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東洋英和女学院大学付属 かえで幼稚園
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保育だより 9月号

 
 
   
 

『動』の時を支える『静』の時

夏期保育に続いて、年長組の2泊3日の追分キャンプが無事に守られ、豊かで和やかな時を過ごせたことを心より感謝します。

 夏をくぐりぬけた子どもたちに出会い、体だけでなく心が大きくなったことを感じさせられます。(別なことばを使いますと、心の余地やひだが少し増していることを見て取ることができます。)遊びに取り組む落ち着いた姿と、子どもと大人・子ども同士の対話がなお生まれています。それは、長いお休みを経ての再会だからということだけではなく、家庭での休息(クールダウン)の時間があったからとも言えるでしょう。
 子どもの前に向かうエネルギーは素敵です。「どうしてこんなにひとつのことにじっくりと夢中になれるのだろう?」「どこまで疲れを知らずに動いていられるのだろう?」と思わされます。保育の中では、子どもがそのエネルギーを上手に出して『楽しい』と感じながら遊びや遊びの中での学びに注ぎこんでいけるようにと願い、保育者は環境を整え、共感し、必要な導きをします。
 その『動』の時間の一方で、『静』の時間が大切です。木陰のベンチで休む時、ほっとお茶を飲む時、ひとりになる時、礼拝や絵本のお話を聞く時、そして祈る時・・・子どもはその時間に、次に向かう力をためています。気持ちを休めたり回復させたりもします。

 今年のキャンプでは、二日目の散策とお昼ごはんの後の40分ほどのひととき、それぞれのグループの部屋(子ども5、6人とグループマザーの教師のベッドルーム)で、『ごろごろタイム』と称して静かに過ごすことをしてみました。ベッドでひと眠りする子どももいましたし、そういう友だちを気遣って、声をひそめてごそごそと折り紙をしたり絵を描いたり絵本を見て過ごす子どももいました。なかまとの生活が嬉しくて嬉しくて、やや興奮し張り切り続けていた子どもたちにとって、その時間はとても良く、その後の時間がなお穏やかに楽しく過ごせていました。体と心にとってクールダウンの間(ま)の大切さを、ここでもあらためて確認しました。

 秋の保育の中、躍動と静まりとのめりはりを大事にし、一人ひとりの健康と、遊びの楽しさと、人との関わりを支えていきます。
さらに、私は思います。かえでの子どもたちの安定と集中力を支えているのは、日々の家庭での安らぎの時間があるからだということを・・・・。2学期も祈りを合わせながらご家庭と共に子どもたちの育ちの道を歩ませて下さい。


       「主はわたしを青草の原に休ませ 憩いの水のほとりに伴い 魂を生き返らせてくださる」

                                        詩編23編2節3節


                                                                 大漉知子