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保育だより 2月号

 
 
   
 

インドのちいさな出版社の絵本作りから感じたこと

 先日、私はベルナールビュッフェ美術館(静岡県駿東郡)でのタラブックスの展覧会に行きました。タラブックスは南インド、チェンナイにある出版社で社員50人にも満たないちいさな会社です。大変美しい手作りの絵本を数多く作り出し、様々な絵本賞や児童文学賞を受賞しています。(私はこの展覧会で初めてこの出版社について知りました)本をシルクスクリーンという技法で一枚一枚手刷りし、一冊ずつ手作業で製本しているというから驚きです。シルクスクリーンでは一色ずつしか刷れないので本によっては1ページ仕上げるために80回刷っては乾かすという作業を繰り返すそうです。展覧会でその一冊を買ってきましたが、色鮮やかで紙質も温かみがあり、インクの匂いがしました。
 なぜタラブックスはこのような方法で本を作っているのでしょうか。この出版社が絵本を作ってきた経緯やハンドメイド本を作ることになった偶然はここでは説明しませんが、タラブックスについて書かれた本の中に印象的なことばがありましたので紹介します。

〜なにもかもが手軽にすぐに手に入る現代は便利だ。私たちはすっかりそれに慣らされてしまって最近はそれが当然のようになってしまっている。時間を重ねることでしかわからない愛着や言葉にしがたい感情や出来事があることを実は多くの人が知っている。どれだけすべてが素早く、便利になっても、そこで節約された時間は、果たして豊かなひと時にはまわされない。〜

〜彼らに特別なことがあるとすれば、それが誰かの手に渡り、もしかして人生を変える一冊になるかもしれないという本の力を日々、誠実に信じて仕事をしていること〜

〜誰もが美しい宝物を持っている。それを引き出して本にするのが私たちの仕事です。
                                    (タラブックス代表ギータ・ヴォルフ)〜
        『タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本を作る』野瀬奈津子編(玄光社)より

タラブックスの本に心を寄せて語られたことばを読み、私はかえでの生活と重ね合わせ、子どもたちの生活の中で大切なことは・・?子どもと関る私たちが大切にするべき思いとは・・?と考えさせられました。
                                                    (永瀬真澄)

「神のなされることは皆その時にかなって美しい。神はまた人の心に永遠を思う思いを授けられた。」(口語訳聖書 伝道の書3章11節)