科目コード GSC0100600
科目名 開発教育特論
英文科目名 Development Education
担当者 湯本 浩之
単位数 2.0
配当年次 1年



テーマ・内容
<テーマ>
 「国際協力から生まれた『開発教育』の理念と実践」
<内 容>
 今日の地球社会や地域社会は、開発・環境・平和・人権・文化などに関する地球的規模の問題群に直面している。こうした諸問題の改善や解決に向けては、各国政府や国連機関等をはじめ、NGOなどの市民組織による国際協力や海外援助等の諸活動が展開され、その是非や賛否が常に論じられてきた。
 本講では、1960年代頃から欧米の開発NGOなどによって始められ、特に開発NGOの自国内活動の支柱となってきた「開発教育」に焦点を当てて、欧米や日本での歴史的展開や今日的状況などについて概観する。
 また、90年代以降、日本のNGO活動をはじめ、学校教育や社会教育の現場、あるいは国際交流・国際理解の各種事業の中で実践されてきた開発教育の参加型学習教材を実際に紹介しながら、開発教育や参加型学習の理念や実践を体験的に理解することを目標とする。
授業計画
<事業計画(例)>
第1回 ガイダンス:授業の内容・すすめ方について
第2回 開発問題と開発教育の歴史と現状
第3回 開発教育と地球的課題Ⅰ(①ミレニアム開発目標 ②貧困)
第4回 開発教育教材Ⅰ(「貿易ゲーム」)
第5回 開発教育と地球的課題Ⅱ(③環境 ④食と農)
第6回 開発教育教材Ⅱ(「“地球にやさしい”って何だろう?」)
第7回 開発教育の実践と展開(①学校 ②地域 ③国際協力)
第8回 開発教育教材Ⅲ(「“援助”する前に考えよう!①)
第9回 開発教育教材Ⅳ(「“援助”する前に考えよう!②)
第10回 国際協力と開発教育Ⅰ(①開発と援助の歴史 ②開発プロジェクトの類型)
第11回 国際協力と開発教育Ⅱ(③参加型開発 ④PRA/PLA)
第12回 国際協力と開発教育Ⅲ(⑤日本のNGOの事例から)
第13回 国際協力と開発教育Ⅳ(⑥日本の開発教育 ⑦総合学習とESD)
第14回 国際協力と開発教育Ⅴ(⑧参加型学習 ⑨アクション・リサーチ)
第15回 これからの国際協力と開発教育

<備考>
1)授業の内容やすすめ方については、履修者の関心や経験などを考慮して、初回の授業時に改めて検討し決定したい。
2)教科書については、授業の内容に応じて初回時に決定するが、その候補となる書籍を別欄に例示しておく。
3)授業は、講義や演習の形式のみならず、特に教材体験の際には、グループワークやワークショップの形式で進めたい。ただし、履修者の人数によっては、グループワークやワークショップが成立しない場合もあるので、その際は、授業計画の一部を変更することがある。
教科書
1. 『開発教育-持続可能な世界のために』 田中治彦・編 学文社 2008
2. 『国際協力と開発教育-「援助」の近未来を探る』 田中治彦 明石書店 2008
参考書
1. 『地域から描くこれからの開発教育』 山西優二・他編 新評論 2008
2. 『参加型開発による地域づくりの方法-PRA実践ハンドブック』 S・クマール 明石書店 2008
3. 『開発教育№54-特集:参加型開発と参加型学習』 「開発教育」編集委員会 明石書店 2007
4. 『NGO発展の軌跡-国際協力NGOの発展とその専門性』 重田康博 明石書店 2005
5. 『開発教育ってなあに?開発教育Q&A集』 開発教育協会 開発教育協会 2004
6. 『参加型学習で世界を感じる-開発教育実践ハンドブック』 湯本浩之・他編 開発教育協会 2003
7. 『内発的発展と教育-人間主体の社会変革とNGOの地平』 江原裕美・編 新評論 2003
成績評価の方法・基準
授業への参加度(発表・議論・ワークショップ等への参加)および最終レポートの内容を総合的に評価する。
要望・注意
参考URL
1.(特活)開発教育協会日本の開発教育NGO。
2.DEA英国の開発教育の全国ネットワーク組織。
3.DEEEP欧州の開発教育推進ネットワーク組織。
ファイル
画像
備考