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保育だより 6月号

 
 
   
 

「子どもの時」をたのしむ

石井桃子という児童文学作家をご存知ですか?「クマのプーさん」「ちいさなうさこちゃん」「ピーターラビットのおはなし」などの翻訳、著書には絵本「ちいさなねこ」「くいしんぼうのはなこさん」「ありこのおつかい」等、翻訳、著書を合わせて200冊以上あります。石井桃子氏は101歳で亡くなられましたが、今年は生誕110年として記念のリーフレットが発売され、催しなどが企画されています。
 「石井桃子のことば」(新潮社)の巻頭にこのようなことばが書かれています


子どもたちよ 
子ども時代をしっかりとたのしんでください。
おとなになってから老人になってから
あなたを支えてくれるのは
子ども時代の「あなた」です      石井桃子 2001年7月18日

2001年に杉並区立中央図書館で開催された「石井桃子展」にご本人から寄せられたことばです。聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
このことばは「子どもたちよ」と子どもに向かって呼びかけられていますが、私はこのことばを聞くと子どもといっしょに過ごす大人としての有り様を問いかけられていると感じます。私たちは子どもの生涯を支えることになる「子ども時代」に出会うひとりの人として、たのしさの共感者でいたいです。
年少組の4月、5月、子どもは笑って、泣いて、遊んで、甘えて、駄々をこねて、怒って、ちょっと我慢しての繰り返しでした。保育者も保護者の方もそんな子どもといっしょに笑って、抱き上げて、追いかけて、叱って、どうしたら子どもたちが安心できるかと試行錯誤した毎日でした。そのような時、庭で夢中になって泥だんごを作ったり、汗をいっぱいかいておにごっこをしている年中組・年長組の子どもたちの姿に見通しを与えられ、生まれてからこれまでの毎日が子どもの時をたのしむ基盤になっていると感じます。
先日訪ねて来てくださった卒業生のお母様が「幼稚園の生活があったから何があっても大丈夫って思える」とおっしゃっていました。それぞれのペースでしっかりたのしんでいる子ども時代の価値を思い、ご一緒に育んでいきましょう。
「何よりもまず、神の国と神の義を求めなさい。そうすれば、これらのものはみな 加えて与えられる。」
マタイによる福音書6章33節         

                                                 永瀬 真澄