卒業を心よりお慶び申し上げます。感慨とお喜びは如何ばかりかとお察し申し上げます。またこれまでに頂戴いたしました学院へのご理解、ご支援に対しまして深く御礼申し上げます。
今お名前が呼ばれた卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。中学部入学式で初めて皆さんに出会い、追分での中1オリエンテーションや野尻での中2夏期学校、高等部では広島・長崎への高二修学旅行や天城での高三修養会などにご一緒して、身近に皆さんと接し、お話をし、共に学ばせて頂いたことを懐かしく思い出しています。皆さんは中学部入学式から高等部の卒業式までの節目節目に式辞を述べさせていただいた、私にとって唯一の学年ということで特に親しみを感じる思い出深い皆さんです。
礼拝から始まり終礼の祈りで終わる毎日の学校生活、学校行事の数々、生徒会活動やクラブ・YWCA活動、ピアノや英会話などの課外教室等、有意義なかけがえのない6年間であったことでしょう。友達や仲間、先生方との交わりや信頼関係、勉強や課題への取り組み等で、大いに充実感や達成感・喜びを味わった時もあれば、後悔や自己嫌悪、苦しみ・悲しみ・失望を味わった時もあったに違いありません。それら一つ一つが今のあなた方と将来のあなた方を作り上げる貴重な体験だったのだと思います。卒業を前にした今の皆さんの心の思いを完全に知ることはできませんが、きっとご両親やおうちの方々へ、先生方や友達、先輩・後輩、用務員さんや警備員さんに至るまで、東洋英和にかかわるすべての方々への「今日までありがとう」と言う感謝の気持ちに違いないと思います。高三修養会の文集や生徒会の「楓」に書かれた皆さんの感想を読んでもそれがよく分かりました。皆さんがそのように感謝できるということを私もうれしく思い神様に感謝しています。
 
さて高等部を巣立ち、もっと自由で広い世界に飛び立とうしている皆さんは、これからどのような人生を送りたいと願っているでしょうか。もちろん皆幸せな人生を望んでいるに違いありません。皆さんの内の何人かの方々とお話をした時に、全員がそれぞれに「私はこの大学でこれを学びたい。私はこうなりたい、このような職業に就きたい。それは『誰かの役に立ちたいから』『何かの役に立つ人生を歩きたいから』」と話してくださったのです。東洋英和の建学の精神である「敬神奉仕」について幾度となく教えられて来たことが、皆さんの心に響いていたのだとうれしくなりました。「人は何かに、誰かに、必要とされることを必要とする」という言葉を読んだことがあります。「必要とする」ということは、必要とされなければ生きてはいけない。それがなくなれば死んだも同然だ、何かに、誰かに必要とされることで、私たち人間は生きていられるということだと思います。人の役に立つことが「生きがい」につながるということでしょう。中1の時にご一緒に学んだマザーテレサの言葉の中にも、「自分が必要ない存在だと感じることは、人にとって一番重い病なのです」というものがありました。重い病は死をもたらすこともあるのです。私たち人間には生きていく上で必要な物はたくさんあります。あったらよい物も数え切れないほどあります。有形無形の様々なものです。その中でも私たちが必要とされて存在していると感じること、自分の人生に意味があると感じること、人の役に立つ自分であると感じられること、それが生きる上で最も必要なこと、真の「生きがい」と言ってもいいのではないでしょうか。
 
しかし私たちが何かに、誰かに必要とされるためにはそれなりのことができなければならない、誰かの役に立つことは、誰にでもできることではないと考えるかもしれません。特別な勉強をして特殊な技術を身につけて、そして必要とされる、そして役に立つと考えて、私には無理、私にはそんな能力も技術もないと落ち込む時もあるかもしれません。
バンクーバーオリンピックが終わって一ヵ月経とうとしていますが、男子フィギュアスケートで日本初のメダル(銅メダル)を獲得した高橋大輔選手のフリーの演技は見事なものでした。1950年代のイタリア映画の名作「道」のテーマ音楽に乗って情感豊かな表現力で観る人に感銘を与えました。高橋選手がどのような考えや思いであの音楽を用いたのか分かりませんが、あの映画から高橋選手自身も勇気と希望を与えられたからではないかと思うのです。私の昔の記憶を確かめようとDVDを買って見て、感動を新たにしました。貧しい家に生まれ育った少し知能の足りない娘ジェルソミーナはザンパノという怪力大道芸人に売り渡されました。ザンパノの芸を引き立てるために太鼓を叩いたり、寸劇をしながら一緒に旅をします。まるで夫婦気取りのザンパノですが、スープさえも作れず美しくもないちょっと変わったジェルソミーナに辛く当たり優しい言葉の一つもありません。粗暴な振る舞いや乱暴な言葉にジェルソミーナはザンパノと一緒にいる意味を感じられず、また美しくも賢くもなく料理もできない自分自身の存在そのものに失望してしまいます。こんな私が生きていて何かの役に立つのだろうか。そのような時に出会った綱渡り芸人の男の言葉が彼女に勇気をあたえたのです。綱渡り芸人はジェルソミーナの存在はきっとザンパノにとって意味があるのだと言うのです。彼は道に落ちている小石を拾い上げ、「何かの本で読んだけれど、どんなものでも何かの役に立つんだ。たとえばこの小石だって役に立つ。私には分からないけれど、どのように役に立つのかは神様だけが知っている。無用のものがあるはずがない。」と言いました。そして「何もできないブスなジェルソミーナだけれど、ザンパノと一緒にいることがザンパノの役に立っているのだよ。」と言うのです。「一緒にいることが役に立っていること。」 これを聞いたジェルソミーナはその小石を手に取ってじっと見つめ、にっこり微笑み大きくうなずいて、「わかった。彼と一緒にいよう。」との決意を表したのです。そして再び自分で選びとった自分の道を歩き始めるのでした。人は「誰かの役に立っている、立った」と感じられる時、人生に生きるだけの値打を感じる、すなわち「生きがい」を感じるのです。ジェルソミーナも生きがいを感じて歩きだしたに違いありません。映画の続きはお話ししないことにします。
「一緒にいることが役に立っていること。」こう綱渡り芸人は言いました。この言葉は真理を伝えていると思います。人の役に立つ、何かの役に立つというと、何かをすることを考えてしまいます。ある行動や行為、ある職についてその仕事をするという行為、それが何かの役に立つことだと考えてしまいます。特別なこと、称賛されること、目立つことをすることが役に立ったことだと勘違いすることもあります。何か役に立つことはないかと動き回って探そうとするかも知れません。しかしこの綱渡り芸人は、何も特別なことをしなくても、何も出来なくてもザンパノと一緒にいること、彼と寄り添って生きること、ジェルソミーナの存在そのもの、それが役に立つということだと教えていてくれます。すなわち神谷美恵子氏がその著書の中で述べているように、「存在は行動に先行する。人間はどういう心で生きているか、そのあり方のほうが行動よりもっと大切なのだ。」ということを彼は伝えたかったのだと思います。
それでは行動に先行する「存在の在り方」とはどのようなものでしょうか。「どういう心」を持った存在なのでしょうか。私はこう思います。神様によって造られ、愛され、生かされている自分の生をまず感謝して喜んで受け止める心、絶対者である神様の前にあって謙虚な心、感受性豊かな心、小さなもの、些細なことを大事にする心、他者を尊重し愛する心、一言で表現するなら「愛の心」、このような心の在り方からおのずと何かの、誰かの役に立つ行動が生まれ出てくるのだと思います。たとえ行動がなくても、その心を持って生きる人からは、優しさと暖かさと公平さと不思議な力がにじみ出て、周囲によい感化を与えるのです。先ほど高橋先生に読んでいただいた聖書の言葉は「愛の讃歌」の一部です。「愛は忍耐強い。愛は情け深い。ねたまない。愛は自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを望み、すべてに耐える。」 このような「愛の心」で生きているなら、あなたを必要とする、あなたに呼びかけるかすかな声を聞き分けることができるに違いありません。そしてその声に応じてあなたらしい方法での愛に満ちた行動が生まれることでしょう。「存在は行動に先行する」とはこのようなことだと思います。
ある人はこの聖書の言葉の「愛」というところに「私」を入れて読みなさいとおっしゃいました。「『私』は忍耐強い。情けぶかい。『私』は自慢せず、高ぶらない。」と続きます。しかし現実はそれとは反対の自分であることに気付きます。その通りでありたい、そうなりたいと誰でも強く思いますし、そうであれば素晴らしいと知っています。私は、ここの「愛」に入れるべき言葉は、「イエス・キリスト」だと教えられて来ました。「『イエス・キリスト』は忍耐強い。情け深い。自慢せず、高ぶらない。礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。不義を喜ばず、真実を喜ぶ。すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。」 イエス・キリストはこのような愛を十字架という形に表して示してくださったのです。どんなに愛の心で生きていたいと願ってもそれができない弱さを持つ私たちを、自らの命を捨ててまでして愛してくださったイエス・キリストの愛があれば、その愛を心にしっかりと受け止めるならば、私たちの心は「愛の心」に変えられていくのではないでしょうか。皆さんの東洋英和での6年間あるいは12年間、14年間の生活で、皆さんの心に満たされてきたもの、それは「イエス・キリストによってあらわされた神様の愛」にほかなりません。この神様の愛が、いつでも、どのような時でも、どこにいても、あなたに向けられていることを教えられて来たのです。どうぞそれを信じて、神様の愛、イエス・キリストの愛を心に満たして、あなたの存在そのものが「愛」となってください。あなたの存在が周囲に明るさ・暖かさ・優しさ・正義・平和などをもたらすものでありますようにと祈ります。この愛の心を持って生き、あなたに何らかの行動を求める呼びかけのかすかな声を聞き逃すことがありませんようにと祈ります。あなたの存在を必要とする声があなたに向けて発せられていることを覚えていてください。
皆さんのこれからの歩みが神様に守られ、祝福されたものとなりますようにとお祈りして、私の式辞とさせていただきます。
 

2009年度学院各部卒業式日程と卒業者数
3月11日(木)
東洋英和幼稚園
 
46名卒業
3月17日(水)
小学部
 
79名卒業
3月17日(水)
中学部
 
190名卒業
3月18日(木)
大学
人間科学部人間科学科 
184名卒業
人間科学部人間福祉学科
124名卒業
国際社会学部国際社会学科
192名卒業
3月19日(金)
かえで幼稚園
 
45名卒業
3月19日(金)
高等部
 
190名卒業
3月20日(土)
大学院
人間科学研究科修士課程
18名修了
 
 
国際協力研究科修士課程
8名修了
 
 
人間科学研究科博士後期課程
(学位授与 
 今年度は0名)

今年度は学院創立125周年、さらに日本プロテスタント宣教150周年にあたります。この記念すべき時に東洋英和女学院は『カナダ婦人宣教師物語』を刊行しました。
『カナダ婦人宣教師物語』では、宣教師の先生方一人ひとりの伝道・教育の業(わざ)に光をあてながら物語が展開されていきます。ミス・カートメルの学院創設にはじまり、それぞれの宣教師の先生方が試練を越えながら、どのようにして東洋英和をかたちづくっていったのか。「敬神奉仕」に生きた宣教師の先生方の魂に迫る物語が誕生しました。
東洋英和につらなる方々をはじめ、一人でも多くの方に読んでいただきたい物語です。

是非ご一読ください。

 

プロフィールにはじまり、たくさんの図版をまじえながら宣教師の先生方の印象深い逸話が語られています。物語形式で読みやすくなっています

 

 

コラムも満載。「カートメル先生の聖書」、「60の英文」、「野尻キャンプサイト誕生」などさまざまな発見があります

 

最後章ではカナダ・メソジスト教会の歴史、東洋英和の女子教育についての論文を掲載。歴史の大きな流れも学べます

 
『カナダ婦人宣教師物語』 販売価格 1冊 1,000円
(郵送ご希望の場合は1冊につき200円送料をいただきます)
【直接ご購入の場合】
六本木校地、横浜校地で直接お買い求めいただけます。
<販売場所>
六本木 史料室・院長室(本部大学院棟)、
各部事務室、生涯学習センター六本木事務室、
ガーネットハウス鳥居坂
 
横浜  大学ブックセンター(紀伊國屋)
【郵送ご希望の場合】
郵送ご希望の方は下記の郵便振替口座へお払込みをお願いいたします。
【払込み先】
 
郵便振替口座 00120―3―685741
加入者名:学校法人東洋英和女学院
購入金額:1冊につき1,200円(書籍代1,000円+送料200円)×希望部数
通信欄に
・『カナダ婦人宣教師物語』購入希望
・「希望部数」「金額」
・卒業生の方は「卒業年」「卒業した部」「旧姓」をご記入ください。
・お差し支えなければ購入理由もご記入ください。
ご依頼人の欄に「住所」「名前」「電話番号」をご記入ください。
 

さる12月4日(金)17:00より全学院クリスマス礼拝が小学部講堂で行われました。全学院礼拝では幼稚園から大学まで、学院の教職員一同が集まって礼拝を守ります。

今年度は日本基督教団新津田沼教会牧師・中高部聖書科非常勤講師でいらっしゃる眞嶋 威先生にお説教をご担当いただき礼拝を執り行いました。
 

 
眞嶋 威先生によるお説教
     
 

礼拝の後はクリスマス祝会が小学部食堂で行われました。
祝会挨拶で池田守男理事長・院長は、小学部の学芸会で歌われていた「分け合おう 僕たちの こころのぬくもりを」という歌の気持ちに感動したことや、中高部の楓祭の今年のテーマが「sympathy」であったことも大変嬉しかったと語り、他者への共感が今こそ必要であると熱く語りました。全教職員によるクリスマスページェントも行われ、歌あり、名演技ありで各部が各パートを担当し、クリスマスを共に祝う時を持ちました。

 
池田守男理事長・院長による挨拶
 
学院みんなでページェント
     
 
受胎告知(大学)
 
   
 
降誕(幼稚園・かえで幼稚園)
   
羊飼いへのお告げ(小学部)    
   
    東方の学者たち(中高部)
   
タガログ語による「きよしこの夜」(法人事務局)    
 
皆様もよきクリスマスと新年をお迎えください