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保育だより 5月号

 
 
   
 

こども − ことば − おとな

若葉の季節となりました。少なからず変化のあった4月は、お一人お一人にとってどのような時でしたか?子どもも大人も少しずつ新しい生活に馴染み始めたところでのゴールデンウィ−クは、良い休息の時・『間(ま)』となることでしょう。

  キリスト教保育連盟の2019年度主題は「ことばに満たされて 〜ひびきあう〜」です。「ことば」にはとても広く深い意味があります。キリスト教を信じる者にとっては、「ことば」と言うとまず、聖書に示されている神さまの「みことば」を思います。そして子どもに関わる者としては、「ことば」と言うと、子どもが表情やしぐさやまなざしをもって伝えようとする「わたしはここにいます」「こうしたいです」という存在や気持ちの表現と、それを受けて返す大人(自分自身)の応えを思います。子どもは気持ちを聴きとめられ、目と目を合わせてほほえみを返され、ことばを与えられた時に、心に基本的な信頼感を育んでいきます。このことがどれだけ大事なことかは、赤ちゃんの時から今日までを最も近くで過ごしていらした保護者には実感できることでしょう。それはとても幸せなひびきあいです。

  一方、子どもは大泣きして「いやー」と言うこともあります。(または黙ることで気持ちを表現する時もあります)これも「ことば」です。「その姿をもなお愛おしい」と感じられる余裕はなかなかもてるものではありません。傍らにいる大人は、とまどい、不安になり、そして悲しみや怒りを覚え、声を荒げたり、無視をしてしまうこともあります。無理もないこと・・・・でも、その繰り返しにはならないようにと願うものです。多くの場合、泣いたり「いやー」と訴えたり黙ったりは、子どもが自立していく途上で必要な依存や反抗であり、「私をわかって」のサインです。もっと言えば「ママ(パパ・せんせい)大好き」のことばです。とても親しい相手であるからこそ、「ことば」をぶつけて受けとめてもらおうとするのです。心の内をよく聴いて、受け止めたいと思います。

 もちろん、子どもとの生活には、待たせたりがまんをさせたりなど大人がきちんと教えなくてはならないこともあります。そのような時には、険しく大きな声をあげたり、たくさんのことばを重ねるのでは無く、「怒らず譲らない」向き合い方をしましょう。子どもとの関わりにおいても、ひと呼吸の『間(ま)』が大切です。 祈りながら、子どもに「だいじょうぶ」という安心を与えることばをご一緒に携えていきましょう。

―聖書より―
「あなたの御言葉は、私の道の光 私の歩みを照らす灯」詩編119編105節  
 
                              大漉 知子