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東洋英和女学院大学付属 かえで幼稚園
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保育だより 9月号

 
 
   
 

信頼に応えて

庭にとぶトンボと、草むらの虫の声に、季節が秋へと移りかわっていることを感じます。暑さの厳しい夏でありましたし、天候が荒れることの多い夏でもありました。災害による犠牲者とそのご家族、不自由な生活をされている方々のことを思い、祈らずにはいられません。
 その中、私どもは花火(夕涼み会のプログラム)を雨により2度延期し、そして追分へのキャンプを台風10号の影響により中止することを決めざるを得ませんでした。
 追分キャンプ中止をめぐってのことを、年中・年少の保護者の方々にも知っていていただいた上で今後に向かっていきたいと思い、ここに報告させていただきます。
 追分キャンプの中止は、子どもたちのいのちを預かるものとして安全を最優先にしての選択でした。また子どもをキャンプに出すことに多少とも不安のある保護者にさらに大きな不安を残して出かけることはしてはいけないと考えての決断でした。天候のことは仕方がないことであり、出した決定はその時点での最善であったと思えます。しかし、追分キャンプを見通して、多くの目に見えるものと目に見えないものの準備を重ねた子どもたち・保護者の方々のことを思うと、私自身の心の奥の痛みがなかなか消えないのも正直なところです。
 私のこれからすべきことは、その思いを忘れず覚えながら、まずは子どもと共に、「残念だったけれども、仕方ない。これからまた素敵なことがある」と希望をもって前に向かっていくことだと思います。そのように感じ合えるような充実した園生活を、また今年ならではの体験を、先生たちとチームになって創り出していこうと思っています。その一歩として計画した9月5日〜6日の幼稚園での宿泊キャンプ(ようちえんキャンプ)が、天候に恵まれ、楽しさいっぱいの、恵まれたプログラムとなったことを感謝しています。(9月2日のデイキャンプも、一人ひとりが心弾ませて過ごした嬉しい時でした。)
 もう一方で、私のすべきことは保護者の方々との信頼の関係をなお大切にすることです。このたび、様々な思いを呑み込みながら穏やかに園の決定を受けとめて下さっていたことには心から感謝でした。ここから先が肝心であると思います。その信頼に応えて、子どもの成長の時に必要な生活や体験を支え、ゆたかな教育をし、お一人おひとりと喜びを共有共感していきたいと思います。願わくは卒業の時に、「とても幸せな幼稚園の時であった」と思っていただけるようでありたいです。
  私どもは今回のことをふまえ、キャンプのみならず、様々な園の行事の概要、説明会や面談の持ち方、安全に対する配慮と対策、等をあらためて見直し、確認検討しています。
 さあ、夏をくぐりぬけた子どもたちの成長が楽しみです。
 遊びも友だちとの輪も広がりを見せる時でしょう。生活の力もなお深まっていくでしょう。そうあるよう願い、子どもの心の声を聞きながら、日々を大切に関わっていきます。
 2学期も、どうぞよろしくお願いいたします。

 <聖書のみことば>
       『わたしたち一人一人に、恵みが与えられています』
                                      エフェソの信徒への手紙4:7


                                                              大漉 知子